概要:
政治経済は高校など後期中等教育における社会科教科の一つであるが、現代社会に生きる技術者が必要とすると考えられる経済的識見を身につけることに重点を置いた構成とする。同時に消費者教育の一環として、クレジットや租税に関する計算能力を養う。
授業の進め方・方法:
授業は板書等による説明を中心に進める分野と、計算機を使い計算演習を行う分野に分かれる。
注意点:
テキストは必要に応じて参照するが、テキストに沿って授業を進めるわけではないので注意が必要である。計算課題は予習を前提に授業中に達成することを基本とし、論述課題は年2回期限を設ける形式で課す。いずれも提出は任意である。
学習・教育目標:(A-1)100%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
年間ガイダンス、通貨概論 |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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2週 |
販売信用のシミュレーション1 (分割払い)(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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3週 |
販売信用のシミュレーション2 (リボルビング払い1)(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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4週 |
販売信用のシミュレーション3 (リボルビング払い2)(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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5週 |
消費者金融のシミュレーション1 (ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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6週 |
消費者金融のシミュレーション2(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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7週 |
資本主義の歴史1 (商業資本主義) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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8週 |
資本主義の歴史2 (産業資本主義1) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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2ndQ |
9週 |
資本主義の歴史3 (産業資本主義2) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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10週 |
資本主義の歴史4 (ポスト産業資本主義1) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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11週 |
資本主義の歴史5 (ポスト産業資本主義2) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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12週 |
資本主義の歴史6 (ポスト産業資本主義3) |
資本主義経済の特質について理解する。 産業活動(農牧業、水産業、鉱工業、商業・サービス業等)などの人間活動の歴史的発展過程、産業などの発展が社会に及ぼした影響について理解する。
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13週 |
販売信用と消費者金融の復習(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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14週 |
販売信用と消費者金融の復習(ALのレベルC) |
資本主義経済の特質や金融などの機能について理解する。
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15週 |
前期まとめ |
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
租税概論 |
財政・金融などの機能について理解する。
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2週 |
所得税のシミュレーション1 (基本パターン)(ALのレベルC) |
財政・金融などの機能について理解する。
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3週 |
所得税のシミュレーション2 (家族がいるケースなど応用パターン)(ALのレベルC) |
財政・金融などの機能について理解する。
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4週 |
住民税のシミュレーション1 (基本パターン)(ALのレベルC) |
財政・金融などの機能について理解する。
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5週 |
住民税のシミュレーション2 (家族がいるケースなど応用パターン) (ALのレベルC) |
財政・金融などの機能について理解する。
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6週 |
贈与税のシミュレーション(ALのレベルC) |
財政・金融などの機能について理解する。
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7週 |
租税の復習(ALのレベルB) |
財政・金融などの機能について理解する。
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8週 |
中間試験 |
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4thQ |
9週 |
公債 |
経済面での政府の役割について理解する。
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10週 |
景気循環1 |
資本主義経済の特質について理解する。
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11週 |
景気循環2 |
資本主義経済の特質について理解する。
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12週 |
物価変動 |
資本主義経済の特質について理解する。
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13週 |
基本的な金融政策 |
経済面での政府の役割について理解する。
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14週 |
国際通貨制度 |
経済面での政府の役割について理解する。 今日の国際的な政治・経済の仕組みや、国家間の結びつきの現状とそのさまざまな背景について理解する。
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15週 |
総まとめ |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 公民的分野 | 自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 3 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 3 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |