機械製図学

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 機械製図学
科目番号 2107 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義・実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 自作資料(パワーポイント)、機械設計法(森北出版)、機械実用便覧(日本機械学会)、初心者のための機械製図 第3版(森北出版)
担当教員 眞喜志 隆,儀保 健太

到達目標

機械部品の設計法(応力評価・機械要素)を学び、設計者として設計内容を第三者に伝達する手法を習得する。機械要素の寸法を理論と実際の両方から決定できるきための基礎的な能力を身につける。ボルト・ナット・軸継手・歯車製図・各種の機械要素の設計と製図を行わせることで、標準的な機械要素の規格の意義やその設計基準を学ぶ。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安(優)標準的な到達レベルの目安(良)未到達レベルの目安(可)
機械製図の基礎を学ぶ機械要素が機械システムの中で使用される状況を理解することができる. 精度を有する面に対し,はめあい・公差・表面性状を機械要素を加工することを想定し適切な値を参照し,製図法に則って記入することができる.コーナーR,斜面もしくは面取り,部分断面,判断面など,機械要素の3次元形状を想像することができる.与えられた未完成の図面に対し,不足する三面図,寸法,各種補助線を製図法に則って,補う事ができる. 上述の事が与えられた時間内に,素早く,適切に描くことができる.形状寸法,断面の破線,中心線を製図法に則って記入することが与えられた時間内に記入することができる.
部材に発生する応力、材料の許容応力による評価法を習得する設計の基礎になる力学を理解し、公式を導くことができ、基本問題および応用問題を解くことができる。設計の基礎になる力学を理解し、公式を参照しながら、基本問題および応用問題を解くことができる。設計の基礎になる力学を理解し、公式を参照しながら、基本問題を解くことができる。
標準的な機械要素(ネジ、キー、軸、歯車、軸受けなど)の設計基準を習得する標準的な機械要素の基礎知識を理解し、公式を導くことができ、基本問題および応用問題を解くことができる。標準的な機械要素の基礎知識を理解し、公式を参照しながら、基本問題および応用問題を解くことができる。標準的な機械要素の基礎知識を理解し、公式を参照しながら、基本問題を解くことができる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
製図演習および設計の基礎についての講義を行う。適宜演習を実施し、強度評価や設計についての理解を深める。
授業の進め方・方法:
前期は製図を中心として授業を行う。後期は設計の基礎を講義する。極力実際の設計にて陥りやすい例を取り上げて説明を補強する。加えて計算演習を多用することで、講義内容の理解を深める。後期については、講義のノート提出を求める場合がある。
注意点:
この科目の主たる関連科目は、1年機械設計基礎学Ⅰ、3年材料力学設計Ⅱ、4年総合構造設計である。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.機械設計基礎学からの引き続きで、歯車製図を行い歯車について理解する
2週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.機械設計基礎学からの引き続きで、歯車製図を行い歯車について理解する
3週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.面取りのある図面の製図を行い、面取りについて理解する
4週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.面取りのある図面の製図を行い、面取りについて理解する
5週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.座ぐりのある図面の製図を行い、座ぐりについて理解する
6週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.座ぐりのある図面の製図を行い、座ぐりについて理解する
7週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.一部が拡大されている図面の製図を行、倍尺・縮尺について理解する
8週 中間試験として製図課題を課す 面取り・座ぐり、穴あけが必要な図面の製図を行い知識の定着を図る
2ndQ
9週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.組み合わせ断面図の製図を行い、断面図の見方を理解する
10週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.組み合わせ断面図の製図を行い、断面図の見方を理解する
11週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.組み合わせ断面図の製図を行い、断面図の見方を理解する
12週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.穴あけ・拡大・断面図の必要な製図を行う
13週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.穴あけ・拡大・断面図の必要な製図を行い、機械図面の描き方を修得する
14週 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法を学ぶ 概ねA4用紙1枚程度の分量の図面を正確に描けるようにできる.穴あけ・拡大・断面図の必要な製図を行い、機械図面の描き方を修得する
15週 期末試験として製図課題を課す 教科書第4,5章における寸法,倍尺,面取り,累進,鏡像の省略,半断面,加工穴,ねじ穴,ざぐり,部分拡大などの製図法の知識を定着させる
16週
後期
3rdQ
1週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
実用部品(機械要素)のスケッチを行い、スケッチから三面図を作成する。スケッチの技法を習得する
2週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
実用部品(機械要素)のスケッチを行い、スケッチから三面図を作成する。スケッチの技法を習得する
3週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
実用部品(機械要素)のスケッチを行い、スケッチから三面図を作成する。スケッチの技法を習得する
4週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
実用部品(機械要素)のスケッチを行い、スケッチから三面図を作成する。スケッチの技法を習得する
5週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記すことで機械図面の描き方を修得する
6週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記すことで機械図面の描き方を修得する
7週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記すことで機械図面の描き方を修得する.
8週 中間試験として製図課題を課す スケッチ図の作成と不足寸法に関して製図課題を出題し、知識を定着させる
4thQ
9週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
表面性状の記入が必要な三面図を作成し、機械図面の描き方を修得する.
10週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
表面性状の記入が必要な三面図を作成し、機械図面の描き方を修得する.
11週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
表面性状の記入が必要な三面図を作成し、機械図面の描き方を修得する.
12週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
機械要素(フランジ継手)の三面図を作成し、機械製図の描き方を修得する。
13週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
機械要素(フランジ継手)の三面図を作成し、機械製図の描き方を修得する。
14週 製図演習
適当な機械要素に不足する三面図,寸法を描く.側面・平面図の必要性を理解し,製図法に則った寸法を記す.
機械要素(フランジ継手)の三面図を作成し、機械製図の描き方を修得する。
15週 期末試験として製図課題を課す スケッチ・不足寸法の記入・表面性状の指示を中心に試験を行い、知識の定着を行う
16週

評価割合

試験課題合計
総合評価割合6040100
基礎的能力302050
専門的能力302050
分野横断的能力000