1.アウトプット:思考した結果を他者に分かりやすく伝え、議論することができる。また、論理的に文章を構成し、適切な言葉を用いて自らの考えを説明できる。
①専門とする分野を含んで広く日本語を対象に、より高度な理解と柔軟な発想・思考を踏まえ、豊かな口頭表現を含む効果的なコミュニケーションを主体的に行える。
②論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。
③根拠にもとづいて議論し、新たな発想や他者の視点の理解に努め、集団としての思いや考えをまとめることができる。
④情報を収集して分析整理し、構成を工夫して報告・論文を作成し、口頭発表できる。
⑤専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。
2.インプット:言葉の知識(語句・漢字を理解する)を増やし、文章表現のなかで正しく使うことができる。
①常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。
②類義語・対義語を思考や表現に活用できる。
③社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。
概要:
①文章を論理的に把握し、それをもとに思考した内容を自らの言葉で説明でき、他者の意見を踏まえた上で議論できるようになる。
②グループでプレゼンテーションの準備を行い、他者に伝わる効果的なプレゼンテーションを行うことができるようになる。
③語彙を増やし、言語感覚を磨くことによって、論理的思考力と豊かな感受性を身につける。
授業の進め方・方法:
①”考える”トレーニング、”伝える”トレーニングの場として国語の授業を展開する。
②テキストおよび配布物をもとにした問題発見・議論・発表などを相互に理解を深めるグループワーク形式にて実施する。補足事項を確認するための講義も適宜行う。
③グループワークによる問題演習やプレゼンテーショントレーニング、ビブリオバトルを並行して実施する。なお、プレゼンテーショントレーニングに関しては、社会科科目と連携して行う。
④グループワーク時のデータ共有は学校で配布されたgoogleアカウントを利用してgoogledrive上で行うことを原則とする。
*前期の遠隔授業では、GoogleClassroomを利用し、課題提出はGoogleFormsを利用することを原則とする。
注意点:
【成績評価の基準・方法】
①試験の成績を60%、グループワークや発表の取組状況等を30%(相互評価を含む)、平素の学習状況等(課題の提出・成果物・小テスト等)を10%の割合で総合的に評価する。
②技術者が身につけるべき専門基礎として、モデルコアカリキュラムに準拠した「到達目標」の達成度を評価する。
③通年科目における学年末の評価は、前学期中間、前学期末、後学期中間の各期間の評価の平均とする。
【事前・事後学習】
①試験毎に範囲が定められた「漢字検定2級〔頻出度順〕問題集」を各自で進めること。
②グループワークの際のアイデア出し、資料調査・作成作業等は授業外でもグループで調整して実施すること。
【履修上の注意】
①前期90分×1コマ/週、後期90分×1コマ/週で授業を実施する。
②インターネット上で必要な情報を得る際には情報を受信する側としてのリテラシーを持ち、googledrive上でのデータ共有時にはセキュリティに十分に気を付けること。
*5/1からの遠隔授業実施に伴い、前期授業計画・後期授業計画を修正した。
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
導入:授業の方法、シラバスの確認 積極的傾聴法 |
授業の年間計画を理解し、何を学ぶか理解することができる ”聴く”技術を身に付け、要点を整理しながら話を”聴く”ことができる
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2週 |
メールの書き方 |
メールの書式を理解し、適切なメールを送ることができる
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3週 |
自分を知ろう |
自己を分析した結果を、他者とのコミュニケーションに取り入れることができる
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4週 |
ディスカッションの基礎① |
説得力のある主張をするための基礎を理解し、説明することができる
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5週 |
ディスカッションの基礎②
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主張を支える根拠を提示し、段階的に主張する方法について説明することができる
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6週 |
敬語について |
基礎的な敬語表現を日常会話に取り入れることができる
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7週 |
プレゼンテーション実践①:高知県の課題を見つける(身近な人に高知県の課題についてインタビューをする) |
現状に即して高知県の問題を見つけ出し、まとめることができる
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8週 |
プレゼンテーション実践②:高知県の課題を見つける(県のホームページ等から高知県が直面する課題を調べ、2つ選ぶ) |
収集したデータを読み取り、地域の現状を把握することができる
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2ndQ |
9週 |
プレゼンテーション実践③:高知県の課題をまとめる |
データを踏まえながら、調査結果を伝わりやすい文章にすることができる
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10週 |
問題演習(国語常識に関して)
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国語常識について確認し、日常生活に取り入れることができる
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11週 |
プレゼンテーション実践④:課題解決に使える技術をまとめる |
地域の課題を解決できる技術を調査し、指定された文字数で文章化できる
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12週 |
プレゼンテーション実践⑤:課題と技術を掛け合わせる1 |
選択した技術を課題解決に応用するアイデアを生み出すことができる
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13週 |
プレゼンテーション実践⑥:課題と技術を掛け合わせる2 |
選択した技術を課題解決に応用するアイデアをまとめることができる
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14週 |
遠隔授業のメリット/デメリットを考える |
マインドマップを用いて、遠隔授業を受講して分かったことを導き出すことができる
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15週 |
学生の立場で考える「理想の遠隔授業」を考案し、レポート報告する |
受講者としての意見を客観的な文章で示すことができる
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16週 |
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後期 |
3rdQ |
1週 |
文章を添削・校正する①:話し言葉を改める |
文末表現、助詞・接続助詞に注意しながら、話し言葉を適切な書き言葉に改めることができる
