到達目標
以下の各項目を到達目標とする.
①建設計画学における現状分析・問題点・課題および解決策の理解
②多変量解析の考え方と理解
③多変量解析の実環境問題への適用と分析
④社会的意思決定を行うための手法の考え方と理解
⑤社会的意思決定を行うための手法を用いたプロジェクトの実践と分析
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
評価項目1 | 建設計画学における現状分析・問題点・課題および解決策について説明することができる | 建設計画学における現状分析・問題点・課題および解決策について重要事項を答えることができる | 建設計画学における現状分析・問題点・課題および解決策について理解していない |
評価項目2 | 多変量解析の考え方について説明することができる | 多変量解析の考え方について重要事項を答えることができる | 多変量解析の考え方について理解していない |
評価項目3 | 多変量解析を用いた実環境問題の分析を実施できる | 多変量解析を用いた基本的な演習を解くことができる | 多変量解析を用いた演習ができない |
評価項目4 | 社会的意思決定を行うための手法について説明することができる | 社会的意思決定を行うための手法について重要事項を答えることができる | 社会的意思決定を行うための手法を理解していない |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
建設計画は総合工学であり,政策・技術・経済など多様な観点から土木・建築プロジェクトを評価・検討するものである.当該学問は数理的計画と社会的計画に大別され,前者は社会現象を定量化すること,後者は“よりよい社会”を形成するための計画論である.本授業ではその両面を修得することを目的とする.
授業の進め方・方法:
授業は板書,パソコン,配布プリントを組み合わせて進める.授業で紹介した各種手法の意味を覚えるだけでなく,実例を紹介した文献やインターネット等で知ることが必要である.さらに,各自が実社会問題へ手法を適用し分析・討議・レポートとしてまとめることを通じて,土木・建築プロジェクトの評価に対する応用能力の習得を期待する.分析には主にMicrosoft Excelを用い,分析に必要なオープンソースは適宜紹介する.
英語導入計画:Technical terms
注意点:
総得点数200点=レポート50点+プレゼンテーション50点+期末試験100点とし,総得点率(%)で成績評価を行う.
学習・教育目標:D-2 設計・システム系 100%
JABEE基準1 (1):(d)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
土木・建築プロジェクトの現状・問題点 |
土木・建築プロジェクトの現状・問題点を理解している.(教室外学習:国土交通省のWEBサイトに掲載されている審議会の議論の内容を整理する)
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2週 |
土木・建築プロジェクトの課題・今後の方向性 |
土木・建築プロジェクトの課題と今後の方向性を理解している.(教室外学習:土木・建築プロジェクトの現状・問題点を論理的に整理する)
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3週 |
多変量解析の基礎(重回帰分析,因子分析,クラスター分析など) |
多変量解析の基礎を理解している.(教室外学習:多変量解析の主要な手法を整理する)
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4週 |
多変量解析の実例 |
多変量解析の実例を理解している.(教室外学習:多変量解析の社会実装の事例を調査し整理する)
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5週 |
多変量解析を用いた土木・建築プロジェクトの評価に関する議論(1)発表・討議(ALレベル:A) |
左記について適切に発表・討議ができる.(教室外学習:各自で多変量解析の適用が適切なプロジェクトを選定・評価する)
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6週 |
多変量解析を用いた土木・建築プロジェクトの評価に関する議論(2)フィードバック(ALレベル:B) |
左記について適切にフィードバックができる.(教室外学習:討議で指摘・議論された内容を各自の評価結果に反映する)
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7週 |
多変量解析を用いた土木・建築プロジェクトの評価に関する議論(3)代替案の発表・討議(ALレベル:A) |
左記について代替案の検討及び討議ができる.(教室外学習:選定したプロジェクトの評価に適切と考えられる代替案を設定する)
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8週 |
多変量解析を用いた土木・建築プロジェクトの評価に関する議論(4)フィードバック(ALレベル:B) |
左記についてフィードバックができる.(教室外学習:討議で指摘・議論された内容を各自の評価結果に反映する)
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4thQ |
9週 |
社会的意思決定の基礎 |
社会的意思決定の基礎を理解している.(教室外学習:社会的合意形成のプロセスをまとめる)
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10週 |
社会的意思決定の実例(パブリック・インボルブメント,サイレントマジョリティなど) |
社会的意思決定の実例を理解している.(教室外学習:社会的合意形成で基本となる用語を調査しまとめる)
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11週 |
社会的意思決定による土木・建築プロジェクトの進め方に関する議論(1)発表・討議(ALレベル:A) |
左記について適切に発表・討議ができる.(教室外学習:各自、合意形成に関する事例を選定し、概要および考察を加え発表資料を作成する)
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12週 |
社会的意思決定手法による土木・建築プロジェクトの進め方に関する議論(2)フィードバック(ALレベル:B) |
左記について適切にフィードバックができる.(教室外学習:討議で指摘・議論された内容を各自の発表資料に反映する)
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13週 |
社会的意思決定手法による土木・建築プロジェクトの進め方に関する議論(3)代替案討議(ALレベル:A) |
左記について代替案の検討及び討議ができる.(教室外学習:選定した事例をに対して、実際の合意形成プロセスと異なる代替案を検討しまとめる)
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14週 |
社会的意思決定手法を用いた土木・建築プロジェクトの進め方に関する議論(4)フィードバック(ALレベル:B) |
左記についてフィードバックができる.(教室外学習:討議で指摘・議論された内容を各自の発表資料に反映する)
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15週 |
期末試験 |
達成度評価項目の内容を理解している.
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16週 |
土木・建築プロジェクトのこれから |
土木・建築プロジェクトの今後の展開について理解している.
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | レポート | プレゼンテーション | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 50 | 50 | 200 |
得点 | 100 | 50 | 50 | 200 |