総合セミナー

科目基礎情報

学校 仙台高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 総合セミナー
科目番号 0165 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 野呂 秀太,石川 信幸,佐藤 一志,伊藤 昌彦,北島 宏之,濱西 伸治,永弘 進一郎,高橋 学,奥村 真彦,渡辺 隆,本郷 哲,鈴木 勝彦

到達目標

関連論文の要旨まとめ、あるいは、与えられた課題の調査、研究・実験などを行い、これらについて発表・討論ができること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1関連論文の要旨まとめや与えられた課題の調査、研究・実験などを十分に行い、これらについて発 表・討論が適切にできること。関連論文の要旨まとめや与えられた課題の調査、研究・実験などを行い、これらについて発 表・討論ができること。関連論文の要旨まとめや与えられた課題の調査、研究・実験などができない。
評価項目2
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 3 社会的課題の解決に向けて自ら考え取り組むための高いエンジニアリングデザイン能力を身に付けること。
JABEE C1 日本語 により、記述・ 発表・討論する能力
JABEE E1 自主的・継続的に新しい工業技術を学習する能力

教育方法等

概要:
配属された研究室において、5年次に行われる卒業研究への導入と基礎事項について習得する。研究室では、勉強会等を通じて関連論文の購読や与えられた課題の調査研究、実験などについて個人指導を行う。後期には本セミナーで行った内容をまとめ、学科内発表会で発表する。
授業の進め方・方法:
5年次に行われる卒業研究への導入と基礎事項の習得ため、各研究室に少人数で配属する。各研究室において関連論文の購読、与えられた課題の調査研究、実験などについて個人指導が行われる。後期には本セミナーで行った内容をまとめ、学科内発表会で発表する。
事前学習(予習):毎回の授業前までに,授業で行う内容と意義を考えて整理しておくこと.
事後学習(復習):毎回の授業後に,授業で学んだことを振り返り,今後へ活かす方法を考えること。
注意点:
5年次の卒業研究への導入となることを意識し、未知なる分野へ自ら積極的に取り組むこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 研究室配属に関するガイダンス 研究について理解できる。
2週 研究室配属の決定 各研究室の専門や分野について理解できる。各研究室に数人ずつ配属される。
3週 実施課題についてのガイダンス 各研究室において教員の指導により行う文献購読、実験、設計などについて理解できる。一つの課題に一人から数人で取り組む。実施課題については指導教員と十分に相談して決定する。
4週    〃    〃
5週 実施課題について各自取り組む。 前期,後期を通じて、実施した課題によって、以下のいずれかの目標を達成すること。
6週    〃 1)文献購読
卒業研究に関連する論文及び参考文献を購読し内容について調査、検討、討論等をした結果を要約し、第三者に伝えることができる。
7週    〃 2)実験、設計など
指導の下にシステム設計や実験などを行い、その結果を整理して発表することができる。
8週    〃    〃
2ndQ
9週    〃    〃
10週    〃    〃
11週    〃    〃
12週    〃    〃
13週    〃    〃
14週    〃    〃
15週    〃    〃
16週    〃    〃
後期
3rdQ
1週 高専祭専門展示の準備 高専祭専門展示について内容を理解できる。
2週 高専祭専門展示 高専祭専門展示を運営できる。
3週 各自の課題への取り組みを深める。 課題への取り組みを進め、前期,後期を通じて、実施した課題によって、上記1)もしくは2)の目標を達成すること。
4週    〃    〃
5週    〃    〃
6週    〃    〃
7週    〃    〃
8週    〃    〃
4thQ
9週    〃    〃
10週 報告書の作成 課題への取り組みの成果を報告書にまとめることができる。
11週    〃    〃
12週    〃    〃
13週    〃    〃
14週    〃    〃
15週    〃    〃
16週 発表 総合セミナー発表会で発表することができる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法)物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。3
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。3
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。3
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。3
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。3
情報リテラシー情報リテラシー情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。3
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。1
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。4
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。4
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。4
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3
他者の意見を聞き合意形成することができる。3
合意形成のために会話を成立させることができる。3
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。4
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。3
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。3
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。3
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。3
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。3
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる3
複数の情報を整理・構造化できる。3
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。3
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。3
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。3
事実をもとに論理や考察を展開できる。3
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。3
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。4
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。3
目標の実現に向けて計画ができる。3
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。3
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。3
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。3
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。3
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。3
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。3
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。3
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。3
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている3
法令やルールを遵守した行動をとれる。3
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。3
技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を認識し、技術者が社会に負っている責任を挙げることができる。3

評価割合

成果報告書発表合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力0000000
専門的能力600000060
分野横断的能力2020000040