概要:
WebやE-mailなど、いまやコンピュータネットワークは日常的に利用する技術となっている。情報伝送工学では、ディジタル通信ネットワークの基礎技術を学び、原理・仕組みを理解する。
授業の進め方・方法:
授業では、ディジタル通信ネットワークの原理面を中心に解説することにより、基礎技術の理解が深まるよう努める。
英語導入計画:Technical terms
注意点:
板書やプリントを中心に授業が進むので、各自学習ノートを充実させること。授業を理解する上で、情報処理、電子回路の基礎知識が必要である。
学習・教育目標:(D-2 情報・論理系)100%
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
情報通信ネットワークの概要と通信の基礎1(アナログ通信,デジタル通信) |
各種変調方式について通信の基礎を理解する。(教室外学修)アナログ通信に関する演習
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2週 |
通信の基礎2(同期,ノイズ対策) |
同期方式,各種伝送媒体のノイズ対策の基礎を理解する。(教室外学修)ディジタル通信に関する演習
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3週 |
通信プロトコルと通信の階層構造 |
通信プロトコルの概要と通信の階層構造について理解する。(教室外学修)アナログ、ディジタル通信に関する演習
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4週 |
OSI参照モデル,Ethernet |
代表的な階層構造であるOSI参照モデルについて理解し,物理層での通信の詳細について理解する。(教室外学修)通信手順に関する演習
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5週 |
Ethernet以外のネットワークおよびネットワークの接続 |
Ethernet以外の通信形態について理解し,それらで利用される通信制御方式について理解する。(教室外学修)通信手順に関する演習
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6週 |
無線通信 |
電波の性質と,無線LANを中心とした無線通信の概要を理解する(教室外学修)通信手順に関する演習
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7週 |
Fast Etherなど有線通信の高速化 |
Ethernetの発展について理解し,高速化のための各種手法について理解する。(教室外学修)ネットワークコマンドの使い方に関する演習
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8週 |
スイッチングハブとその機能 |
スイッチングハブによるVLANやSTPについて理解する(教室外学習)STPを用いた木構造の生成に関する演習
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2ndQ |
9週 |
ネットワーク層1(IP,ルータ、IPアドレス、サブネット) |
IPアドレス体系について理解する。(教室外学修)IPアドレスに関する演習
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10週 |
ネットワーク層2(IPルーティング、ARP) (ALのレベル:C) |
IPアドレスとMACアドレスの関係について理解し、IPルーティングの役割を掴む。(教室外学修)IPルーティングに関する演習
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11週 |
トランスポート層(ポート、UDP、TCP) |
TCPを中心としたトランスポート層の役割を理解する。(教室外学修)輻輳制御などのトランスポート層に関する演習
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12週 |
アプリケーション層(DNS、SMTP、HTTP) |
DNS, SMTP, HTTPなどのアプリケーション層の動作を理解する。(教室外学修)アプリケーション層のプロトコルに関する演習
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13週 |
ネットワークセキュリティ(共通鍵暗号、公開鍵暗号、認証)(ALのレベル:C) |
ネットワークセキュリティの基礎について理解する。(教室外学修)セキュリティに関する演習
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14週 |
ネットワーク解析と待ち行列モデル |
待ち行列モデルを使ったネットワークの解析法について理解する。
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15週 |
講義のまとめ |
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。 | 3 | |
高度情報通信ネットワーク社会の中核にある情報通信技術と倫理との関わりを説明できる。 | 3 | |
情報リテラシー | 情報リテラシー | 情報を適切に収集・処理・発信するための基礎的な知識を活用できる。 | 3 | |
情報伝達システムやインターネットの基本的な仕組みを把握している。 | 3 | |
情報セキュリティの必要性および守るべき情報を認識している。 | 3 | |
個人情報とプライバシー保護の考え方についての基本的な配慮ができる。 | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威を認識している | 3 | |
インターネット(SNSを含む)やコンピュータの利用における様々な脅威に対して実践すべき対策を説明できる。 | 3 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 情報系分野 | 情報通信ネットワーク | プロトコルの概念を説明できる。 | 3 | |
プロトコルの階層化の概念や利点を説明できる。 | 3 | |
ローカルエリアネットワークの概念を説明できる。 | 3 | |
インターネットの概念を説明できる。 | 3 | |
TCP/IPの4階層について、各層の役割を説明でき、各層に関係する具体的かつ標準的な規約や技術を説明できる。 | 2 | |
無線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 3 | |
有線通信の仕組みと規格について説明できる。 | 3 | |
基本的なルーティング技術について説明できる。 | 3 | |
基本的なフィルタリング技術について説明できる。 | 3 | |
その他の学習内容 | コンピュータウィルスやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | |
コンピュータを扱っている際に遭遇しうる脅威に対する対策例について説明できる。 | 2 | |
基本的な暗号化技術について説明できる。 | 2 | |
基本的なアクセス制御技術について説明できる。 | 2 | |
マルウェアやフィッシングなど、コンピュータを扱っている際に遭遇しうる代表的な脅威について説明できる。 | 2 | |
ディジタル信号とアナログ信号の特性について説明できる。 | 2 | |
情報を離散化する際に必要な技術ならびに生じる現象について説明できる。 | 2 | |