電気電子工学科

　私たちの身の回りにあるAI搭載ロボット，スマートフォンから産業を支えている電力に至るまで，電気電子に関わる製品には，基礎原理として全て電気回路あるいは電子回路の考え方が使われています。これらの回路を設計・実装できるようになることが，電気電子工学科で勉強することの第一の目標です。集積回路やトランジスタなどのデバイスの特性を理解し，機能を実現するための回路を設計することによって，自分が作りたいものを思い通りに作れるだけでなく，物理や化学など他分野の知識も融合させることで，これまでにない革新的な「ものづくり」が可能になります。自動運転する自動車、脳波で動くデバイス、病気を治すマイクロロボットなど未だ実用化できていない技術は沢山あります。
　電気電子工学科は，電気・電子・計測・情報通信分野の技術の発展を通じて人々の豊かな暮らしに貢献することを目的とし，次世代のものづくりにおいて，電気電子工学の知識を応用した設計・開発ができる技術者・研究者を育成することを目標としています。電気電子工学科は，このような人材を育成するため，以下に示す能力を身につける教育を行います。

　（１）電気電子工学を理解するために必要な自然科学の知識と一般教養
　（２）技術に関連する様々な事柄に興味を示して情報収集を行い，活用する能力
　（３）電気電子工学の知識を身につけ，問題を理解・分析する能力
　（４）電気電子工学の知識を応用し，人々の暮らしを豊かにするものを設計・開発できる能力
　（５）他者と協働し，倫理観・責任感を持って業務を遂行する能力