到達目標
【到達目標】
1. 酸化還元反応を理解しており,化学電池,電気分解の仕組みを説明できる。
2. 無機化合物の性質や特徴を理解している。
3. 有機化合物の性質や特徴を理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 酸化還元反応を理解し,化学電池,電気分解の仕組みを説明でき,実用電池や身近な物質の精製を説明できる。 | 酸化還元反応を理解し,化学電池,電気分解の仕組みが説明できる。 | 酸化還元反応を理解しており,化学電池,電気分解の仕組みを説明できない。 |
評価項目2 | 無機化合物の性質や特徴を理解し,人間生活での関わりがわかる。 | 無機化合物の性質や特徴を理解している。 | 無機化合物の性質や特徴を理解していない。 |
評価項目3 | 有機化合物の性質や特徴を理解し,その構造や命名をすることができる。 | 有機化合物の性質や特徴を理解している。 | 有機化合物の性質や特徴を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
物質の変化(酸化還元反応の例や応用)について学んだうえで,実際の無機・有機物質の性質や変化を系統的に整理して理解する。また,物質を構成する粒子間の結合様式について学び,個々の物質の示す性質との関係を理解する。これらの学習を通じて,技術者に要求される科学的思考力を養うとともに,化学がわれわれの生活に深く関わっていることを理解していく。
授業の進め方・方法:
教科書に準じて進めていき、講義だけでなく演習を取り入れながら進めていく。
注意点:
試験の成績75%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を25%の割合で総合的に評価する。学期毎の評価は中間と期末の各期間の評価の平均,学年の評価は前学期と後学期の評価の平均とする。なお,後学期中間の評価は前学期中間,前学期末,後学期中間の各期間の評価の平均とする。
技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化と還元 |
酸化・還元の定義について理解する。また,酸化数について理解し,その変化から酸か還元か判断することができる。
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2週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化剤と還元剤 |
酸化剤と還元剤について理解し,酸化還元反応を化学反応式で表すことができる。
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3週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化剤と還元剤 |
酸化還元反応の量的関係について理解し,計算することができる。
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4週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:金属の酸化還元反応 |
金属のイオン化傾向について理解する。
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5週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化還元反応の利用 |
電池の仕組みについて理解し,代表的な電池について説明できる。
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6週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化還元反応の利用 |
電気分解での各電極で起こる反応について理解する。
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7週 |
1. 物質の変化 酸化還元反応:酸化還元反応の利用 |
電気分解の量的関係について計算することができる。
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8週 |
1. 物質の変化 化学反応とエネルギー:化学反応と熱 |
化学反応に伴う熱の出入りについて理解し,熱化学方程式を用いて現すことができる。
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2ndQ |
9週 |
1. 物質の変化 化学反応とエネルギー:化学反応と熱 |
反応熱の種類について理解する。
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10週 |
1. 物質の変化 化学反応とエネルギー:化学反応と熱 |
ヘスの法則について理解し,それを用いて熱を求めることができる。
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11週 |
2. 無機物質 非金属元素
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元素の分類と周期表について復習をし,水素や希ガス元素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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12週 |
2. 無機物質 非金属元素 |
ハロゲン元素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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13週 |
2. 無機物質 非金属元素 |
酸素・硫黄の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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14週 |
2. 無機物質 非金属元素 |
窒素・リンの単体や化合物の性質や変化について理解する。
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15週 |
2. 無機物質 非金属元素 |
炭素・ケイ素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
2. 無機物質 金属元素(Ⅰ) |
アルカリ金属元素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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2週 |
2. 無機物質 金属元素(Ⅰ) |
2族元素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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3週 |
2. 無機物質 金属元素(Ⅰ) |
アルミニウム・亜鉛の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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4週 |
2. 無機物質 金属元素(Ⅰ) |
スズ・鉛の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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5週 |
2. 無機物質 金属元素(Ⅱ) |
遷移元素の単体や化合物の性質や変化について理解する。
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6週 |
3.有機化合物 有機化合物の分類と分析 |
有機化合物の特徴と分類,構造について理解する。
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7週 |
3.有機化合物 有機化合物の分類と分析 |
有機化合物の分析について理解し,分子式・組成式を決定することができる。
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8週 |
3.有機化合物 脂肪族炭化水素 |
飽和炭化水素(アルカン)の構造・性質について理解し,記述することができる。
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4thQ |
9週 |
3.有機化合物 脂肪族炭化水素 |
飽和炭化水素(アルカン)の構造・性質について理解し,記述することができる。
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10週 |
3.有機化合物 脂肪族炭化水素 |
不飽和炭化水素(アルケン)の構造・性質について理解し,記述することができる。
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11週 |
3.有機化合物 脂肪族炭化水素 |
不飽和炭化水素(アルキン)の構造・性質について理解し,記述することができる。
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12週 |
3.有機化合物 アルコールと関連化合物 |
アルコールの構造・分類・性質について理解し,記述することができる。
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13週 |
3.有機化合物 アルコールと関連化合物 |
アルコールの構造・分類・性質について理解し,記述することができる。また,エーテルの構造について理解する。
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14週 |
3.有機化合物 アルコールと関連化合物 |
アルデヒド・ケトンの構造・性質について理解し,記述することができる。
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15週 |
3.有機化合物 アルコールと関連化合物 |
脂肪族カルボン酸・エステルの構造・性質について理解し,記述することができる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 小テスト | 課題 | レホート | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 75 | 10 | 10 | 5 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 10 | 10 | 5 | 0 | 95 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 5 |