| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 標準的な到達レベルに加え、独自に調査した事例等から新たな視点を見出し、意見を纏めることができる。 | 電磁気学の法則の発見からコンピュータならびにインターネットの誕生までの歴史について学習し、それらの発見、発明ならびに新しい技術が社会に与える影響について議論できる。 | 電磁気学の法則とコンピュータやインターネット等の技術との関連性を説明できない。 |
評価項目2 | 標準的な到達レベルに加え、独自に調査した事例等から新たな視点を見出し、意見を纏めることができる。 | EMCの概要を学習し、その歴史と技術革新が進む中で社会的になぜ必要な技術なのか議論できる。 | EMCを説明できない。またEMC技術と社会との関連性を説明できない。 |
評価項目3 | 標準的な到達レベルに加え、独自に調査した事例等から新たな視点を見出し、意見を纏めることができる。 | グローバル化による社会の変化が日本の企業や技術者にもたらす影響とその功罪について地球的及び地域的視点から意見をまとめ、論じることができる。
技術者が担っている社会的責任の問題について自分の問題として捉え、意見をまとめ発表・議論することができる。 | グローバル化が日本の企業や技術者にもたらす影響について、意見をまとめることができない。また、技術者が担っている社会的責任を自らの問題として十分にとらえることができない。 |
評価項目4 | 標準的な到達レベルに加え、独自に調査した事例等から新たな視点を見出し、意見を纏めることができる。 | 1970年代から現在までの日本の電子産業の推移について学習し、繁栄・衰退の原因について、地球的規模での社会との関連性の視点をもって分析・考察ができる。
イノベーション理論の概要を学習し、「破壊的イノベーション」の考え方で、電子産業等の変化を分析し、これからのものづくり産業のあり方を議論できる。 | 日本の電子産業の繁栄・衰退の状況を分析し、説明することができない。また、イノベーションが単なる技術革新ではないことを、説明できない。 |
評価項目5 | 標準的な到達レベルに加え、独自に調査した事例等から新たな視点を見出し、意見を纏めることができる。 | 福島第一原発事故の国内での報道と欧州メディアからの情報を見比べ、日本と欧州の価値観の違いが何に根ざすかを理解して説明できる。その理解を踏まえて、社会的圧力の中で技術者の良心をどのように守ることができるかを議論できる。 | 日本と欧州の価値観の違いが何に根ざすかを説明できない |