サイバーセキュリティ

科目基礎情報

学校 鹿児島工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 サイバーセキュリティ
科目番号 4128 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 情報工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 〔教科書〕「マスタリングTCP/IP入門編第6版」,井上直也ら共著,オーム社
〔参考書・補助教材〕情報処理技術者試験過去問題,情報処理安全確保支援士試験過去問題
  「情報セキュリティ読本六訂版」,情報処理推進機構,実教出版
担当教員 入江 智和

到達目標

情報系学科卒業生に社会が期待する一段階高いサイバーセキュリティについての素養を習得すること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1サイバーセキュリティの概念を詳細に説明できるサイバーセキュリティの概念を大まかに説明できるサイバーセキュリティの概念を説明できない
評価項目2サイバーセキュリティ関係技術を実装できるサイバーセキュリティ関係技術を使用できるサイバーセキュリティ関係技術を使用できない

学科の到達目標項目との関係

教育プログラムの学習・教育到達目標 3-3 説明 閉じる
本科(準学士課程)の学習・教育到達目標 3-c 説明 閉じる

教育方法等

概要:
この科目では大きく分けて前半でサイバーセキュリティに関する知識を、後半でサイバーセキュリティに関する技術的な素養を修得する。
授業の進め方・方法:
注意点:
1回の授業につき,自学自習(80分)が必要である。特に後半の内容は4i情報ネットワークの修得程度を前提に進めるので、留意しておくこと。公平を期するため、期末試験直前の授業以後から期末試験直後の授業までは個別の質疑には応じないので留意すること。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1. ガイダンス
2. 情報系学科卒業生が持つべきモラル
情報系学科卒業生が持つべきモラルを説明できる
2週 3. サイバーセキュリティの基本 CIA+ARANやRASISについて説明できる
情報資産や脅威、リスク、インシデントについて説明できる
リスクアセスメントについて説明できる
3週 3. サイバーセキュリティの基本
4週 3. サイバーセキュリティの基本
5週 3. サイバーセキュリティの基本
6週 4. 認証・認可 認証と認可について説明できる
認証プロトコルについて説明できる
パスワードの管理方式について説明できる
UNIXファイルシステムにおける認可を意図した通り設定できる
7週 4. 認証・認可
8週 4. 認証・認可
2ndQ
9週 4. 認証・認可
10週 5. 暗号化 共通鍵暗号方式と公開鍵暗号方式、ハイブリッド暗号方式を説明できる
OSI参照モデルと暗号化の関係を説明できる
11週 6. TLS/SSL TLS/SSLについて説明できる
12週 7. 電子証明書・電子署名 電子証明書と電子署名について説明できる
改ざん検知の原理について説明できる
PKIについて説明できる
13週 7. 電子証明書・電子署名
14週 7. 電子証明書・電子署名
15週 試験答案の返却・解説
8. マルウェア
各試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
マルウェアとその危険性を説明できる
マルウェア対策ソフトの特徴を説明できる
16週
後期
3rdQ
1週 7. 電子証明書・電子署名
2週 7. 電子証明書・電子署名
3週 9. コンテンツフィルタ コンテンツフィルタについて説明できる
ドメイン名キャッチアップについて説明できる
4週 10. 無線LAN 無線LANの危険性を説明できる
5週 11. ファイアウォール ファイアウォールの方式を説明できる
ファイアウォールの通過・遮断のルールを記述できる
6週 11. ファイアウォール
7週 11. ファイアウォール
8週 11. ファイアウォール
4thQ
9週 12. NAT/NAPT NAT/NAPTの方式を説明できる
NAT/NAPTを介した通信の流れを説明できる
10週 12. NAT/NAPT
11週 13. 攻撃 代表的な攻撃手法について説明できる
12週 13. 攻撃
13週 13. 攻撃
14週 13. 攻撃
15週 試験答案の返却・解説 各試験において間違えた部分を自分の課題として把握する(非評価項目)。
16週

評価割合

期末試験その他合計
総合評価割合5050100
専門的能力5050100
分野横断的能力000