機械系分野 > 熱流体

学習内容の到達目標
流体の性質(熱流体)
流体の定義と力学的な取り扱い方を理解し、適用できる。
流体の性質を表す各種物理量の定義と単位を理解し、適用できる。
圧縮性流体と非圧縮性流体の違いを説明できる。
ニュートンの粘性法則、ニュートン流体、非ニュートン流体を説明できる。
流体の静力学(熱流体)
絶対圧力およびゲージ圧力を説明できる。
パスカルの原理を説明できる。
液柱計やマノメーターを用いた圧力計測について問題を解くことができる。
平面や曲面に作用する全圧力および圧力中心を計算できる。
物体に作用する浮力を計算できる。
流体の動力学(熱流体)
定常流と非定常流の違いを説明できる。
流線と流管の定義を説明できる。
質量保存則と連続の式を説明できる。
連続の式を理解し、諸問題の流速と流量を計算できる。
オイラーの運動方程式を説明できる。
ベルヌーイの式を理解し、流体の諸問題に適用できる。
ピトー管、ベンチュリー管、オリフィスを用いた流量や流速の測定原理を説明できる。
運動量の法則を理解し、流体が物体に及ぼす力を計算できる。
管路内の流れ(熱流体)
層流と乱流の違いを説明できる。
レイノルズ数と臨界レイノルズ数を理解し、流れの状態に適用できる。
円管内層流および円管内乱流の速度分布を説明できる。
ハーゲン・ポアズイユの法則を説明できる。
ダルシー・ワイスバッハの式を用いて管摩擦損失を計算できる。
ムーディー線図を用いて管摩擦係数を求めることができる。
抗力と揚力(熱流体)
境界層、はく離、後流など、流れの中に置かれた物体の周りで生じる現象を説明できる。
流れの中の物体に作用する抗力および揚力について説明できる。
抗力について理解し、抗力係数を用いて抗力を計算できる。
揚力について理解し、揚力係数を用いて揚力を計算できる。
熱力学の基礎(熱流体)
熱力学で用いられる各種物理量の定義と単位を説明できる。
閉じた系と開いた系、系の平衡、状態量などの意味を説明できる。
熱力学の第一法則(熱流体)
熱力学の第一法則を説明できる。
閉じた系と開いた系について、エネルギー式を用いて、熱、仕事、内部エネルギー、エンタルピーを計算できる。
閉じた系および開いた系が外界にする仕事をp-V線図で説明できる。
理想気体の性質と状態変化(熱流体)
理想気体の圧力、体積、温度の関係を、状態方程式を用いて説明できる。
定積比熱、定圧比熱、比熱比および気体定数の相互関係を説明できる。
内部エネルギーやエンタルピーの変化量と温度の関係を説明できる。
等圧変化、等積変化、等温変化、断熱変化、ポリトロープ変化の意味を理解し、状態量、熱、仕事を計算できる。
熱力学の第二法則(熱流体)
熱力学の第二法則を説明できる。
サイクルの意味を理解し、熱機関の熱効率を計算できる。
カルノーサイクルの状態変化を理解し、熱効率を計算できる。
エントロピーの定義を理解し、可逆変化および不可逆変化におけるエントロピーの変化を説明できる。
固体、液体および理想気体におけるエントロピーの変化量を計算できる。
サイクルをT-s線図で表現できる。
熱の有効エネルギーを説明できる。
蒸気の性質(熱流体)
水の等圧蒸発過程を説明できる。
飽和蒸気、湿り蒸気、過熱蒸気の状態量を計算できる。
蒸気の状態量を蒸気表および蒸気線図から読み取ることができる。
伝熱の基礎(熱流体)
伝熱の基本形態を理解し、各形態における伝熱機構を説明できる。
伝導伝熱(熱流体)
フーリエの法則および熱伝導率を説明できる。
平板および多層平板の定常熱伝導について、熱流束、温度分布、熱抵抗を計算できる。
対流を伴う平板の定常熱伝導について、熱流束、温度分布、熱通過率を計算できる。
対流熱伝達(熱流体)
ニュートンの冷却法則および熱伝達率を説明できる。
自然対流と強制対流、層流と乱流、温度境界層と速度境界層、局所熱伝達率と平均熱伝達率を説明できる。
平板に沿う流れ、円管内の流れ、円管群周りの流れなどについて、熱伝達関係式を用いることができる。
ふく射伝熱(熱流体)
黒体の定義を説明できる。
プランクの法則、ステファン・ボルツマンの法則、ウィーンの変位則を説明できる。
単色ふく射率および全ふく射率を説明できる。