電気回路論

Course Information

College Anan College Year 2015
Course Title 電気回路論
Course Code 0014 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 2
Department 電気電子工学科(平成25年度以前入学生) Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 入門電気回路 基礎編(オーム社)/電気回路論問題演習詳解(電気学会)
Instructor

Course Objectives

1.複素記号法(フェーザ)を用いてベクトル図を作成し、回路解析の諸定理を利用して交流回路の計算ができる。
2.共振回路や結合回路の計算ができる。
3.対称三相交流回路の計算ができる。

Rubric

理想的な到達レベル標準的な到達レベル未到達のレベル
到達目標1回路について、各法則を正しく適用して解析できる。電気回路における電圧、電流、インピーダンス、電力について、フェーザを用いて計算できる。電気回路における電圧、電流、インピーダンス、電力について、フェーザを用いて計算できない。
到達目標2電気回路の各成分において、周波数変化を考慮したベクトル軌跡を書くことができる。電圧、電流、インピーダンス、アドミタンスについてベクトル図を書くことができる。電圧、電流、インピーダンス、アドミタンスについてベクトル図を書くことができない。
到達目標3共振回路のQ値を計算できる。直列共振、並列共振現象について説明することができ、共振周波数を求めることができる。直列共振、並列共振現象について説明することができない。
到達目標4ブリッジ回路などに含まれるコイルにおいて発生する相互誘導現象について解析できる。コイルが2つ設置された場合の相互誘導現象について解析でき、理想変成器について説明できる。コイルが2つ設置された場合の相互誘導現象について解析できない。
到達目標5対称三相回路において、ベクトル図を書き、電圧、電流、電力等の関係について説明できる。対称三相回路の計算ができる。対称三相回路の計算ができない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
この科目では、電気電子工学の基礎となる電気回路論のうち、交流回路の解析法及び回路解析の諸定理について学び、交流回路について理解すると共に、動作解析のための応用力を養うことを目的とする。回路計算に関連する諸定理の有意性を十分に理解すると共に、演習問題を数多く解くことによって、三相回路を含めた交流集中定数回路の動作が確実に計算できる能力を身につける。
Style:
Notice:
2年で学習する電気回路論、数学Bの知識を前提として授業を進めるので、よく復習をしておいてほしい。
また、電気機器工学をはじめとして、授業内容が他の専門科目と密接な関わりをもつ科目であることから、授業で不明な点が出た場合には積極的に質問して、その解決に努めてほしい。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 記号法による交流回路の計算 交流回路をフェーザ表示し、インピーダンス・アドミタンスを計算できる
2nd 記号法による交流回路の計算 合成インピーダンスや分圧・分流を使って計算できる。
3rd 記号法による交流回路の計算 直列回路・並列回路についてフェーザを用いて計算できる。
4th 記号法による交流回路の計算 直列回路・並列回路についてフェーザを用いて計算できる。
5th 記号法による交流回路の計算 交流の皮相電力、有効電力、無効電力、力率について計算できる。
6th 記号法による交流回路の計算 交流の皮相電力、有効電力、無効電力、力率について計算できる。
7th 記号法による交流回路の計算 交流ブリッジの計算ができる。
8th 【前期中間試験】
2nd Quarter
9th 交流回路に関する諸定理 キルヒホッフの法則を用いて交流回路の計算ができる。
10th 交流回路に関する諸定理 キルヒホッフの法則を用いて交流回路の計算ができる。
11th 交流回路に関する諸定理 網目電流法や接点電位法を用いて計算ができる。
12th 交流回路に関する諸定理 網目電流法や接点電位法を用いて計算ができる。
13th 交流回路に関する諸定理 重ね合わせの理、鳳ーテブナンの定理、帆足ーミルマンの定理を理解し、計算できる。
14th ベクトル軌跡 ベクトル軌跡の意味を理解し、R-L回路、R-C回路のベクトル軌跡を記述できる。
15th ベクトル軌跡 ベクトル軌跡の意味を理解し、R-L回路、R-C回路のベクトル軌跡を記述できる。
16th 【前期末試験】
2nd Semester
3rd Quarter
1st 共振回路と相互インダクタンス回路 直列共振回路、並列共振回路が計算できる。
2nd 共振回路と相互インダクタンス回路 直列共振回路、並列共振回路が計算できる。
3rd 共振回路と相互インダクタンス回路 相互誘導を理解し、理想変成器について説明できる
4th 共振回路と相互インダクタンス回路 相互誘導を理解し、理想変成器について説明できる
5th 共振回路と相互インダクタンス回路 相互誘導回路が計算できる
6th 共振回路と相互インダクタンス回路 相互誘導回路が計算できる
7th 共振回路と相互インダクタンス回路 相互誘導回路が計算できる
8th 【後期中間試験】
4th Quarter
9th 三相交流回路 対称三相交流回路の性質を説明し、計算することができる。
10th 三相交流回路 対称三相交流回路の性質を説明し、計算することができる。
11th 三相交流回路 三相電力を計算し、電力ベクトル図を描くことができる。
12th 三相交流回路 三相電力を計算し、電力ベクトル図を描くことができる。
13th 三相交流回路 二相電力法を理解し、電力測定に利用することができる。
14th 三相交流回路 二相電力法を理解し、電力測定に利用することができる。
15th 三相交流回路 二相電力法を理解し、電力測定に利用することができる。
16th 【学年末試験】

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストレポート・課題発表その他Total
Subtotal8000020100
基礎的能力000000
専門的能力8000020100
分野横断的能力000000