到達目標
【到達目標】
1.アミノ酸・タンパク質を理解している。 2.酵素の構造,酵素-基質複合体を理解している。
3.酵素の性質を理解している。
4.金属イオン,補酵素を例示し,補欠因子及び水溶性ビタミンとの関係を理解している。
5.酵素反応の定量的な取扱いを含め,酵素の触媒機構を理解している。
6.酵素の利用分野,工業的な使用方法について理解している。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 代表的な酵素の構造や酵素-基質複合体を詳しく説明できる。 | アミノ酸,タンパク質,酵素の構造,酵素-基質複合体を理解している。 | アミノ酸,タンパク質,酵素の構造,酵素-基質複合体を理解していない。 |
評価項目2 | 代表的な酵素の性質,補酵素や補欠因子の働き,水溶性ビタミンとの関係を詳しく説明できる。 | 酵素の性質,補酵素や補欠因子の働き,水溶性ビタミンとの関係を理解している。 | 酵素の性質,補酵素や補欠因子の働き,水溶性ビタミンとの関係を理解していない。 |
評価項目3 | 酵素反応の阻害形式を判定,動力学定数の求め方を理解している。 | 酵素反応の定量的な取扱い,動力学定数を理解している。 | 酵素反応の定量的な取扱い,動力学定数を理解していない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
近年,生体触媒である酵素は様々な分野で利用されるに至っている。本講義では,アミノ酸,タンパク質などの基礎を確認し,酵素の構造や触媒作用・機構などを理解し,酵素を効果的に利用するための専門知識を学ぶ。
授業の進め方・方法:
教科書・配布プリントをもとに,授業計画のとおり講義を行う。
注意点:
試験の成績を80%,平素の学習状況等(課題・小テスト・レポート等を含む)を20%の割合で総合的に評価する。学年の評価は後学期中間と後学期末の評価の平均とする。技術者が身につけるべき専門基礎として,到達目標に対する達成度を試験等において評価する。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
アミノ酸・タンパク質[1-2]:アミノ酸,タンパク質について学ぶ。 |
アミノ酸の種類,一般的性質,表記法,酸-塩基解離を説明できる。
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2週 |
アミノ酸・タンパク質[1-2]:アミノ酸,タンパク質について学ぶ。 |
タンパク質の共有結合,1次から4次構造,立体構造を説明できる。
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3週 |
酵素の構造[3-4]:酵素の構造,酵素-基質複合体について学ぶ。 |
酵素の構造,活性部位を理解している。
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4週 |
酵素の構造[3-4]:酵素の構造,酵素-基質複合体について学ぶ。 |
酵素-基質複合体を理解している。
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5週 |
酵素の性質[5-6]:酵素の特性,分類,特異性、最適温度、最適pH、基質濃度について学ぶ。 |
酵素の特性,分類,特異性を理解している。
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6週 |
酵素の性質[5-6]:特異性、最適温度、最適pH、基質濃度について学ぶ。 |
酵素の最適温度、最適pH、基質濃度依存性を理解している。
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7週 |
共役因子[7-8]:金属イオン,補酵素,補欠因子及び水溶性ビタミンについて学ぶ。 |
金属イオン,補酵素を理解している。
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8週 |
共役因子[7-8]:金属イオン,補酵素,補欠因子及び水溶性ビタミンについて学ぶ。 |
補欠因子,水溶性ビタミン理解している。
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4thQ |
9週 |
触媒機構[9-12]:酵素反応の定量的な取扱いを含め,酵素の触媒機構について学ぶ。 |
ミカエリス-メンテンの反応式,反応速度,動力学定数を理解している。
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10週 |
触媒機構[9-12]:酵素反応の定量的な取扱いを含め,酵素の触媒機構について学ぶ。 |
動力学定数を図上で求める方法を理解し,算出できる。
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11週 |
触媒機構[9-12]:酵素反応の定量的な取扱いを含め,酵素の触媒機構について学ぶ。 |
酵素反応の阻害,阻害形式,阻害定数を理解している。
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12週 |
触媒機構[9-12]:酵素反応の定量的な取扱いを含め,酵素の触媒機構について学ぶ。 |
酵素反応の阻害形式を図上で判別し,阻害定数を算出できる。
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13週 |
利用分野[13-15]:酵素の利用分野,工業的な使用方法について学ぶ。 |
バイオテクノロジーにおける酵素利用技術の例(三大消化酵素)を説明できる。
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14週 |
利用分野[13-15]:酵素の利用分野,工業的な使用方法について学ぶ。 |
バイオテクノロジーにおける酵素利用技術の例(三大消化酵素)を説明できる。
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15週 |
利用分野[13-15]:固定化酵素の工業的な使用方法について学ぶ。 |
固定化酵素の利用技術の例を説明できる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 課題 | ポートフォリオ | 平素の学習状況 | 合計 |
総合評価割合 | 80 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 100 |
基礎的能力 | 60 | 0 | 0 | 10 | 0 | 10 | 80 |
専門的能力 | 20 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 20 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |