機械製図

Course Information

College Anan College Year 2018
Course Title 機械製図
Course Code 0001 Course Category Specialized / Compulsory
Class Format Seminar Credits School Credit: 2
Department Course of Mechanical Engineering Student Grade 2nd
Term Year-round Classes per Week 2
Textbook and/or Teaching Materials 初心者のための機械製図第3版(森北出版)/精説機械製図三訂版(実教出版)
Instructor Harano Tomoki

Course Objectives

1.CADを用いて単純形状の機械部品の3面図(あるいは2面図)が製図できる。
2.CADを用いて数点の機械部品で構成される組立図が製図できる。
3.寸法公差、はめあい、表面粗さ、幾何公差、溶接記号を用いた簡単な図面指示ができる。
4.材料記号を用いて表題欄に材料表記ができる。

Rubric

理想的な到達レベル標準的な到達レベル最低限の到達レベル
到達目標1CADを用いて複雑形状の機械部品の3面図(あるいは2面図)が製図できる。CADを用いて単純形状機械部品について、3面図(あるいは2面図)が製図できる。CADを用いて単純形状部品の3面図(あるいは2面図)を製図できる。
到達目標2CADを用いて多数の部品で構成される組立図が製図できる。CADを用いて5点の部品で構成される組立図が製図できる。CADを用いて2点の部品で構成される組立図が製図できる。
到達目標3寸法公差、はめあい、表面粗さ、幾何公差、溶接記号により機能・加工・組立を考慮した図面指示ができる。寸法公差、はめあい、表面粗さ、溶接記号を用いた簡単な図面指示ができる。寸法公差、表面粗さを用いた簡単な図面指示ができる。
到達目標4コスト、加工性、部品の強度等を考慮した材料記号を用いて表題欄に指示できる。材料記号の意味を理解した上で表題欄に材料表記ができる。材料記号を用いて表題欄に材料表記できる。

Assigned Department Objectives

Teaching Method

Outline:
 機械部品を製作するために必要な機械製図ルールの意義と指示方法をマスターし、CADによる主要な機械製図指示方法を習得し、単純形状の機械部品や数点から構成される機械の組立図をCADにより製図ができることを目標とする。
Style:
製図のルールについて,Manabaコンテンツによる説明を実施し毎回プリント課題をチームで実施するアクティブラーニング型授業で展開する.CAD課題はCAD利用技術者試験の問題に基づいた課題の遂行によりCADスキルの修得を目指す.さらに,最後の5週間で機械工作実習の時間を活用し,学習した製図ルールとCADスキルを活用しスターリングエンジンの部品に必要な製図指示をチームで考え,部品CAD製図する課題の遂行する.【授業時間60時間】
Notice:
 本講義は機械部品およびそれら組立時の寸法・形状精度を決定づける機械製図の知識がほとんどであるため、講義内容を単なる知識にとどめず、講義内容とCAD製図演習を関連付けて行うこと。また、製図知識に関する演習を授業中に行い課題提出を求め、定期試験ではCAD実技試験を課す。CAD課題はManabaへの提出となるため,提出遅れの無いようにすること.

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st 1年生の復習1(立体と3面図) 立体から3面図が配置できる
2nd 1年生の復習2(3面図の配置) 加工を配慮した3面図の配置および断面図指示ができる
3rd 1年生の復習3(寸法配置) 立体から加工を配慮した3面図(断面図等含む)を作成し,効率的な寸法づけができる
4th 寸法公差の意義 寸法公差を指示する意義が説明できる
5th 寸法公差の演習 寸法公差が指示できる
6th はめあいの意義 はめあい記号とその許容差の指示が説明できる
7th はめあい指示の演習 はめあい記号とその許容差が指示できる
8th 中間試験 3面図、寸法公差、はめあいに関する製図ルール確認テスト
2nd Quarter
9th 面の肌 面の肌(表面粗さ)の指示ができる
10th 幾何公差 幾何公差が指示できる
11th CADによる機械製図練習(基本操作) CADにより作図基本操作ができる.(構築線・線分・OSNAP・移動・トリム・レイアウト・表題欄記入・提出方法)
12th CADによる機械製図練習(図面提出) CADによるミラー・面取・R作成とLMSへ図面提出ができる
13th CADによる機械製図練習(寸法許容差・加工指示・注記) 3面図に適切に寸法、許容差(はめあい),注記指示ができる
14th CADによる機械製図練習(断面図作図) 断面図を含む3面図に適切に寸法、許容差(はめあい)等の指示ができる
15th CADによる機械製図練習(幾何公差) 3面図に適切に寸法、許容差、はめあい(幾何公差)が指示できる
16th
2nd Semester
3rd Quarter
1st 機械部品CAD製図基本練習(CAD1級) 回転複写・ミラー・ディバイダ・回転(参照)などを利用して,3面図を作図することができる
2nd 機械部品CAD製図基本練習(CAD1級) 同上
3rd ミニバイス 部品CAD製図 ミニバイスの構成部品の製図をすることができる.を用いて組立図が製図できる.
4th ミニバイス 組立図CAD製図 ミニバイスの部品図を用いて,組立図を製図することができる.
5th スターリングエンジン部品・組立図製図準備1 スターリングエンジンの仕組みと動作原理を説明できる.
6th スターリングエンジン部品・組立図製図準備2 スターリングエンジンのP-V線図と各部品の機能が説明できる.
7th 中間試験 はめあい、表面粗さ、幾何公差支持を含む3面図製図実技試験
8th スターリングエンジン部品・組立図製図準備3 スターリングエンジンの分解作業と各部はめ合い,幾何公差の検討ができる.
4th Quarter
9th スターリングエンジン スケッチ スターリングエンジンの各部品のスケッチを行い,ノギスなどを用いて測定し寸法記入ができる.
10th スターリングエンジン 部品図CAD製図 スケッチ図面(手書き)に基づいて,CAD製図が実施できる.
11th スターリングエンジン 部品図CAD製図 教員添削による製図の誤りを理解し,部品図の修正ができる.
12th スターリングエンジン 組立図CAD製図 部品図を用いて,組立図を作成できる.
13th スターリングエンジン 組立図CAD製図 組立図で不具合のある部品図を修正し,機能上問題なく,組立て可能な部品図と組立図が作成できる.
14th スターリングエンジン 組立図CAD製図 同上
15th 溶接記号・材料記号 簡単な材料記号・溶接記号が指示できる.
16th

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他Total
Subtotal5005000100
基礎的能力400400080
専門的能力100100020
分野横断的能力000000