組み込みマイコン実習

Course Information

College Anan College Year 2010
Course Title 組み込みマイコン実習
Course Code 0010 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 3
Department 制御情報工学科(平成25年度以前入学生) Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 3
Textbook and/or Teaching Materials
Instructor Fukuda Koji

Course Objectives

1.組み込みマイコンの主要な構成と働きを説明できる。
2.C言語に関する基本的な文法を知っており、組み込みマイコンで動作するC言語プログラムを作成することができる。
3.組み込みマイコンに内蔵されている機能モジュールを用い、基本的な入出力素子や装置を利用することができる。

Rubric

Ideal LevelStandard LevelUnacceptable Level
Achievement 1マニュアルなどを用い、各機能モジュールを利用する方法を説明できる。実習に用いるマイコンに内蔵されている主要な機能モジュールを挙げ、その働きを説明できる。実習に用いるマイコンに内蔵されている主要な機能モジュールの働きを説明できない。
Achievement 2与えられた課題に対し、自分でプログラムを考え作成することができる。マイコンで動作する基本的なC言語プログラムを作成することができる。マイコンで動作するC言語プログラムを作成することができない。
Achievement 3与えられた課題に対し、適切な周辺回路を構成し、対応するプログラムを作成することができる。マイコンに接続された回路や装置を利用するプログラムを作成することができる。マイコンに接続された回路や装置を利用するプログラムが適切に作成できない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
本科目では、組み込み用ワンチップマイコンを用い、実際に動作させる実習を通してマイコン内蔵機能モジュールの利用方法を理解するとともに、マイコンシステムに接続されるいくつかの周辺回路や装置を利用する方法を理解することで、組み込みシステムを利用したメカトロニクス技術の基本を理解することを目的とする。なお、マイコンのプログラムはC言語により記述するため、C言語による基礎的なプログラミング能力を獲得することも目的の一つとする。
Style:
Notice:
本科目は、別に開講される講義授業「マイクロコンピュータ」に密接に関係している。講義で十分理解できなかった内容も実習することで理解が深まるものであるから、あきらめずに積極的に取り組んでほしい。また、レポートはできるだけ自分で考え、自分の言葉で書くこと。他人のレポートをそのまま丸写しにしたものはレポートと認めない。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 1.導入(C言語学習) 1-(1)C言語の基礎的文法を知っており、簡単なプログラムを作成することができる。
2nd
3rd
4th
5th
6th 2.ディジタルI/Oの基礎 2-(1)マイコンによるディジタル信号入出力ができる。
7th 2-(2)ディジタル入出力によりスイッチ入力、LED点灯制御ができる。
8th
2nd Quarter
9th 【レポート指導】 ・提出されたレポートを用いた復習により、理解度を高める。
10th 3.カウンタ・タイマ 3-(1)外部入力および内部クロックによるカウンタの利用法がわかる。
11th 3-(2)カウンタ・タイマを用い、スイッチ押下回数や計測時間ができる。
12th
13th 4.A/D・D/A変換 4-(1)A/D変換,D/A変換の基本的な機能・処理手順を説明できる。
14th
15th 4-(2)それを利用したボリューム位置検出、簡単な波形派生の考え方がわかる。
16th
2nd Semester
3rd Quarter
1st
2nd 5.パルス波形制御 5-(1)PWM波形について説明できる
3rd
4th 5-(2)PWM波形を発生させ、回転位置決め装置を制御できる。
5th
6th 6.モータ制御 6-(1)スイッチ、ポテンショメータなどにより、ステッピングモータを制御できる。
7th 【レポート指導】 ・提出されたレポートを用いた復習により、理解度を高める。
8th 7.パソコンとの通信 7-(1)基本的なシリアル通信の仕組みを説明できる。
4th Quarter
9th 7-(2)パソコンとの通信により、パソコンからマイコンに接続された周辺回路・装置制御ができる。
10th 8.PICマイコン 8-(1)PICマイコンを用いたプログラムの作成・書き込みができる。
11th
12th 8-(2)PICマイコンにより、ディジタル入出力および、A/D変換ができる。
13th
14th
15th
16th

Evaluation Method and Weight (%)

ExaminationPresentationMutual Evaluations between studentsBehaviorPortfolioOtherTotal
Subtotal00009010100
Basic Proficiency000020525
Specialized Proficiency000070575
Cross Area Proficiency0000000