電子工学

Course Information

College Anan College Year 2015
Course Title 電子工学
Course Code 0012 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department 電気電子工学科(平成25年度以前入学生) Student Grade 3rd
Term Second Semester Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 気体エレクトロニクス(コロナ社)/電気磁気学(森北出版)
Instructor

Course Objectives

1.静電気の基礎を説明できる。
2.電磁界中の電子の運動をニュートンの第2法則を用いて解析できる。
3.静電偏向と電磁偏向の原理を説明できる。
4.荷電粒子の加速器の原理を説明できる。
5.熱電子放出現象の物理現象を説明できる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1電荷、電界、電位の物理的意味を理解し、ベクトル演算を用いて導出できる。ガウスの法則を用いて電界を導出できる。電荷、電界、電位の物理的意味を説明できない。
到達目標2電磁界中の電子の運動をニュートンの第2法則を用いて解析できる。電圧、電界、加速度、速度、距離などを計算できる。電圧、電界、加速度、速度、距離などを計算することができない。
到達目標3静電偏向と電磁偏向における電子の二次元的な原理を説明することができる。ベクトルの性質を用いて基礎的な計算ができる。電子や電界や磁界を用いて偏向できることが説明できない。
到達目標4サイクロトロンの原理を説明し、各種物理量を計算できる。サイクロトロンの原理は説明できる。サイクロトロンの原理が説明できない。
到達目標5熱電子放出現象の原理が説明でき、二極間の原理も説明できる。熱電子放出現象まで説明できる。熱電子放出現象の原理も二極間の原理も説明できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
本講義は真空中における電磁界中の電子の運動を解析し、どのような電子機器に応用されているかを説明することを目的とする。エレクトロンの名前の由来から電子の粒子性とド・ブロイの粒子性と波動性の2重性を持つところまでの歴史を述べ、本講義では電子を粒子として取り扱い電磁気学とニュートンの運動方程式を基礎に解析する。
Style:
Notice:
物理学のニュートン方程式・仕事や電磁気学での電界・電位・ガウスの法則などが基礎知識として必要なので十分に理解しておくこと。

Course Plan

Theme Goals
2nd Semester
3rd Quarter
1st 電子の歴史 電子比電荷の測定と電気素量の測定の原理が説明できる。
2nd 電子の歴史 電子の粒子性と波動性の意味が説明できる。
3rd 静電気の基礎 電界と電位、ガウスの法則、ポアソンの方程式が説明できる。
4th 静電気の基礎 電界と電位、ガウスの法則、ポアソンの方程式が説明できる。
5th 電界中の電子の運動 平行平板中における電子の運動を解析ができる。
6th 電界中の電子の運動 平行平板中における電子の運動を解析ができる。
7th 電界中の電子の運動 平行平板中における電子の運動を解析ができる。
8th 後期中間試験
4th Quarter
9th 磁界中の電子の運動 磁界中における電子の運動を解析できる。
10th 静電偏向と電磁偏向 オシロスコープの原理が説明できる。
11th 静電偏向と電磁偏向 電子の比電荷とローレンツ変換が説明できる。
12th 加速器 サイクロトロンの原理が説明できる。
13th 熱電子放出現象 エジソン効果とリチャードソンの式が説明できる。
14th 熱電子放出現象 二極間特性の現象が説明できる。
15th 後期末試験
16th 答案返却

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストレポート・課題発表その他Total
Subtotal8002000100
基礎的能力400100050
専門的能力400100050
分野横断的能力000000