到達目標
本科目では、オペレーティングシステム(以下OS)の機能と構造について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | コンピュータシステムとオペレーティングシステムの概念、構成、実現方法を説明できる。 | オペレーティングシステムの概念を説明できる。 | オペレーティングシステムの概念を説明できない。 |
評価項目2 | ネットワーク通信の概念、方法を説明できる。 | ネットワーク通信の概念について説明できる。 | ネットワーク通信の概念について説明できない。 |
評価項目3 | セキュリティの概念、方法を説明できる。 | セキュリティの概念を説明できる | セキュリティの概念を説明できない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
この科目は、企業でサイバーセキュリティを担当していた教員が、その経験を活かし講義形式で授業を行うものである。
本科目を修得した場合、OSを理解する基礎となる。
授業の進め方・方法:
本科目においては、OSの基本機能と、より高度なサービスを提供するサブシステムに分けて講義をおこなう。
学生はこれらの各部分に確実な理解が求められる。理解の確認に関しては、期末試験ならびに中間試験を実施して行うものとする。
注意点:
講義内容を習得するために、毎回、予習や演習問題等の課題を含む復習として80分以上の自学自習が必要である。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
OSとは |
OSの概念を説明できる。
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2週 |
実行管理 - 実行主体、実行状態 |
実行主体、実行状態について説明できる。
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3週 |
実行管理 - 割込み |
割込みについて説明できる。
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4週 |
実行管理 - スケジューリング |
スケジューリングについて説明できる。
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5週 |
ファイルシステム の機能と名前空間 |
ファイルシステムの機能、名前空間について説明できる。
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6週 |
ファイルシステムの内容領域管理と耐故障性 |
ファイルシステムの不整合、ジャーナリングについて 説明できる。
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7週 |
ファイルシステムの保存、削除、復元 |
ファイルシステムの保存、削除、復元について 説明できる。
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8週 |
ネットワーク - OSI参照モデル |
OSI参照モデルについて説明できる。
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2ndQ |
9週 |
ネットワーク - TCP/IP |
TCP/IPについて説明できる。
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10週 |
ネットワーク - ルーティング |
ルーティングについて説明できる。
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11週 |
ネットワーク - プロトコル |
プロトコルについて説明できる。
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12週 |
ネットワーク - 名前解決 |
名前解決について説明できる。
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13週 |
ネットワーク - HTTP |
HTTPについて説明できる。
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14週 |
ネットワーク - パケット解析 |
簡単なパケットを解析できる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
暗号 - 古典暗号 |
古典暗号について説明できる。
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2週 |
暗号 - 現代の暗号 |
共通鍵暗号、公開鍵暗号、鍵配送問題について 説明できる。
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3週 |
認証 - ハッシュとデジタル署名 |
ハッシュとデジタル署名について説明できる。
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4週 |
認証 - 証明書と公開鍵基盤 |
証明書と公開鍵基盤について説明できる。
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5週 |
公開鍵認証 |
公開鍵認証を実施できる。
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6週 |
保護 |
保護について説明できる。
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7週 |
アクセス制御 |
アクセス制御について説明できる。
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8週 |
脆弱性 |
脆弱性について説明できる。
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4thQ |
9週 |
脆弱性評価 |
脆弱性の評価について説明できる。
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10週 |
セキュリティ - 機密性、完全性、可用性 |
機密性、完全性、可用性について説明できる。
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11週 |
セキュリティリスク |
リスクについて説明できる。
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12週 |
ログ |
ログについて説明できる。
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13週 |
ログ解析 |
ログを解析することができる。
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14週 |
構成と事例 |
運用と管理、様々なOSの事例について説明できる。
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15週 |
試験答案の返却・解説 |
試験において間違った部分を自分の課題として把握する。
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16週 |
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評価割合
| 試験 | 態度 | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 20 | 100 |
専門的能力 | 80 | 0 | 20 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 |