Course Objectives
1.人間行動の背後にある、心理的メカニズムを考えられるようになる(心理学的な問題意識の獲得)
2.基礎的な心理現象について知る(心理学的知識を得る)
3.主体的な授業参加を通じて、学習項目への理解を深める
Rubric
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1
心理学に関する基礎知識の習得 | 代表的な心理現象、重要概念など学習項目についての知識が内部で整理・体系化されており、それらを自分の言葉で的確に説明することができる。 | 代表的な心理現象、重要概念について、大まかに理解ができており、当該項目の名称を答えたり、その内容を正しく説明する記述を選ぶことができる。 | 代表的な心理現象、重要概念の名称や内容について知らない、理解できていない。 |
評価項目2
授業への主体的参加 | 実験・ディスカッション等の課題に積極的に参加できている。自発的に質問したり、意見を述べる。注意深く仕上げられた課題を提出する。 | 授業内で行う実験・ディスカッション等に参加する。課題を提出する。 | 授業内で行う実験・ディスカッション等にまじめに参加しない。課題を提出しない。 |
評価項目3
心理学的な問題意識の獲得 | 授業内で取り上げた事象だけでなく、自分の専門分野や日常生活に引きつけて問題を発見し、心理学的に考察することができる | 授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができる | 授業内で取り上げた心理現象について、メカニズムを説明することができない |
Assigned Department Objectives
到達目標 A 2
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JABEE b
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Teaching Method
Outline:
心理学とはどんな学問だろうか。私たちの心にまつわる謎は、病や性格に関するものだけではない。たとえば、苦労して覚えたことを忘れてしまうのはなぜだろうか。注意していても、交通事故や医療ミスはなかなか防ぐことができない。世の中には道を覚えるのが得意な人がいる一方で、方向音痴の人たちもいるのはなぜなのか。何かを見聞きしたり、考えたり、といった何気ない行動の裏側ではいつも、私たちの心にあるプログラムが働いており、こうした謎の答えもそこにあると考えられる。本講義では「行動科学としての心理学」という視点に立ち、私たちの様々な行動について、心理学的に理解するための方法や基礎知識について解説する(1~8回)。また、後半(9回~15回)では特に日常生活や産業と関わりの深い、応用的な研究事例についても取り上げていく。受講学生はこれらを通じて、「心理学的に考える」ことのアウトラインをつかみ、専門分野における学びや将来的に就く仕事の中で役立ててほしい。
Style:
各回ごとに定めたテーマについて、スライドと配付資料を用いて基本的な概念・現象の解説を行う。また、関連する実験や心理検査を実体験する機会を多く設けるので、受講生はそれらの課題に積極的に取り組むことで、理解を深めてほしい。授業終わりに作成するミニレポート(コメントペーパー)を通じて、学習内容の整理と知識の定着を図ることにも務めてほしい。
Notice:
注意事項:この授業は、半期で完結。前・後期に同様の内容を実施。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
イントロダクション:心理学とはどのような学問か? |
心理学が向き合う研究テーマ・領域の拡がりと研究手法について理解する。
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2nd |
知覚 |
視覚の基礎メカニズム、知覚の恒常性と情報処理パラダイムについて理解する。
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3rd |
記憶① |
記憶の基礎的なメカニズムについて理解する。
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4th |
記憶② |
記憶の実践的な運用、学習場面での活用法について理解する。
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5th |
イメージ |
イメージの機能と性質について理解する。
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6th |
注意 |
注意の機能と性質について理解する。
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7th |
社会と心理① |
同調、傍観者効果など、集団心理の基礎的な現象について理解する。
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8th |
社会と心理② |
リーダーシップと組織の心理について理解する。
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2nd Quarter |
9th |
ビジネスの心理学 |
説得技法(セールステクニック)と広告をめぐる心理現象を理解する。
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10th |
視線の心理学 |
視線(眼球運動)の測定方法と研究事例について知る。
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11th |
犯罪捜査と心理学 |
プロファイリング、目撃証言、虚偽検出(ウソ発見)等の、犯罪捜査における心理学の活用について知る。
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12th |
ものづくりと心理学 |
ユーザビリティ、官能評価等、 製品開発における心理学の活用について知る。
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13th |
ヒューマンエラーの心理学 |
交通事故、医療ミスの生起メカニズムと対策について理解する。
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14th |
ストレスとメンタルヘルス |
代表的なストレス反応とその検査法、コーピング手法について理解する。
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15th |
期末試験 |
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16th |
答案返却など |
試験講評と解説を行う
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Evaluation Method and Weight (%)
| 試験 | 課題 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | Total |
Subtotal | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 70 | 30 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |