現代都市の成立過程および、それと密接に関わってきた都市計画の仕組みや問題点を理解することによって、各種建造物が都市の主要な構成要素として、都市空間の中でどのような社会的意味を持つかを理解し、建設技術者として必要な社会的視野を身につける。
岐阜高専ディプロマポリシー:(C)および(D)
概要:
人口減少時代における都市および現行都市都市計画の課題を把握と対応策の検討を行う
授業の進め方・方法:
(事前準備の学習)本科で学修した都市計画関連授業(地域都市計画や都市工学等)の復習をしておくことが望ましい。
授業前半は講義資料の輪読によって基礎的事項を学修し,後半は具体都市事例を対象としたワークショップ形式の討議とリフレクションに基づく講義によって行う。
英語導入計画 Technical terms
注意点:
授業の内容を確実に身につけるために、予習・復習が必須である。
調べ学習や現地調査等に能動的に取り組み姿勢が求められる。
成績評価に教室外学修の内容は含まれる。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
後期 |
3rdQ |
1週 |
都市計画100年の流れ |
1919年旧都市計画法から現在までの都市計画制度の流れを理解する (授業外学習・事前) 本科で学修した都市計画の内容をおさらいしておく(2時間) (授業外学習・事後)旧都市計画法(1919)~現在までの都市計画制度の流れを復習しておく(2時間)
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2週 |
現行の土地利用制度のおさらい |
現行の日本の土地利用制度の課題を理解する (授業外学習・事前) 配布資料を読んで質問事項をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)現行の日本の土地利用制度について復習しておく(3時間)
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3週 |
人口減少時代における都市計画 都市構造 |
現行の日本の都市計画マスタープラン制度を理解する (授業外学習・事前) 教科書p42~p45を読んで質問事項をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)都市計画マスタープラン制度について復習しておく(2時間)
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4週 |
人口減少時代における都市計画 土地利用 |
人口減少時代において目指すべき都市構造について理解する。 (授業外学習・事前) 教科書p45~p46を読んで質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)人口減少時代において目指すべき都市構造について、配布プリントを復習しておく(3時間)
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5週 |
人口減少時代における都市計画 パブリックインボルブメント |
人口減少時代において目指すべき都市構造を実現するための土地利用計画について理解する。 (授業外学習・事前) 教科書p46~p47を読んで質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)人口減少時代において目指すべき都市構造について、配布プリントを復習しておく(3時間)
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6週 |
人口減少時代における都市計画 居住(空家・空地対策) |
空き家対策の先進事例を通して,課題について理解する. (授業外学習・事前) 教科書p80~p86を読んで質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)郊外住宅団地の課題、空き家対策、地域包括ケアシステムについて復習しておく(3時間)
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7週 |
人口減少時代における都市計画 交通計画
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人口減少時代において目指すべき都市構造を支える交通計画について理解する。 (授業外学習・事前) 教科書p62~p67を読んで質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)人口減少時代において目指すべき都市構造を支える交通計画について復習しておく(3時間)
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8週 |
人口減少時代における都市計画 グリーンインフラ・パブリックスペース
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人口減少時代において目指すべき都市構造を支える都市緑地計画について理解する。 (授業外学習・事前) 教科書p119~p127を読んで質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)公園・空き地活用・グリーンインフラについて復習しておく(3時間)
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4thQ |
9週 |
事例対象都市の現地視察による地域課題に把握(ALレベルA) |
事例対象都市の地域課題について理解する。 (授業外学習・事前) 事例対象とする都市の候補を調査する(1時間) (授業外学習・事後)事例対象都市についてインターネットを活用した調べ学習を行う(3時間)
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10週 |
事例対象都市の現地視察による地域課題に把握(ALレベルA) |
現地視察を通し、地域課題について更に深く理解する。 (授業外学習・事前) 現地調査に必要な情報をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)現地調査で得た情報をまとめる(2時間)
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11週 |
地域課題のとりまとめ-ワークショップ形式による討議-(ALレベルA) |
WSを通し、地域課題について包括的に理解する。 (授業外学習・事前)WSの準備として調査で抽出した地域課題の内容をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)WSで得た情報をまとめる(2時間)
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12週 |
地域課題のとりまとめ-リフレクションによるとりまとめ-(ALレベルB) |
WSのリフレクションを通し,地域課題を整理してまとめることができる。 (授業外学習・事前)WSで取りまとめた地域課題の内容をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)地域課題解決のための対策法を調べる(3時間)
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13週 |
課題ごとの調べ学習(対応策の検討)(ALレベルC) |
先進事例や最新論文等による調べ学習を通し,各地域課題の対応策について検討できる。 (授業外学習・事前)地域課題解決のための対策法に関する質問事項をまとめておく(1時間) (授業外学習・事後)地域課題解決のための対策法をまとめる(3時間)
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14週 |
対応策のとりまとめ-ワークショップ形式による討議-(ALレベルA) |
WSを通し、地域課題の対応策について包括的に検討することができる。 WSを通し、地域課題について包括的に理解する。 (授業外学習・事前)WSの準備として調べ学習で抽出した対応策の内容をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)WSで得た情報をまとめる(2時間)
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15週 |
対応策のとりまとめ-リフレクションによるとりまとめ-(ALレベルB) |
WSのリフレクションを通し,地域課題の対応策について整理してまとめることができる。 (授業外学習・事前)WSで取りまとめた地域課題解決方策の内容をまとめておく(2時間) (授業外学習・事後)事例対象都市の地域課題解決のための対策法をまとめる(2時間)
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16週 |
総括 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 工学基礎 | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 工学実験技術(各種測定方法、データ処理、考察方法) | 物理、化学、情報、工学における基礎的な原理や現象を明らかにするための実験手法、実験手順について説明できる。 | 4 | |
実験装置や測定器の操作、及び実験器具・試薬・材料の正しい取扱を身に付け、安全に実験できる。 | 4 | |
実験データの分析、誤差解析、有効桁数の評価、整理の仕方、考察の論理性に配慮して実践できる。 | 4 | |
実験テーマの目的に沿って実験・測定結果の妥当性など実験データについて論理的な考察ができる。 | 4 | |
実験ノートや実験レポートの記載方法に沿ってレポート作成を実践できる。 | 4 | |
技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 説明責任、製造物責任、リスクマネジメントなど、技術者の行動に関する基本的な責任事項を説明できる。 | 4 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 4 | |