概要:
本授業は,これまでの社会系教科目の学習の総まとめとして位置付ける。法社会における市民として,法を正しく理解し,法を適切に活用して問題を解決する力を養うことを目的とする。
この目標を達成するために,主に授業では次の4点を具体的な目標とする。
1.法が社会において果たしている役割を説明することができる。
2.法が想定する社会のあり方を,具体的な法をもとに考察することができる。
3.法を主張の根拠として適切に使用することができる。
4.民主主義社会の市民として,法を活用して論理的な意見を論述で表現することができる。
これらが達成されたかどうかは,授業中の質疑応答や課題,定期考査によって評価する。
授業の進め方・方法:
・授業は基本的に学生の活動と発表を中心とします.提示した課題を実施して来ないと授業に十分に参加することはできないので注意してください.
・授業中は正解不正解を恐れず,論理的に自らの考えを答えるように努力してください.また,対話や議論に参加することを求めます.
注意点:
学習・教育目標:(A-1)100%
英語導入計画:なし
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
前期授業ガイダンス (ALのレベルC)
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この授業の目標・進め方・評価方法を理解する。課題1を提示
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2週 |
法の目的 (ALのレベルC) |
テキスト第1章を理解する。Quizで理解度チェック
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3週 |
法の特徴/学び方 (ALのレベルC) |
テキスト第3章を理解する。Quizで理解度チェック
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4週 |
法の適用/論理的な思考 (ALのレベルA) |
現代社会の考察を発表する/テキスト第7章を理解する。Quizで理解度チェック
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5週 |
論述トレーニング(1) (ALのレベルC) |
現代社会の考察を発表する/論述の要素と構成を理解する。課題2提示
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6週 |
法の解釈 (ALのレベルC) |
現代社会の考察を発表する/テキスト第8章を理解する。Quizで理解度チェック
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7週 |
法の効力/民主主義と決め方(1) (ALのレベルC) |
テキスト第9章を理解する。Quizで理解度チェック/民主主義社会における「決め方」の重要性を理解する
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8週 |
裁判と法/民主主義と決め方(2) (ALのレベルC) |
テキスト第10章を理解する。Quizで理解度チェック/民主的な「決め方」のバリエーションを理解する。課題3提示
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2ndQ |
9週 |
民主主義と決め方(3) (ALのレベルC) |
民主的な「決め方」の背景にある思想を理解する。
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10週 |
民主主義と決め方(4) (ALのレベルC) |
民主義社会における「決め方」について自分の考えを整理し共有する
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11週 |
国家と法(1) (ALのレベルC) |
憲法の成立経緯と基本原理を理解する。Quizで理解度チェック
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12週 |
国家と法(2) (ALのレベルC) |
統治の仕組みについて理解する。Quizで理解度チェック
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13週 |
国家と法(3) (ALのレベルC) |
統治の仕組みについて理解する。Quizで理解度チェック
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14週 |
犯罪と法(1) (ALのレベルC) |
犯罪と刑罰について理解する。Quizで理解度チェック。課題4を提示
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15週 |
犯罪と法(2) (ALのレベルC) |
刑罰に関する手続きについて理解する。Quizで理解度チェック。到達度評価について理解する。
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16週 |
到達度評価(前期期末試験) |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
犯罪と法(3) (ALのレベルC) |
犯罪と法についての映像教材を視聴し考える。課題5を提示
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2週 |
犯罪と法(4) (ALのレベルC) |
犯罪と法についての映像教材を視聴し考える。
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3週 |
市民と法(1) (ALのレベルC) |
現代社会の考察を発表する/取引関係をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック
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4週 |
市民と法(2) (ALのレベルC) |
現代社会の考察を発表する/取引関係をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック。課題6を提示
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5週 |
市民と法(3) (ALのレベルC) |
現代社会の考察を発表する/取引関係をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック
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6週 |
市民と法(4) (ALのレベルC) |
家族関係をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック。課題4を提示
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7週 |
市民と法(5) (ALのレベルC) |
紛争と裁判について理解する。Quizで理解度チェック
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8週 |
ビジネスと法(1) (ALのレベルC) |
知的財産法について理解する。Quizで理解度チェック
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4thQ |
9週 |
ビジネスと法(2) (ALのレベルC) |
労働をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック
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10週 |
ビジネスと法(3) (ALのレベルC) |
労働をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック
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11週 |
ビジネスと法(4) (ALのレベルC) |
労働をめぐる規律について理解する。Quizで理解度チェック
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12週 |
国際社会と法 (ALのレベルC) |
国際社会における法の意義と課題について理解する。Quizで理解度チェック
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13週 |
現代社会と法(1) (ALのレベルC) |
現代社会と法の関係について分析する
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14週 |
現代社会と法(2) (ALのレベルC) |
現代社会と法の関係について分析する
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15週 |
現代社会と法(3) (ALのレベルC) |
現代社会と法の関係について分析する
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16週 |
到達度評価(後期期末試験) |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 社会 | 地理歴史的分野 | 世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。 | 3 | |
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。 | 3 | |
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。 | 3 | |
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。 | 3 | |
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。 | 3 | |
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。 | 3 | |
公民的分野 | 人間の生涯における青年期の意義と自己形成の課題を理解し、これまでの哲学者や先人の考え方を手掛かりにして、自己の生き方および他者と共に生きていくことの重要性について考察できる。 | 3 | |
自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。 | 4 | |
現代社会の考察 | 現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。 | 4 | |
工学基礎 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国の文化や歴史に敬意を払い、その違いを受け入れる寛容さが必要であることを認識している。 | 3 | |
様々な国の生活習慣や宗教的信条、価値観などの基本的な事項について説明できる。 | 3 | |
異文化の事象を自分たちの文化と関連付けて解釈できる。 | 3 | |
それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 汎用的技能 | 日本語と特定の外国語の文章を読み、その内容を把握できる。 | 3 | |
他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。 | 3 | |
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。 | 3 | |
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。 | 3 | |
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。 | 3 | |
他者の意見を聞き合意形成することができる。 | 3 | |
合意形成のために会話を成立させることができる。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。 | 3 | |
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。 | 3 | |
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。 | 3 | |
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。 | 3 | |
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。 | 3 | |
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。 | 3 | |
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる | 3 | |
複数の情報を整理・構造化できる。 | 3 | |
特性要因図、樹形図、ロジックツリーなど課題発見・現状分析のために効果的な図や表を用いることができる。 | 3 | |
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。 | 3 | |
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。 | 3 | |
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。 | 3 | |
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。 | 3 | |
事実をもとに論理や考察を展開できる。 | 3 | |
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。 | 3 | |