Course Objectives
1.原子の構造および電子配置、化学結合を関連付けて説明できる
2.金属の電気的性質について説明でき、移動度や導電率に関する基本的な計算ができる
3.真性半導体と不純物半導体の違いについて説明できる
4.誘電分極の特徴および要因について説明できる
Rubric
| 理想的な到達レベル(優) | 標準的な到達レベル(良) | 最低限の到達レベル(可) |
到達目標1 | 原子の構造および電子配置、化学結合を関連付けて説明でき、エネルギーバンド図を描くことができる | 原子の構造および電子配置、化学結合を関連付けて説明できる | 原子の構造および電子配置を説明できる |
到達目標2 | 金属において電気抵抗の生じる要因について説明でき、各要因による抵抗値の温度依存性を描ける | 金属の電気的性質について説明でき、移動度や導電率に関する基本的な計算ができる | 金属の導電性は自由電子が担っていることを説明できる |
到達目標3 | 真性半導体と不純物半導体の違いについてフェルミ・ディラック分布関数を用いて説明できる | 真性半導体と不純物半導体の違いについて説明できる | 真性半導体に不純物を導入すれば不純物半導体になることが説明できる |
到達目標4 | 誘電体によりコンデンサの静電容量が増加する理由を、誘電分極現象から説明できる | 誘電分極の特徴および要因について説明できる | 電界を印加すると誘電体が分極することが説明できる |
Assigned Department Objectives
Teaching Method
Outline:
本講義は、電気電子工学分野に用いられる材料である、導電材料・半導体材料・誘電体材料などについて学び、それらを利用する場合に必要とされる知識を身につけることを目的とする。特に電気電子技術者にとって必要不可欠な半導体材料に関しては、少し詳しく説明する。
Style:
講義形式で授業を進めていく。教科書で不足する内容については、別途追加資料を用いる。この科目は学修単位科目のため、事前事後学習としてレポート等を実施する。
【授業時間30時間+自学自習時間60時間】
Notice:
半導体材料に関する知識は、様々な電子デバイスを学んでいく上で必要不可欠です。必ず予習・復習を行い、知識の修得に努めて下さい。また、出された課題は必ず自分で考え、解決して下さい。
Course Plan
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Theme |
Goals |
1st Semester |
1st Quarter |
1st |
物質の構成と原子 |
原子内の電子の量子状態や電子配置を説明できる
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2nd |
原子間の結合 |
原子間の結合は、原子内の電子配置と関係があることを説明できる
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3rd |
まとめ・演習 |
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4th |
導電現象 |
電気伝導現象において、移動度・導電率・電気抵抗などの諸量に関する計算ができる
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5th |
導電現象2 |
電気伝導現象において、抵抗の要因を説明できる
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6th |
導電材料の性質 |
導電材料の種類と特徴を説明できる
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7th |
抵抗材料の性質 |
抵抗材料の種類と特徴を説明できる
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8th |
まとめ・演習 |
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2nd Quarter |
9th |
半導体の特徴 |
半導体の特徴とエネルギーバンド構造について説明できる 真性半導体について説明でき、キャリア密度を計算できる
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10th |
半導体の特徴2 |
不純物半導体の特徴とエネルギーバンド構造について説明できる 元素半導体と化合物半導体の特徴について説明できる
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11th |
半導体の作製 |
半導体の作製方法およびその特徴について説明できる
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12th |
まとめ・演習 |
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13th |
誘電材料 |
電子分極・イオン分極・双極子分極の特徴を説明できる
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14th |
誘電材料2 |
強誘電体について説明できる 圧電性・焦電性について説明できる
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15th |
まとめ・演習 |
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16th |
期末試験返却 |
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Evaluation Method and Weight (%)
| 中間・定期試験 | 小テスト | ポートフォリオ | 発表・取り組み姿勢 | その他 | Total |
Subtotal | 60 | 0 | 20 | 0 | 20 | 100 |
基礎的能力 | 30 | 0 | 10 | 0 | 10 | 50 |
専門的能力 | 30 | 0 | 10 | 0 | 10 | 50 |
分野横断的能力 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |