環境調整工学

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 環境調整工学
科目番号 0003 科目区分 専門 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 適宜プリントを配布する。
担当教員 青木 哲,岡田 章三,中島 泉

到達目標

①パッシブ型環境建築の手法を理解する。
②省資源なストック型社会について理解する。
③人口縮減時代での低炭素化社会のあり方について理解する。
④新エネルギー・省エネルギーの計画と評価手法の習得。
⑤環境問題に関して知識を活かし、自分なりの意見を述べることができる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安 (不可)
評価項目1パッシブ型環境建築の手法について、その理念、概要をほぼ正確(8割以上)に説明できる。パッシブ型環境建築の手法について、その理念、概要をほぼ正確(6割以上)に説明できる。パッシブ型環境建築の手法についてその理念・概要を正確に説明でない。
評価項目2フロー型社会からストック型社会への脱却に向けたその理念や内容について、ほぼ正確(8割以上)に説明できる。フロー型社会からストック型社会への脱却に向けたその理念や内容について、ほぼ正確(6割以上)に説明できる。フロー型社会からストック型社会への脱却に向けたその理念や内容について正確に説明でない。
評価項目3人口縮減時代における低炭素社会のあり方について、その理念や概要をほぼ正確(8割以上)に説明できる。人口縮減時代における低炭素社会のあり方について、その理念や概要をほぼ正確(6割以上)に説明できる。人口縮減時代における低炭素社会のあり方について、その理念や概要を正確に説明でない。
評価項目4新エネルギー・省エネルギーの計画と評価手法に関する計算問題をほぼ正確(8割以上)にできる。新エネルギー・省エネルギーの計画と評価手法に関する計算問題をほぼ正確(6割以上)にできる。新エネルギー・省エネルギーの計画と評価手法に関する計算問題を正確にできない。
評価項目5プレゼンテーション能力を発揮し、与えられた環境問題の内容についてほぼ正確(8割以上)に説明できる。プレゼンテーション能力を発揮し、与えられた環境問題の内容についてほぼ正確(6割以上)に説明できる。プレゼンテーション能力を発揮し、与えられた環境問題の内容について正確に説明でない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
地球温暖化に代表される環境問題はエネルギー、廃棄物、都市環境のみならず社会、文化などさまざまな問題群から構成されている。本講義では、主に建築物を主体に、それを取り巻く環境を把握した上で、それら相互関係のみならず、環境問題に対して多角的な視点でとらえる能力を身につけることを目標とする。
授業の進め方・方法:
さまざまな環境問題を理解し、自ら考える能力を身につけるため、講義は輪講や討論を中心のスタイルを取る。十分な論議を行うためにも周辺領域の予習や復習だけでなく、普段から建築環境問題に関する情報収集が必須である。また、さらに具体的な内容については教室外学習で補う必要がある。
注意点:
(D-3 環境・エネルギー系)50%
(D-4)50%
JABEE基準1(1):(d)

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 環境建築を考える視点 環境建築の具体的例を調べる
2週 パッシブ思想について アクティブ手法との相違を調べる
3週 パッシブ手法について1 具体的事例を調べる
4週 パッシブ手法について2 具体的事例を調べる
5週 パッシブ手法について3 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
6週 パッシブ手法について4 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
7週 ストック型社会について1 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
8週 ストック型社会について2 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
2ndQ
9週 低酸素化社会に向けて1 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
10週 低酸素化社会に向けて2 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
11週 低酸素化社会に向けて3 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
12週 エネルギー利用の可能性1  輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
13週 エネルギー利用の可能性2 輪講(ALレベルB) 発表内容を理解し、内容について議論ができる。
14週 ヒトとの関わりについて 環境変化による健康影響について調べる
15週 期末試験
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合40600000100
基礎的能力0000000
専門的能力3060000090
分野横断的能力100000010