| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
技術者倫理 | 技術者倫理や社会問題を意識し、研究においても倫理感が必要であることを理解のうえ、研究活動に活かしており、研究記録や引用した参考文献などが正しく管理されている | 技術者倫理や社会問題を意識し、研究においても倫理感が必要であることを理解のうえ、研究活動に活かしている | 技術者倫理や社会問題を意識し、研究においても倫理感が必要であることを理解していない |
調査・検索能力 | 最新の社会ニーズと関連技術の動向を十分に理解し、社会の要請に応えるべく、研究の目的を正しく認識し記述できている | 対象とする研究課題に関する社会ニーズと関連技術の動向に関する記述に間違いがなく、最新のものである | 研究を成立させるための社会ニーズと関連技術の動向に関する最低限の記述がない |
企画・創案能力 | 調査・検索の結果を背景として、問題を解決するための独自性、創造性が感じられる企画・創案がなされ、十分な成果が期待できる | 調査・検索の結果を背景として、問題を解決するための有効な企画・創案がなされている | 調査・検索の結果を参考に、また、指導により研究の企画・創案がなされていない |
問題抽出・検討能力 | 課題や構想を実現する過程で発生する実務上の問題を予想・抽出、実現可能かどうかについて検討・判断し、完成に至る道筋が明確である | 課題や構想を実現する過程で発生する実務上の問題を予想・抽出し、実現可能かどうかについて検討・判断できている | 課題や構想を実現する過程で発生する実務上の問題を予想・抽出できていない |
設計・計画能力 | 研究課題や構想を実現するための実施計画が具体的で実現可能なものであるとともに、完成に至る道筋が明確である | 研究課題や構想を実現するための実施計画が具体的で実現可能なものである | 研究課題や構想を実現するために何らかの実施計画がされていない |
知識・技術取得能力 | 各種の方法で獲得した知識、技術を融合し、課題の解決に有効に活用できていることが確認でき、必要に応じて新な知識、技術の獲得ができている | 各種の方法で獲得した知識、技術を融合し、課題の解決に有効に活用できていることが確認できる | 既存の知識、技術を駆使して課題の解決に取り組んでいない |
実践能力 | 実施計画に従って、自主的、継続的に研究課題や構想について取り組んでおり、計画通りに実施すると共に、新たに生じた別の課題にも自主的に取り組んでいる | 実施計画に従って、自主的、継続的に研究課題や構想について取り組んでおり、ほぼ計画通りに実施できている | 実施計画に従って、自主的、継続的に研究課題や構想について取り組んでいない |
継続的改善能力 | 研究方法や方向性、研究結果等に対し、評価や検討が継続して実施され、改善を図った項目によって十分な成果が期待できる、または成果が得られている | 研究方法や方向性、研究結果等に対し、評価や検討が継続して実施され、改善を図った項目が確認できる | 研究方法や方向性、研究結果等に対し、評価や検討が継続して実施されていない |
報告書作成・プレゼンテーション能力 | 報告書やプレゼンテーションの内容について論理的な整合性があることに加え、わかりやすい説明ができている | 報告書やプレゼンテーションの体裁等が守られ、それらの内容について論理的な整合性がある | 完成した作品や実体、得られた実験結果などを論文や報告書にまとめ、プレゼンテーションをすることができない |
解析・評価能力 | 完成した作品や実体、得られた実験結果に、他の作品等を含めて、正当で論理的整合性のある評価ができ、評価の裏付けが明確である | 完成した作品や実体、得られた実験結果に、他の作品等を含めて、正当で論理的整合性のある評価ができる | 完成した作品や実体、得られた実験結果などを自己評価できない |
日本語での的確な表現能力 | 論文や予稿、プレゼンテーションで使用されている日本語の表現が的確で論理的な整合性があり、内容を正確に理解できる | 論文や予稿、プレゼンテーションで使用されている日本語の表現に論理的な整合性がある | 論文や予稿、プレゼンテーションで使用されている日本語の表現により内容が理解できない |
日本語での検討・議論能力 | 審査会や学会での質疑の内容を理解し、冷静に整合性のある議論ができ、的確な応答ができる | 審査会や学会での質疑の内容を理解し、冷静に整合性のある議論ができる | 審査会や学会での質疑の内容を理解し議論することができない |
英語による基礎的表現能力 | 正しい用語を用いて文法的に誤りのない表現で英語による研究発表資料を作成でき、研究内容を適確に表現できている | 正しい用語を用いて文法的に誤りのない表現で英語による研究発表資料を作成できる | 正しい用語を用いた英語による研究発表資料が作成できない |