到達目標
現代都市の成立過程および、それと密接に関わってきた都市計画の仕組みや問題点を理解することによって、各種建造物が都市の主要な構成要素として、都市空間の中でどのような社会的意味を持つかを理解し、建設技術者として必要な社会的視野を身につける。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
現代都市が抱えている課題を理解する | 都市課題とそれを解決するための考え方を正確にまとめることができる。 | 都市課題とそれを解決するための考え方をほぼ正確にまとめることができる。 | 都市問題とそれを解決するための考え方をまとめることができない。 |
課題を解決するための考え方を理解する。 | 都市課題とそれを解決するための考え方を正確にまとめることができる。 | 都市課題とそれを解決するための考え方をほぼ正確にまとめることができる。 | 都市問題とそれを解決するための考え方をまとめることができない。 |
建設技術者としての立場から、都市課題を捉え、都市問題解決に向けて自ら思考する能力を身につける。 | 都市課題解決に向けて、社会的および客観的視点から自らの意見を正確にまとめることができる | 都市課題解決に向けて、社会的および客観的視点から自らの意見をほぼ正確にまとめることができる | 都市課題解決に向けて、社会的および客観的視点から自らの意見をまとめることができない。 |
学科の到達目標項目との関係
教育方法等
概要:
人口減少時代における都市および現行都市都市計画の課題を把握と対応策の検討を行う
授業の進め方・方法:
授業前半は講義資料の輪読によって基礎的事項を学修し,後半は具体都市事例を対象としたワークショップ形式の討議とリフレクションに基づく講義によって行う。
注意点:
調べ学習や現地調査等に能動的に取り組み姿勢が求められる.
成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
学修・教育目標:(D-3 環境系 100%)
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
現行都市計画制度のおさらい |
現行に日本の都市計画制度を理解する
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2週 |
人口減少時代における都市計画の課題 都市構造 |
コンパクト+ネットワークの概念創出の背景と内容を理解する.
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3週 |
人口減少時代における都市計画の課題 土地利用(マクロ) |
コンパクトシティ実現に向けた土地利用の課題について,欧米制度の比較を通して,理解する.
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4週 |
人口減少時代における都市計画の課題 土地利用(ミクロ) |
コンパクトシティ実現に向けた土地利用の課題について,欧米制度の比較を通して,理解する.
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5週 |
人口減少時代における都市計画の課題 空き家対策 |
空き家対策の先進事例を通して,課題について理解する.
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6週 |
人人口減少時代における都市計画の課題 公共施設 |
公共施設再配置計画の課題について理解する.
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7週 |
人口減少時代における都市計画の課題 パブリックインボルブメント |
都市計画におけるパブリックインボルブメントの課題について,欧米制度の比較を通して,理解する.
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8週 |
事例対象都市の調べ学習による地域課題の把握(ALレベルC) |
調べ学習により地域課題について理解する。
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4thQ |
9週 |
事例対象都市の現地視察による地域課題に把握(ALレベルA) |
現地視察を通し、地域課題について更に深く理解する。
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10週 |
事例対象都市の現地視察による地域課題に把握(ALレベルA) |
現地視察を通し、地域課題について更に深く理解する。
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11週 |
地域課題のとりまとめ-ワークショップ形式による討議-(ALレベルA) |
WSを通し、地域課題について包括的に理解する。
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12週 |
地域課題のとりまとめ-リフレクションによるとりまとめ-(ALレベルB) |
WSのリフレクションを通し,地域課題を整理してまとめることができる。
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13週 |
課題ごとの調べ学習(対応策の検討)(ALレベルC) |
先進事例や最新論文等による調べ学習を通し,各地域課題の対応策について検討できる。
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14週 |
対応策のとりまとめ-ワークショップ形式による討議-(ALレベルA) |
WSを通し、地域課題の対応策について包括的に検討することができる。
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15週 |
対応策のとりまとめ-リフレクションによるとりまとめ-(ALレベルB) |
WSのリフレクションを通し,地域課題の対応策について整理してまとめることができる。
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16週 |
総括 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 4 | |
評価割合
| 試験 | 発表 | 相互評価 | 態度 | ポートフォリオ | その他 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |