概要:
この科目は、企業で設計・開発・品質管理に、技術士として倫理教育等に携わっている教員が、その経験を活かし、技術者の仕事のあり方や倫理について多面的に授業を行うものである。職業人や技術者として生きていくために大切なこと、倫理的に行動する上で大切なことを理解するとともに、実際にグループ討論等によって、意見の異なる人とも協働できるようになり、学んだことを自分の意見に消化し身につける。
※実務との関係
この科目は、企業で設計・開発・品質管理に、また技術士として倫理教育等に携わっている教員が、その経験を活かし、「技術者の仕事のあり方や倫理について多面的に授業を行うものである。
授業の進め方・方法:
社会人は、大きなテーマがある仕事でも、決まった作業のような仕事でも、毎日新たな問題が発生し、考え教わりながら対処することで、様々なことを学び身につけていく。この科目でも毎回、座学だけでなく何らかの作業を行い身につけていくとともに、その成果で評価する。また、社会人が現実に出会う倫理問題は答えが1つに定まらず、考え方や価値観、能力、置かれた状況によって答えが違ってくる。グループ討論でも小レポートでも、まず自分で考えるのは当然として、異なる意見にも耳を傾けて理解しようとして欲しい。そうすることで、社会人としてのコミュニケーション力や多様な人々と関わり合える柔軟性が身に付くだろう。想像力と集中力を積極的に発揮してもらいたい。
(事前準備の学習)「倫理」と「現代社会と法」の復習をしておくこと。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
社会人は、大きなテーマがある仕事でも、決まった作業のような仕事でも、毎日新たな問題が発生し、考え教わりながら対処することで、様々なことを学び身につけていく。この科目でも毎回、座学だけでなく何らかの作業を行い身につけていくとともに、その成果で評価する。また、社会人が現実に出会う倫理問題は答えが1つに定まらず、考え方や価値観、能力、置かれた状況によって答えが違ってくる。グループ討論でも小レポートでも、まず自分で考えるのは当然として、異なる意見にも耳を傾けて理解しようとして欲しい。そうすることで、社会人としてのコミュニケーション力や多様な人々と関わり合える柔軟性が身に付くだろう。想像力と集中力を積極的に発揮してもらいたい。
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
仕事のやり甲斐[第1章,3.1,4.1, 10.1](ALレベルのC) |
仕事をすることの意味が理解できる。
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2週 |
「わかる」と「理解する・できる」の違い[第3章](ALレベルのB) |
三現主義によって事実を確認することの大切さが理解できる。
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3週 |
仕事の誠実さの基準[4.4,第2章] (ALレベルのA) |
達成すべき基準の考え方が理解できる。仕事に必要な能力の全体像が理解できる。
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4週 |
安全という価値[7.1,7.2,8.1,8.2] (ALレベルのB) |
安全の定義について理解できる。危険予知ができる。
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5週 |
安全の理論1[7.3,7.4] (ALレベルのB) |
危害発生のメカニズムが理解でき、3ステップメソッドを適用できる。
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6週 |
安全の理論2[8.3] (ALレベルのB) |
危険検出型システムが理解でき、安全確認型システムを構築できる。
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7週 |
技術知の戦略[第9章] (ALレベルのC) |
計画の大切さが理解できる。失敗を最小とし実害を最小とし、その上で反省が大切なことが理解できる。
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8週 |
技術のマイナスの側面と倫理[4.2,4.3,5.1~5.3] (ALレベルのB) |
技術が及ぼすマイナスの影響について理解できる。黄金律などの基本的な倫理が理解できる。
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2ndQ |
9週 |
法と倫理[第6章,5.4,5,5] (ALレベルのA) |
規範や手続き、同意を得ることの大切さが理解できる。
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10週 |
組織生活の基本倫理[第10章] (ALレベルのA) |
組織に積極的に繋がりを持つ報連相の大切さが理解できる。
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11週 |
ジレンマと問題分析[第11章] (ALレベルのA) |
倫理的価値の相反に対して問題分析することの大切さを理解できる。
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12週 |
組織における説得[第12章] (ALレベルのA) |
事実の説得と価値の3つの説得を適用できる。
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13週 |
現代社会が直面する問題への視点[第13章](ALレベルのC) |
これまでの考え方に修正を迫られていること、新たな問題に気づくことの大切さを理解できる。
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14週 |
情報の価値、高度情報化社会における倫理[第14章](ALレベルのA) |
個人情報の大切さが理解できる。社会の多様性と人権の大切さが理解できる。
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15週 |
信託される者の倫理[第15章](ALレベルのC) |
倫理綱領が理解できる。勇気をもって生きていくことの大切さを理解できる。
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理 | 技術者倫理 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 3 | |
現代社会の具体的な諸問題を題材に、自ら専門とする工学分野に関連させ、技術者倫理観に基づいて、取るべきふさわしい行動を説明できる。 | 3 | |
技術者倫理が必要とされる社会的背景や重要性を認識している。 | 3 | |
社会における技術者の役割と責任を説明できる。 | 3 | |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 3 | |
知的財産の社会的意義や重要性の観点から、知的財産に関する基本的な事項を説明できる。 | 3 | |
知的財産の獲得などで必要な新規アイデアを生み出す技法などについて説明できる。 | 3 | |
技術者の社会的責任、社会規範や法令を守ること、企業内の法令順守(コンプライアンス)の重要性について説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | |
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。 | 3 | |
科学技術が社会に与えてきた影響をもとに、技術者の役割や責任を説明できる。 | 3 | |
科学者や技術者が、様々な困難を克服しながら技術の発展に寄与した姿を通し、技術者の使命・重要性について説明できる。 | 3 | |
グローバリゼーション・異文化多文化理解 | グローバリゼーション・異文化多文化理解 | それぞれの国や地域の経済的・社会的な発展に対して科学技術が果たすべき役割や技術者の責任ある行動について説明できる。 | 3 | |
分野横断的能力 | 基盤的資質・能力 | 自己理解 | 自己理解 | 企業人としての責任ある仕事を進めるための基本的な行動を上げることができる。 | 3 | |