日本語Ⅱ

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 日本語Ⅱ
科目番号 A201 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 4
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 4
教科書/教材 「科学技術基礎日本語 留学生・技術研修生のための使える日本語)」(凡人社)
「4技能でひろがる 中級日本語カルテット1」(ジャパンタイムズ)
「4技能でひろがる 中級日本語カルテット ワークブック1」(ジャパンタイムズ)
「4技能でひろがる 中級日本語カルテット2」(ジャパンタイムズ)
「4技能でひろがる 中級日本語カルテット ワークブック2」(ジャパンタイムズ)
「理系留学生のための自然科学の日本語」(スリーエーネットワーク)
「日本語能力試験 予想問題集 改訂版」言語知識(国書刊行会)

その他,教員が適宜準備する。
担当教員 大沼 敦子

到達目標

自分の専門分野の技術的な議論も含めて、抽象的な話題でも具体的な話題でも、複雑な文章の主要な内容を理解できる。
母語話者とはお互いに緊張しないで普通にやり取りができるくらい流暢かつ自然である。
幅広い話題について、明確で詳細な文章を作ることができる。
到達度のひとつの目安として12月に日本語能力試験2級をめざす。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1日本語初級・中級の習得及び既習事項を正確に理解し、運用できる日本語初級・中級の習得及び既習事項を正確に理解し、運用できる左記に至っていない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
2年次の留学生を対象とした日本語中級レベルのコース。
課ごとに共通するテーマの下で、「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能をバランスよく伸ばし、上級につながる日本語力を目指す。
日常生活だけでなく、授業や今後の専門科目を理解するために必要なアカデミックジャパニーズの能力を高める。

関連科目:日本語会話と聴解(2年)
授業の進め方・方法:
1.スライド、音声、動画等を活用し、多角的に理解を進める。
2.毎回、小テスト(前回の復習)を行う。
3.毎回、宿題を提出する。
4.新出単語の予習をしてから授業にのぞむ。

※受講生のレベル等によって授業で扱うテーマを変更する場合がある。
注意点:
1.授業開始時刻以降の入室は遅刻とする。
2.10分以上遅れての入室は欠席とする。
3.宿題を必ず期限までに提出すること。提出先は管理棟1階にある教員のメールボックスとする。なお、全体の10%以上が空欄の場合は未提出とみなす。
4.授業中の携帯電話の使用は禁止する。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 オリエンテーション 「読む」「書く」「話す」「聞く」の4技能をバランスよく伸ばし、上級につながる日本語力を身につける。
2週 「科学技術基礎日本語 留学生・技術研修生のための使える日本語)」まとめ① 基本的な科学技術関連の表現を使って、自分の専門分野や研究内容を簡潔に説明できる。
3週 「科学技術基礎日本語 留学生・技術研修生のための使える日本語)」まとめ② 科学技術分野のプレゼンテーションに必要な構造(導入、本論、結論)を理解し、簡単なプレゼンテーションができるようになる。
4週 「科学技術基礎日本語 留学生・技術研修生のための使える日本語)」まとめ③ 科学技術関連の文書(研究論文、技術報告書など)の基本的な構造と用語を理解し、主要な情報を読み取れるようになる。
5週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第1課その1
読む 「日本を代表する有名人」
書く 「私が尊敬する有名人」
話す 「新しい出会い」
聞く 「アメリカ人留学生から見た日本」
日本を代表する有名人についての文章を読解し、その特徴を説明できる。
6週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第1課その2
読む 「日本を代表する有名人」
書く 「私が尊敬する有名人」
話す 「新しい出会い」
聞く 「アメリカ人留学生から見た日本」
自分が尊敬する有名人についてのエッセイを書き、クラスメイトにその理由を発表できる。
7週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第2課 その1
読む 「メールと手紙」
書く 「お礼の手紙」
話す 「先生とのやりとり」
聞く 「フランス人留学生から見た日本」
メールと手紙の書き分け方を理解し、具体的な例を挙げて説明できる。
8週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第2課その2
読む 「メールと手紙」
書く 「お礼の手紙」
話す 「先生とのやりとり」
聞く 「フランス人留学生から見た日本」
感謝の気持ちを込めたお礼の手紙を書き、適切な敬語を使って表現できる。
2ndQ
9週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第3課 その1
読む 「日本を楽しむ」
書く 「私の好きな町」
話す 「友人との集まり」
聞く 「イタリア人留学生から見た日本」
日本での楽しい体験について読み、その体験をクラスで共有できる。
10週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第3課その2
読む 「日本を楽しむ」
書く 「私の好きな町」
話す 「友人との集まり」
聞く 「イタリア人留学生から見た日本」
自分の好きな町を紹介する短文を書き、その魅力を発表できる。
11週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第4課その1
読む 「外国での経験」
書く 「座談会の記事」
話す 「困った時には」
聞く 「ドイツ人留学生から見た日本」
海外での経験についての読み物を理解し、自身の経験と比較して話せる。
12週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第4課その2
読む 「外国での経験」
書く 「座談会の記事」
話す 「困った時には」
聞く 「ドイツ人留学生から見た日本」
困った時の対処法について話し合い、座談会の記事を作成できる。
13週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第6課その1
読む 「日本社会への声」
書く 「投書文を書く」
話す 「寮生活でのトラブル」
聞く 「中国人留学生から見た日本」
和食についての記事を読み、その健康面での利点を理解できる。
14週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1 第6課その2
読む 「日本社会への声」
書く 「投書文を書く」
話す 「寮生活でのトラブル」
聞く 「中国人留学生から見た日本」
自分のおすすめする料理を紹介し、その作り方や文化的背景を説明できる。
15週 校外学習 日本の夏の農作業体験を通じて、とうもろこしの収穫方法を学び、食文化の一端を体験する。季節に応じた食の重要性を理解する。
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 前期の復習
「4技能でひろがる中級カルテット1」既習部分の復習
2週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット2
第7課 その1

読む 「異文化での気づき」
書く 「経験からの学び」
話す 「国際交流」
聞く 「異文化コミュニケーション」
異文化での気づきに関する記事を読解し、自分の体験と照らし合わせて考えを共有できる。
3週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット1
第7課その2

読む 「異文化での気づき」
書く 「経験からの学び」
話す 「国際交流」
聞く 「異文化コミュニケーション」
海外での経験から学んだことをエッセイにし、その経験が自己成長にどう影響したかを説明できる。
4週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット2 
第8課その1

読む 「インタビューに見るプロ意識」
書く 「インタビュー記事」
話す 「大切な物」
聞く 「温泉事情」
プロフェッショナルとしての意識に関するインタビューを読み、その要点をまとめられる。
5週 4技能でひろがる 中級日本語カルテット2

第8課 その2

読む 「インタビューに見るプロ意識」
書く 「インタビュー記事」
話す 「大切な物」
聞く 「温泉事情」
自分が尊敬する人物のインタビュー記事を作成し、その人物のプロ意識について発表できる。
6週 4技
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合0000000
基礎的能力0000000
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000