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2週 |
文章を添削・校正する②:文章の構成(序論・結論) |
序論と結論の書き方のパターンを用いながら、テーマに沿って文章の序論と結論を書き、校正することができる
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3週 |
文章を添削・校正する③:文章の構成(本論) |
反論容認型、事例考察型、重点先行型の本論の書き方について理解し、指示された型に当てはめて論理的文章の本論部分を書き、校正することができる
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4週 |
文章を添削・校正する④:実践編① |
前期に調査した際にまとめた文章を、三段構成と適切な文章の型を用いて書き改めることができる
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5週 |
文章を添削・校正する⑤:実践編② |
実践編①で書いた文章を、添削・校正のチェックポイントに従って添削し、校正することができる
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6週 |
小論文に挑戦する①:執筆編 |
「文章を添削・校正する」で学んだ知識と小論文を書くステップを踏まえながら、提示されたテーマに沿って小論文を書くことができる
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7週 |
小論文に挑戦する②:評価編 |
小論文の評価基準を確認し、それに従いながら自らの文章と他者が書いた文章を評価することができる
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8週 |
ディベートガイダンス:ディベートの基礎知識について学ぶ |
ディベートのルールや実施方法について説明することができる *2020年度はテキストベースでディベートを作成する
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4thQ |
9週 |
ディベート準備①:テーマ決定、スケジューリング
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リンクマップを作成しながら選択したテーマに関する理解を深めることができる
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10週 |
ディベート準備②:根拠の調査 |
選択したテーマに関して、メリット・デメリットの裏付けとなる根拠を挙げ、その理由の根拠となる資料を探すことができる
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11週 |
ディベート準備③:立論の構成 |
立場に従い、聴衆を納得できる立論の構成を考えることができる
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12週 |
ディベート実践①:立論の作成 |
集めたデータ等で主張を補強しながら、構成に基づいて論理的かつ説得力のある立論を作成することができる
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13週 |
ディベート実践②:想定問答、最終弁論の作成 |
反対尋問・反駁の想定問答を作成し、それを踏まえて最終弁論をまとめることができる
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14週 |
ディベート実践③:相互評価 |
他者のディベート内容を読み、評価の観点に従って相互評価することができる
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15週 |
履歴書について |
昨年度作成した履歴書を参考に、今年度版の履歴書を作成することができる
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16週 |
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分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 人文・社会科学 | 国語 | 国語 | 論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。 | 3 | 後12 |
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後12 |
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。 | 3 | 後5,後6,後7,後9 |
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。 | 3 | 前10,前15,後1,後12,後15 |
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前10,前15,後1,後12,後15 |
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。 | 3 | 前10,前15,後1,後11,後12,後15 |
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。 | 3 | 前11,前12,前13,後3,後11,後13,後14,後15 |
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。 | 3 | 前2,前6,後15 |
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。 | 3 | 前4,前7,前8,前9,前11,前12,前13,後6,後7,後8,後10 |
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。 | 3 | 前3,前4,前7,前8,前9,前11,前12,前13,後7,後8,後10,後11 |
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。 | 3 | 前3,前5,前9,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後12 |
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。 | 3 | 後3,後4,後9,後13,後14 |
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。 | 3 | 前14,後3,後4,後13,後14 |
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。 | 3 | 前1,前3,前15,後5,後6,後7,後9,後12,後13,後14 |
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。 | 3 | 前1,前5,前9,前14,後2,後5,後9,後13,後14 |
分野横断的能力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 総合的な学習経験と創造的思考力 | 工学的な課題を論理的・合理的な方法で明確化できる。 | 3 | 前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5 |
公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。 | 3 | 前7,前8,前9,前11,前12,前13,後2,後3,後4,後5 |