機械材料2

Course Information

College Anan College Year 2016
Course Title 機械材料2
Course Code 1308 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Course of Mechanical Engineering Student Grade 3rd
Term First Semester Classes per Week 前期:2
Textbook and/or Teaching Materials 材料学・機械系教科書シリーズ6(コロナ社)/鉄鋼材料学(実教出版)、材料の科学と工学1~4(培風館)
Instructor Okumoto Yoshihiro

Course Objectives

1.金属材料の熱処理法を理解し、説明することができる。
2.金属の生産方法を理解し、説明することができる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
到達目標1金属の熱処理法の原理を理解し、熱処理法によってできる金属の組織を予測できる。熱処理法とそれによりできる金属の組織との関係が理解できる。熱処理法とそれによりできる金属の組織との関係が理解できない。
到達目標2鋼の生産について、原料、燃料及び生産設備について理解し、その重要性を説明できる。鋼の生産について、原料、燃料及び生産設備について理解している。鋼の生産について、原料、燃料及び生産設備について理解していない。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
2年生の機械材料1で学んだ知識、特に平衡状態図の知識を活かして、鋼の熱処理について解説します。後半は主に鉄鋼材料ができるまでの生産方法について広い視野で考えられるような技術者の養成を目指した内容です。
Style:
Notice:
皆さんと共に学習する内容は機械材料学の基本です。まずは材料学の専門用語を正確に把握してください。このための復習を心がければ、材料学は暗記する学問ではなく、理解する学問となり、材料に興味が湧き、面白い学問となるでしょう。教科書は本科の3年間継続して使用します。授業中に教科書を直接使用する機会は少ないですが、レポート作成等の調査時に活用してください。

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 鋼の標準組織 鋼の平衡状態図から標準組織の成り立ちが理解できる。
2nd 鋼の冷却速度と変態 鉄と鋼の冷却曲線と変態温度との関係が理解できる。
3rd CCT曲線 連続冷却変態曲線(CCT曲線)の意味が理解できて活用できる。
4th 鋼の熱処理1 焼なまし・焼ならし・焼入れ・焼戻しが理解できる。
5th 鋼の熱処理2 マルテンサイト変態が理解できる。
6th 鋼の熱処理3 恒温変態処理、TTT曲線が理解できる。
7th 非鉄金属の熱処理 アルミニウムの時効処理について理解できる。
8th 中間試験
2nd Quarter
9th 金属の誕生 宇宙の誕生と鉄の成り立ちとの関係が理解できる。
10th 鉄の生産設備 製鉄所の構成、設備の配置について理解できる。
11th 製銑 高炉の仕組みと働きについて理解できる。
12th 製鋼 転炉の仕組みと働きについて理解できる。
13th 連続鋳造 連続鋳造設備の仕組みと働きについて理解できる。
14th 銅とアルミの生産 銅とアルミニウムの生産方法を学んで、お互いの相違点について理解できる。
15th チタンとマグネシウムの生産 チタンとマグネシウムの生産方法を学んで、お互いの相違点について理解できる。
16th 期末試験・答案返却

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストレポート・課題発表その他Total
Subtotal8020000100
基礎的能力000000
専門的能力8020000100
分野横断的能力000000