論理回路Ⅰ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 論理回路Ⅰ
科目番号 4099 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 情報工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ディジタル回路演習ノート 浅井秀樹著 コロナ社
担当教員 堂込 一秀

到達目標

コンピュータのハードウェアの基本となる論理回路のうち、特に組み合わせ回路の動作を説明できる。また簡単な組み合わせ回路の設計ができる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
任意の基数で加減乗除ができる。任意の基数間で変換と加減乗除ができる。任意の基数間で変換ができる。2進数の加減乗除ができる。基数変換ができない。
論理関数の計算と簡単化ができる。任意の論理関数の計算と簡単化ができる。基本的な論理関数を計算できる。限られた変数のカルノー図を用いた簡単化ができる。基本的な論理関数が計算できない。
基本的な組み合わせ回路の解析と設計ができる。基本的な組み合わせ回路の動作を説明できる。基本的な組み合わせ回路を設計できる。基本的な組み合わせ回路の動作を説明できる。基本的な組み合わせ回路の動作を説明できない。

学科の到達目標項目との関係

本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
コンピュータのハードウェアの基本となる論理回路のうち、特に組み合わせ回路の解析と設計に必要な基礎知識を獲得する。
授業の進め方・方法:
基本的に教科書にそって授業を進める。必要に応じて演習を行う。
注意点:
ブール代数の理解には公理系の考え方が必要になるので慣れておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 基数変換と演算 任意の基数間の変換ができる。任意の基数が混在した加減乗除の演算ができる。
2週 基数変換と演算 補数を用いた演算ができる。
3週 論理演算とブール代数 論理関数と真理値表の関係を説明できる。
4週 論理演算とブール代数 論理関数をゲート回路で表せる。またその逆ができる。
5週 論理演算とブール代数 論理関数を加法標準形と乗法標準形で表せる。
6週 論理演算とブール代数 カルノー図を用いて論理関数を簡単化できる。
7週 演習 ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
8週 中間試験 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
2ndQ
9週 論理演算とブール代数 カルノー図を用いて多変数の論理関数を簡単化できる。
10週 論理演算とブール代数 ゲート回路の構造を説明できる。
11週 組合せ回路 デコーダの構造を説明できる。デコーダを設計できる。
12週 組合せ回路 マルチプレクサとデマルチプレクサの構造を説明できる。マルチプレクサとデマルチプレクサを設計できる。
13週 組合せ回路 算術演算回路の構造を説明できる。算術演算回路を設計できる。
14週 演習 ここまでの学習内容に関わる質問に解答できる。
15週 試験答案の返却・解説 試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

評価割合

試験 課題態度合計
総合評価割合60400100
専門的能力60400100