プログラミングの基礎を学び、エンジニアとして必要不可欠なコンピュータのしくみや利用方法を実習をとおして理解する。C言語の演習では、プログラミングとして基本的な文法とデータ構造を理解し、計算課題を解くプログラムを自作できるようにする。また、文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトを利用して、基本的な文書やレポート、グラフ、スライドが作成できるようにする。
概要:
本科目では、情報リテラシとしてのコンピュータの仕組みや利用方法、セキュリティ、プログラミングの基礎、アプリケーションソフトウェアの利用方法などを実習を通して理解し、エンジニアとして活用できるようにすることを目標としている。
授業の進め方・方法:
コンピュータ演習室において授業を行い、授業内容の説明とコンピュータを用いた実習にて授業を進める。実験や研究などに際し基本的な文書やレポート、グラフ、スライドが作成できるよう、情報リテラシとして文書作成ソフトや表計算ソフト、プレゼンテーションソフトについて実習を行う。また、プログラミングの実習として、プログラミング言語にC言語を用い、基本的な文法やデータ構造を理解するとともに、与えられた課題を解決するためのプログラムの作成や改良を行う。予習:各週の授業を受けるにあたって、前週の授業内容からの継続も多いことから、前週と今週の繋がりを把握しておくこと。復習:次週への備えとして、今週の内容について理解しておくこと。
注意点:
演習室の利用方法や利用マナーを確認し授業に臨むこと。コンピュータやネットワークの基本操作方法とプログラミングの基礎は、全学生が必要な素養のひとつであり、論理的な思考やその表現は多くの専門科目、卒業研究等に関連する。そのため、コンピュータやネットワークの原理や利用技術について、毎回の授業内容に対する理解を積み重ね習得すること。
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。 | 3 | |
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | |
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。 | 2 | |
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。 | 2 | |
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。 | 2 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 機械系分野 | 情報処理 | プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。 | 4 | |
定数と変数を説明できる。 | 4 | |
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。 | 4 | |
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。 | 4 | |
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。 | 4 | |
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。 | 4 | |
条件判断プログラムを作成できる。 | 4 | |
繰り返し処理プログラムを作成できる。 | 4 | |
一次元配列を使ったプログラムを作成できる。 | 3 | |