都市環境デザイン工学科

　土木工学科は平成22年度から「都市環境デザイン工学科」に名称変更しました。土木工学は錦江湾ウォーターフロントの整備や、本四連絡橋の架設に見るように、生活環境を整備し、高速道路網を完成するなど、豊かで住みよい街づくりや環境保全の整備を行う技術を学ぶ学問であり、欧米では市民工学（Civil Engineering）として愛称されています。新学科では、このような土木分野に関連した科目を学修するだけでなく、建築分野に関連した科目及び環境バイオ分野に関連した科目も学修することにより、土木・建築・環境バイオ分野の基礎知識の徹底修得を糧として、広範・多岐にわたる専門知識の修得と人間としての倫理観を備えた技術者を育成するとともに、人間と自然環境が共生できる生活空間の整備に理解を深め、グローバルな視野に立った、行動的建設技術者の育成を目指します。

　特に、生活空間の整備は主として国や地方自治体の予算を使って行う公共事業であり、その予算の執行に当たっては、厳正な事業評価がなされることから、それに携わる建設技術者に求められる資質としては、人類のみでなく地球全体に対しても優しく、かつ、あらゆる分野に対しても通ずる広い視野を持つことが要求さ れます。