到達目標
以下の各項目を到達目標とする.
① 電気の基本的事項(電流と電圧)について理解する.
② 直流回路について理解する.
③ 磁界について理解する.
④ 交流回路について理解する.
⑤ 電磁現象を計算する様々な数学の基礎(複素数、ベクトル)について理解する.
⑥ 磁界の発生について理解する.
岐阜高専ディプロマポリシー:(D)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 電圧と電流について説明し計算できる. | 電圧と電流を説明できる. | 電圧と電流を理解できない。 |
評価項目2 | 直流回路について説明し計算できる. | 直流回路について説明できる. | 直流回路について説明できない. |
評価項目3 | 正弦波交流と各種波形について説明し計算できる. | 正弦波交流と各種波形について説明できる. | 正弦波交流と各種波形について説明できない. |
評価項目4 | 回路の基本素子について説明し計算できる. | 回路の基本素子について説明できる. | 回路の基本素子について説明できない. |
評価項目5 | 共振回路について説明し計算できる. | 共振回路について説明できる. | 共振回路について説明できない. |
評価項目6 | 複素数について計算できる. | 複素数につい説明できる. | 複素数について説明できない. |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
電気を学ぶ上で基本的に知っておかなければならないことをまとめる。直流・交流・波形などについて基本的事項を学ぶ。電気の基本的考え方をみにつけることができる。
授業の進め方・方法:
授業は教科書に沿って進むので、教科書の問題をしっかりと解くと実力がつく。また、電気では通常目に見えないことをあつかうので、この現象は何に似ている、この現象はどのように扱うべき、などと常に考えるとよい。
(事前準備の学習)教科書の予習・復習をしっかりすること。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
基本的な事項をまとめていくが、数学等の知識を要する部分もあるので、分からないことがあれば後回しにせず、その場で質問して解決していくとよい。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
電気とは何か(電子と電圧・電流の実際) |
電気とは何かの意味を知る,電子や電圧・電流についての計算を行う。
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2週 |
直流回路(抵抗の性質、電流のいろいろな性質) |
抵抗の性質を知る。電流のいろいろな作用について知る。
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3週 |
キルヒホッフの法則(ALレベルC) |
キルヒホッフの法則を使い直流回路の問題を解く。
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4週 |
電力とエネルギー |
電圧・電流とエネルギーの関係を知る。
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5週 |
正弦波交流の発生と交流に関する各種用語 |
正弦波交流の発生と交流に関する各種用語を理解する。
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6週 |
正弦波交流のベクトル図示法と交流の大きさと波形 |
交流のベクトルでの表現とその大きさを理解する。
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7週 |
中間のまとめ |
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8週 |
各種回路の素子 |
各種回路の素子について知る。
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2ndQ |
9週 |
基本的回路素子のRとLとCの働き |
基本的回路素子のRとLとCの働きについて知る。
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10週 |
RLC直列回路 |
RLC直列回路を理解する。
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11週 |
直列共振 |
直列共振を理解する。
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12週 |
複素数 |
複素数について理解する。
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13週 |
交流の複素数表現 |
交流の複素数表現について理解する。
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14週 |
期末のまとめ |
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15週 |
まとめ |
これまで電気基礎で学んできた内容をまとめる。
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 電気・電子系分野 | 電気回路 | 電荷と電流、電圧を説明できる。 | 2 | 前1 |
オームの法則を説明し、電流・電圧・抵抗の計算ができる。 | 2 | 前1,前2,前3 |
合成抵抗や分圧・分流の考え方を用いて、直流回路の計算ができる。 | 2 | 前2 |
電力量と電力を説明し、これらを計算できる。 | 2 | 前4,前11 |
正弦波交流の特徴を説明し、周波数や位相などを計算できる。 | 2 | 前5,前6,前13 |
正弦波交流のフェーザ表示を説明できる。 | 1 | |
R、L、C素子における正弦波電圧と電流の関係を説明できる。 | 2 | 前6,前8,前9,前10,前13 |
フェーザ表示を用いて、交流回路の計算ができる。 | 1 | 前13 |
合成インピーダンスや分圧・分流の考え方を用いて、交流回路の計算ができる。 | 1 | 前2 |
直列共振回路と並列共振回路の計算ができる。 | 1 | 前2,前11 |
電磁気 | 電荷及びクーロンの法則を説明でき、点電荷に働く力等を計算できる。 | 1 | 前5 |
コンデンサの直列接続、並列接続を説明し、その合成静電容量を計算できる。 | 1 | 前6,前9 |
電子工学 | 電子の電荷量や質量などの基本性質を説明できる。 | 1 | 前1 |
情報系分野 | その他の学習内容 | オームの法則、キルヒホッフの法則を利用し、直流回路の計算を行うことができる。 | 1 | |
評価割合
| 試験 | 課題 | 合計 |
総合評価割合 | 200 | 30 | 230 |
得点 | 200 | 30 | 230 |