到達目標
以下の項目を目標とする。
①統計的検定手法の理解と適用
②統計的推定の理解と適用
③分散分析手法の理解と適用
④単回帰分析手法の理解と適用
岐⾩⾼専ディプロマポリシー:(D)
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 統計計的推定に関する問題を正確に解くことができる | 統計計的推定に関する問題をほぼ正確に解くことができる | 統計計的推定に関する問題を解くことができない |
評価項目2 | 統計的仮説検定手法に関する問題を正確に解くことができる | 統計的仮説検定手法に関する問題をほぼ正確に解くことができる | 統計的仮説検定手法に関する問題を解くことができない |
評価項目3 | 単回帰分析手法を具体的な数値データを対象として正確に適用することができる | 単回帰分析手法を具体的な数値データを対象としてほぼ正確に適用することができる | 単回帰分析手法を具体的な数値データを対象として適用することができない |
評価項目4 | 与えられた多変量データに対して重回帰分析を適用でき,推定された結果を正確に評価できる | 与えられた多変量データに対して重回帰分析を適用できる | 与えられた多変量データに対して重回帰分析を適用できない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
3年次に学習した確率,統計の基礎を基盤とし,社会現象をモデル化する手法を理解し,実社会の問題に適用できる能力を身につけることを目標とする.
授業では,統計量の取扱手法,仮説検定手法および予測モデルに関する基礎的な内容を扱う.
授業の進め方・方法:
授業は教科書,教科書および教員作成資料を組み合わせて進める.また,授業で紹介した各種手法について,その意味を理解するだけでなく,実例を教科書・インターネット等で知り理解を深めてほしい.
英語導入計画:Technical terms
注意点:
受講上の注意:授業の内容を確実に身につけるために,予習・復習が必須である.
成績評価方法:中間試験100点+学習状況(小テスト,レポート課題)50点とし,総得点率(%)で成績評価を行う.
授業の属性・履修上の区分
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
統計データの種類と1次元データの統計処理:量的・質的データ,記述統計量 (ALのレベル:C) |
統計データの種類および1次元データの特徴を表現する手法を理解する.
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2週 |
統計的推定1:母数(母平均,母分散)の点推定 (ALのレベル:C) |
点推定法の概要を理解している.
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3週 |
統計的推定2:点推定と最尤推定法 (ALのレベル:C) |
尤度関数の表現と意味を理解している.
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4週 |
統計的推定3:区間推定の考え方 (ALのレベル:C) |
区間推定の考え方を理解する.
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5週 |
統計的推定4:母平均,母分散の区間推定 (ALのレベル:C) |
母平均,母分散の信頼区間の推定方法を理解する.
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6週 |
統計的仮説検定1:統計的仮説検定の考え方 (ALのレベル:C) |
統計的検定の考え方を理解する.
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7週 |
統計的仮説検定2:平均値の差の検定(正規分布とt分布) (ALのレベル:C) |
平均値の差の検定を通して統計的仮説検定の実際を理解する.
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8週 |
中間試験
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4thQ |
9週 |
2次元データの統計処理:共分散,相関係数,散布図による表現と近似曲線 (ALのレベル:C)
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2次元データの特徴を表現する手法を理解する.
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10週 |
最小二乗法による回帰式の予測 (ALのレベル:C)
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量的データの予測手法として最小二乗法を理解する.
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11週 |
多変量解析概論 (ALのレベル:C)
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多変量解析の手法と適用事例を理解する.
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12週 |
重回帰分析の実践 (ALのレベル:C) |
Microsoft Excelを利用した重回帰分析法を理解する.
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13週 |
重回帰分析の実践2 (ALのレベル:C)
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重回帰分析で得られた結果の適合度等の評価方法を理解する.
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14週 |
まちづくりに関わる統計データと実務・研究での活用 (ALのレベル:C) |
実務・研究領域での統計データの活用状況を理解する.
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15週 |
学習内容のまとめと補論
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 数学 | 数学 | 数学 | 2次元のデータを整理して散布図を作成し、相関係数・回帰直線を求めることができる。 | 4 | |
専門的能力 | 分野別の専門工学 | 建設系分野 | 計画 | 重回帰分析を説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 中間試験 | 小テスト,レポート課題 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 50 | 150 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 50 | 150 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 |