電子制御工学実習Ⅱ

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 電子制御工学実習Ⅱ
科目番号 0033 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 電子制御工学科 対象学年 2
開設期 前期 週時間数 4
教科書/教材 参考教材:塩田泰仁著 「はじめてのメカトロニクス」 森北出版株式会社および配布プリント
担当教員 栗山 嘉文

到達目標

具体的には以下の項目を目標とする。
① 旋盤、フライス盤、ボール盤の基本操作やブレッドボードを用いた回路設計を習得している
② 機械工学に関する実験を行い、実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察ができる
③ 各種計測機器の使い方を理解し、計測できる
④ ものづくりに関わる安全知識の習得なら
びに安全意識とモラルの理解

岐阜高専ディプロマポリシー:(A),(B)および(D)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(実験スキル1)製作において指導教員からの指示を良く聞いた上で,自ら設計・製作をすることができる機械製作において指導教員からの指示を仰ぎながら設計・製作をすることができる指導教員からの指示を理解できず,設計・製作をすることができない(提出物を含む)
評価項目2自ら実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察をする事ができる指導教員からの指示通りに実験の準備、実験装置の操作、実験結果の整理と考察をする事ができる指導教員からの指導を無視する(提出物を含む)
評価項目3(実験スキル2)自ら課題達成のための計測や回路設計を行うことができる指導教員の指示をへて,計測や回路設計を行うことができる指導教員からの指示を理解できず計測や回路設計ができない(提出物を含む)
評価項目4ものづくりに関わる安全知識の習得ならびに安全意識とモラルを遵守できるものづくりに関わる安全知識を理解し,指導教員からの安全意識とモラルに関する指導をされた場合には反省することができるものづくりに関わる安全知識がなく,安全意識とモラルに関する指導をされた場合でも反省することができない(提出物を含む)

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
第1学年で学んだ実習に関する基礎技術に引き続き,第2学年では第1学年では学べなかった技術修得を目標として学習する.
授業の進め方・方法:
1.授業はクラスを6班に分け、下記表の6テーマの実習の内3テーマを割り当て,各5 週ずつ(合計15 週)行なう。
2.実習作業中の問題行動については、随時、指導を行なう。
(事前準備の学習)実習担当教員の指示に従って予習をすること
英語導入計画:Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である

成績評価,進級及び卒業に関する内規 第19 条4 項(別表1)に該当する科目

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 6テーマの内の1テーマを実施(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の基礎を実習
2週 6テーマの内の1テーマを実施(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の基礎を実習
3週 6テーマの内の1テーマを実施(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の基礎を実習
4週 6テーマの内の1テーマを実施(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の基礎を実習
5週 6テーマの内の1テーマを実施(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の基礎を実習
1~5回までの内容をレポートにまとめ,次週までに提出(但し,提出日は都合により変更がある)
6週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の応用を実習
7週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の応用を実習
8週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC)(実験スキル1) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の応用を実習
2ndQ
9週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の応用を実習
10週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の応用を実習
6~10回までの内容をレポートにまとめ,次週までに提出(但し,提出日は都合により変更がある)
11週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の発展を実習
12週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の発展を実習
13週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の発展を実習
14週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の発展を実習
15週 6テーマの内の1テーマを実施,ただし実施済のテーマは行わない(ALのレベルC)(実験スキル2) 機械や測定器の取扱い方を学ぶとともに、電子部品の組立および機器制御の発展を実習
11~15回までの内容をレポートにまとめ,次週までに提出(但し,提出日は都合により変更がある)
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎工学実験技術工学実験技術物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。2
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。2
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。2
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。2
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。2
専門的能力分野別の専門工学機械系分野工作アーク溶接の接合方法とその特徴、アーク溶接の種類、アーク溶接棒を説明できる。2前2
バイトの種類と各部の名称、旋盤の種類と構造を説明できる。2前3
フライスの種類と各部の名称、フライス盤の種類と構造を説明できる。2前3
ドリルの種類と各部の名称、ボール盤の種類と構造を説明できる。2前3
切削工具材料の条件と種類を説明できる。2前4
切削速度、送り量、切込みなどの切削条件を選定できる。2前4
切削のしくみと切りくずの形態、切削による熱の発生、構成刃先を説明できる。2前4
研削加工の原理、円筒研削と平面研削の研削方式を説明できる。2前5
分野別の工学実験・実習能力機械系分野(実験・実習能力)機械系分野(実験・実習能力)実験・実習の目標と心構えを理解し、実践できる。3前1
災害防止と安全確保のためにすべきことを理解し、実践できる。3前1
レポートの作成の仕方を理解し、実践できる。3前1
ノギスの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3前8
マイクロメータの各部の名称、構造、目盛りの読み方、使い方を理解し、計測できる。3前8
ダイヤルゲージ、ハイトゲージ、デプスゲージなどの使い方を理解し、計測できる。2前8
けがき工具を用いてけがき線をかくことができる。3前5
やすりを用いて平面仕上げができる。3前5
ねじ立て工具を用いてねじを切ることができる。3前5
アーク溶接の原理を理解し、アーク溶接機、アーク溶接器具、アーク溶接棒の扱い方を理解し、実践できる。2前2
アーク溶接の基本作業ができる。2前2
旋盤主要部の構造と機能を説明できる。3前6
旋盤の基本操作を習得し、外丸削り、端面削り、段付削り、ねじ切り、テ―パ削り、穴あけ、中ぐりなどの作業ができる。3前6
フライス盤主要部の構造と機能を説明できる。3前7
フライス盤の基本操作を習得し、平面削りや側面削りなどの作業ができる。3前7
ボール盤の基本操作を習得し、穴あけなどの作業ができる。3前7
NC工作機械の特徴と種類、制御の原理、NCの方式、プログラミングの流れを説明できる。2前8
少なくとも一つのNC工作機械について、各部の名称と機能、作業の基本的な流れと操作を理解し、プログラミングと基本作業ができる。2前8

評価割合

実験スキル1および2レポート評価(実験スキル1および2)安全意識とモラル合計
総合評価割合404020100
基礎的能力404020100