創造工学実習

科目基礎情報

学校 岐阜工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 創造工学実習
科目番号 0036 科目区分 専門 / 必修
授業形態 実習 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 先端融合開発専攻 対象学年 専2
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材
担当教員 犬飼 利嗣,本塚 智,福永 哲也,岩瀬 裕之,鈴木 正人,柘植 千咲

到達目標

機械,電気電子,情報,土木,建築などの専門が異なる学生がチームを組み共同して、課題を遂行する。別途指定する工学に関連したキーワードに基づき、製作課題を自ら設定し、環境や安全との関係を含め過去の事例や問題の所在およびそれらに関連する事項を調査して、テーマを具体化し、これまで培ってきた学生各自の専門知識を寄せ合って製品開発および製作の計画を立て、実施する。(B-1,B-2,C-1,D-3,D-5)

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1ユニークなアイディアを発想できる
評価項目2アイディアを多数発想できる
評価項目3特許検索できる
評価項目4既にある特許からの回避しアイディアを熟成できる
評価項目5構成を考えた資料を準備できる
評価項目6適切な説明が出来る
評価項目7適切な質疑応答が出来る
評価項目8計画を立て達成できる
評価項目9問題点を発見し克服できる
評価項目10新たな知識技術を獲得し,活用できる
評価項目11行動力がある
評価項目12リーダーシップが発揮できる
評価項目13チームワークがある
評価項目14創造性がある

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
機械,電気電子,情報,土木,建築などの専門が異なる学生がチームを組み共同して、課題を遂行する。別途指定する工学に関連したキーワードに基づき、製作課題を自ら設定し、環境や安全との関係を含め過去の事例や問題の所在およびそれらに関連する事項を調査して、テーマを具体化し、これまで培ってきた学生各自の専門知識を寄せ合って製品開発および製作の計画を立て、実施する。
授業の進め方・方法:
幅広い知識を組み合わせ、課題発見能力と問題解決能力などの総合的開発能力が育成されることを期待する。以下に具体的な目標を記す。
①知的財産権を理解する
②情報収集能力を身に付ける
③専門分野以外の分野に対して理解する
④発想力・論理的思考力を身に付ける
⑤チームとして活動する能力を身に付ける
⑥作品・報告書を製作する能力を身に付ける
⑦プレゼンテーション能力を身に付ける
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 実習の進め方の説明。チームの設定。課題の選定。基礎調査(事例および問題) 課題の選定し基礎調査ができる
2週 課題の検討、取組み方法の検討。作業分担の決定 課題の検討、取組み方法の検討できる
3週 調査(関連規格、規則・法令、特許権、その他) 特許について検索方法を理解する
4週 調査(関連規格、規則・法令、特許権、その他) 特許検索できる
5週 調査結果の報告と検討 特許検索した結果について対策し報告できる
6週 作業 課題解決し作品を作成できる
7週 作業 課題解決し作品を作成できる
8週 作業 課題解決し作品を作成できる
2ndQ
9週 作業 課題解決し作品を作成できる
10週 作業 課題解決し作品を作成できる
11週 作業 課題解決し作品を作成できる
12週 作業 課題解決し作品を作成できる
13週 作業 課題解決し作品を作成できる
14週 作業 課題解決し作品を作成できる
15週 報告書の作成(特許権、環境や安全への配慮、実習の経緯等についても述べること) 作品について報告書を作成できる
16週 報告会,フォローアップ 報告できる

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能集団において、集団の意見を聞き、自分の意見も述べ、目的のために合意形成ができる。4
目的達成のために、考えられる提案の中からベターなものを選び合意形成の上で実現していくことができ、さらに、合意形成のための支援ができる。4
ICTやICTツール、文書等を基礎的な情報収集や情報発信に活用できる。4
ICTやICTツール、文書等を自らの専門分野において情報収集や情報発信に活用できる。4
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、そこから主要な原因を見出そうと努力し、解決行動の提案をしようとしている。4
現状と目標を把握し、その乖離の中に課題を見つけ、課題の因果関係や優先度を理解し、発見した課題について主要な原因を見出し、論理的に解決策を立案し、具体的な実行策を絞り込むことができる。4
事象の本質を要約・整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。4
複雑な事象の本質を整理し、構造化(誰が見てもわかりやすく)できる。結論の推定をするために、必要な条件を加え、要約・整理した内容から多様な観点を示し、自分の意見や手順を論理的に展開できる。4
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性身内の中で、周囲の状況を改善すべく、自身の能力を発揮できる。 4
集団の中で、自身の能力を発揮して、組織の勢いを向上できる。4
日常生活の時間管理、健康管理、金銭管理などができる。常に良い状態を維持するための努力を怠らない。4
ストレスやプレッシャーに対し、自分自身をよく知り、解決を試みる行動をとることができる。日常生活の管理ができるとともに、目標達成のために対処することができる。4
学生であっても社会全体を構成している一員としての意識を持って、行動することができる。4
市民として社会の一員であることを理解し、社会に大きなマイナス影響を及ぼす行為を戒める。人間性・教養、モラルなど、社会的・地球的観点から物事を考えることができる。4
チームワークの必要性・ルール・マナーを理解し、自分の感情の抑制、コントロールをし、他者の意見を尊重し、適切なコミュニケーションを持つとともに、当事者意識を持ち協調して共同作業・研究をすすめることができる。4
組織やチームの目標や役割を理解し、他者の意見を尊重しながら、適切なコミュニケーションを持つとともに、成果をあげるために役割を超えた行動をとるなど、柔軟性を持った行動をとることができる。4
先にたって行動の模範を示すことができる。口頭などで説明し、他者に対し適切な協調行動を促し、共同作業・研究をすすめことができる。4
目指すべき方向性を示し、先に立って行動の模範を示すことで他者に適切な協調行動を促し、共同作業・研究において、系統的に成果を生み出すことができる。リーダーシップを発揮するために、常に情報収集や相談を怠らず自身の判断力をも磨くことができる。4
法令を理解し遵守する。基本的人権について理解し、他者のおかれている状況を理解することができる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識している。4
法令を理解し遵守する。研究などで使用する、他者のおかれている状況を理解できる。自分が関係している技術が社会や自然に及ぼす影響や効果を理解し、技術者が社会に負っている責任を認識し、身近で起こる関連した情報や見解の収集に努めるなど、技術の成果が社会に受け入れられるよう行動できる。4
未来の多くの可能性から技術の発展と持続的社会の在り方を理解し、自らのキャリアを考えることができる。4
技術の発展と持続的社会の在り方に関する知識を有し、未来社会を考察することができるとともに、技術の創造や自らのキャリアをデザインすることが考慮できる。4

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合055025600140
基礎的能力0000000
専門的能力055025600140
分野横断的能力0000000