到達目標
以下の各要素についての到達度を成績評価の基準とする.
1.世界史の正確な知識を得たか。
2.歴史の因果関係を論理的に説明する能力が身についたか。
3.多様な文化や価値観への関心・理解が深まったか。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 世界史の知識に関する問題を正確に答えられる | 世界史の知識に関する問題をおおよそ正確に答えられる | 世界史の知識に関する問題をほとんど正確に答えられない |
評価項目2 | 歴史の因果関係を十分説明できる | 歴史の因果関係をやや説明できる | 歴史の因果関係のごく一部しか説明できない |
評価項目3 | 多様な文化・価値観に対して、深い関心と理解をもつ | 多様な文化・価値観に対して、やや関心と理解をもつ | 多様な文化・価値観に対して、ほとんど関心と理解をもたない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
『愚者は経験から学び、賢者は歴史から学ぶ』『愛の反対は憎しみではなく無関心』歴史を学ぶ目的は、現代社会(=無数の他者から成る世界)について関心をもち、知識と理解と深めることにある。よって、この授業の到達目標を以下に定める。
1.近現代の世界史を学ぶ。
2.歴史用語の暗記に留まることなく、歴史の大きな流れ(因果関係)を論理的に説明する能力を習得する。
3.現代の多様な国家・民族・文化および価値観について関心と理解を深める。
授業の進め方・方法:
教科書・資料集・プリントを用いた講義形式で行なう。具体的なアドバイスは次の通り。
(1)予習・復習は大切
(2)受講者の疑問に即して授業を進める(だからどんどん発言しよう)
(3)毎日ニュースをチェックして時事問題を知る
注意点:
関連する書籍や映画を紹介するのでできるだけ触れてほしい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
イントロダクション |
世界の多様性を知る。
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2週 |
ヨーロッパ世界の拡大、ヨーロッパ諸国の海外進出 |
世界史におけるヨーロッパの活動の意味を知る。
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3週 |
ルネサンスと宗教改革、主権国家体制の形成 |
世界史における宗教の位置付けを知る。
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4週 |
重商主義と啓蒙専制主義 |
世界史の学習を通じて経済を知る。
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5週 |
科学革命と近代的世界観 |
世界史における近代の意味について知る。
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6週 |
産業革命 |
世界史の学習を通じて工業の役割を知る。
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7週 |
アメリカ独立革命 |
アメリカ史の学習を通じて「権利」の意義を知る。
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8週 |
中間試験 |
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2ndQ |
9週 |
フランス革命とナポレオン |
フランス史の学習を通じて「人権」の意義を知る。
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10週 |
ウィーン体制、ヨーロッパの再編と新統一国家の誕生 |
19世紀以降の歴史の学習を通じて民族主義について知る。
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11週 |
南北アメリカの発展 |
南北アメリカ史を通じて、「植民地」について知見を得る。
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12週 |
オスマン帝国支配と西アジア地域 |
西アジア地域について、現代の諸問題への知見を得る。
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13週 |
南アジア・東南アジアの植民地化 |
アジア地域について、現代の諸問題への知見を得る。
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14週 |
清朝の動揺とヨーロッパの進出 |
清と西洋の関係史を学習し、現代中国への知見を得る。
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15週 |
日本の開国と明治維新 |
日本と西洋の関係史を学習し、日本史についても理解を深める。
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16週 |
期末試験 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
帝国主義と欧米列強の展開 |
近現代世界における西洋諸国の活動の意味を知る。
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2週 |
アジア諸国の改革とアジア・アフリカ地域の民族運動 |
アジア・アフリカ世界の民族運動を学習し、現代の諸問題への知見を得る。
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3週 |
第一次世界大戦とロシア革命 |
第一次世界大戦が西洋世界に与えた影響を知る。
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4週 |
ヴェルサイユ体制 |
第二次世界大戦に至る歴史的文脈を知る。
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5週 |
世界恐慌とファシズム |
恐慌の衝撃を知る。また、ファシズムについて正確に理解する。
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6週 |
第二次世界大戦 |
第二次世界大戦について、基礎知識を得る。
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7週 |
戦後世界秩序の形成とアジア諸国の独立 |
戦後世界について、日本の位置付けも踏まえながら学ぶ。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
米ソ冷戦と西欧・日本の経済復興 |
冷戦について正確に知る。日本現代史についても理解を深める。
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10週 |
第三世界の台頭と米ソの歩み寄り |
第三世界について正確に理解する。
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11週 |
石油危機と世界経済の再編 |
現代史の学習を通じて、経済について知る。
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12週 |
社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展 |
社会主義世界について正確に知る。現代の世界について理解を深める。
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13週 |
途上国の民主化と独裁政権の動揺 |
民主主義や独裁について理解を深める。
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14週 |
地域紛争の激化と深刻化する貧困 |
戦争や紛争について改めて学ぶ。
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15週 |
現代文明の諸相―科学技術、情報技術革命と生命科学、環境保護、思想と文化 |
世界史を学ぶ意味について再考する。
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16週 |
期末試験 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 中間試験 | 期末試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 200 | 200 | 100 | 500 |
前期 | 100 | 100 | 50 | 250 |
後期 | 100 | 100 | 50 | 250 |