社会科学I

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 社会科学I
科目番号 B2006 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 2
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 2
教科書/教材 教科書『新詳 世界史探求』(帝国書院)  資料集『最新世界史図説タペストリー』(帝国書院)
担当教員 江口 布由子

到達目標

現代社会を形成する政治体制や価値観はどのようにして創り上げられてきたか、諸々の歴史的事件を学ぶことで理解する。歴史資料を読んだり、データを分析することで、問題の本質をより深く理解する力を身につけていく。
現代社会の成り立ちを理解した後、今後の社会にはどのような意識、どのような行動が必要か、具体的に考えられる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1この授業を通じて、異文化を積極的に理解する態度が身についたこの授業を通じて、異文化を理解する態度が身についた異文化を理解する力や態度が身につかない
評価項目2この授業を通じて、グループで課題に取り組み、解決する力が身についたこの授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみについたこの授業を通じて、グループで課題に取り組む力がみにつかなかった
評価項目3この授業を通じて、現代社会の成り立ちを知り、自ら問題の根源を追及する力が身についたこの授業を通じて、現代社会の成り立ちを知ることができたこの授業で、現代社会の成り立ちを理解することができなかった

学科の到達目標項目との関係

(A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
今日の世界情勢のもととなる歴史的事件を取り上げていきます。ペアワークやグループでの討論も交えながら、現代社会の価値観や諸問題はどのような過程を経て成り立っているのか理解し、今後、理想的な社会を創り上げていくためにはどのような意識を持ち、どのように行動していくべきか考えていきます。
授業の進め方・方法:
原則、講義(パワーポイント・プリント使用)・課題提出型の授業を行う。
授業内でミニ・ペアワーク等の簡単なグループ学習も実施する。
注意点:
【成績評価の基準・方法】課題、授業の取り組み、4回の定期テストで評価します。
【事前・事後学習】普段から世界情勢に関心を持ち、ニュースなどを見ておいてください。また、授業で習った内容はただ暗記するのではなく、その歴史的事件はどのように社会を変え、現代の形成に至ったのか、自ら調べ、考えられるようにしてください。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ガイダンス 世界史を学ぶ意義について考える。授業方法について理解する。欧米の革命(環大西洋革命)の概略を知る。
2週 欧米の市民革命と国民国家の形成
産業革命と交通・通信手段の革新,工業化と世界史上の形成,18 世紀後半以降の欧米の市民革命や国民統合の動向などを基に,立憲体制と国民国家の形成を理解する
3週 欧米の市民革命と国民国家の形成
産業革命と交通・通信手段の革新,工業化と世界史上の形成,18 世紀後半以降の欧米の市民革命や国民統合の動向などを基に,立憲体制と国民国家の形成を理解する
4週 イギリスの覇権と欧米の国民国家建設
革命の時代を経た19世紀後半の欧米の政治社会を理解する。また、世界市場の形成としてイギリスを中心とする世界の一体化を考える。また世界の距離を縮めた技術とその影響を考える。
5週 イギリスの覇権と欧米の国民国家建設 革命の時代を経た19世紀後半の欧米の政治社会を理解する。また、世界市場の形成としてイギリスを中心とする世界の一体化を考える。また世界の距離を縮めた技術とその影響を考える。
6週 イギリスの覇権と欧米の国民国家建設 革命の時代を経た19世紀後半の欧米の政治社会を理解する。また、世界市場の形成としてイギリスを中心とする世界の一体化を考える。また世界の距離を縮めた技術とその影響を考える。
7週 イギリスの覇権と欧米の国民国家建設 革命の時代を経た19世紀後半の欧米の政治社会を理解する。また、世界市場の形成としてイギリスを中心とする世界の一体化を考える。また世界の距離を縮めた技術とその影響を考える。
8週 まとめ まとめ
2ndQ
9週 結びつく世界 19世紀:イギリスの覇権と世界システム
これまでの学習内容をもとに19世紀のイギリスの覇権のもとでの世界システムを理解し、自身の考えを述べることができるようになる。
10週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
11週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
12週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
13週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
14週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
15週 世界の一体化の進展とアジアの変容 イスラーム世界や南アジア世界、また東アジアの帝国などヨーロッパ諸国の進出を受けた諸世界が、どのように対応しまた変容したのかを理解する。
16週 まとめ まとめ
後期
3rdQ
1週 世界の一体化の完成とその影響
帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
2週 世界の一体化の完成とその影響
帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
3週 世界の一体化の完成とその影響
帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
4週 世界の一体化の完成とその影響
帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
5週 世界の一体化の完成とその影響 帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
6週 世界の一体化の完成とその影響 帝国主義政策の背景,帝国主義政策がアジア・アフリカに与えた影響などに着目して,帝国主義政策の特徴,列強間の関係の変容などを多面的・多角的に理解する。
7週 探求:国民と国民国家の誕生 これまでの学習内容をもとに、19世紀〜20世紀に世界システムの構成要素となる国民および国民国家の成立過程と機能について理解し、自身の考えを述べることができる。
8週 まとめ まとめ
4thQ
9週 結びつく世界 19世紀後半~20世紀初頭:世界大戦前夜の世界システム これまでの学習内容をもとに19世紀後半~20世紀初頭における世界大戦前夜の世界システムを総合的に理解し、自身の考えを述べることができる。
10週 第一次世界大戦 第一次世界大戦の背景、推移と第一次世界大戦が大戦後の世界に与えた影響,アジアのナショナリズムの展開を理解する
11週 第一次世界大戦 第一次世界大戦の背景、推移と第一次世界大戦が大戦後の世界に与えた影響,アジアのナショナリズムの展開を理解する
12週 大衆社会の到来とファシズムの出現 大戦後の二つの国際秩序の構築の過程と共通する目的を理解する。また、世界初の社会主義国家ソ連の登場と、それと連動するアジア地域の民族運動の変容を理解する。
13週 大衆社会の到来とファシズムの出現 大戦後の二つの国際秩序の構築の過程と共通する目的を理解する。また、世界初の社会主義国家ソ連の登場と、それと連動するアジア地域の民族運動の変容を理解する。
14週 第二次世界大戦 第二次世界大戦の背景,推移と第二次世界大戦が大戦後の世界に与えた影響,第二次世界大戦後の国際秩序の形成が社会に及ぼした影響を理解する。
15週 第二次世界大戦 第二次世界大戦の背景,推移と第二次世界大戦が大戦後の世界に与えた影響,第二次世界大戦後の国際秩序の形成が社会に及ぼした影響を理解する。
16週 まとめ まとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3前1,後1,後2,後3,後4,後14,後15
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
近代化を遂げた欧米諸国が、19世紀に至るまでに、日本を含む世界を一体化していく過程について、その概要を説明できる。3前1,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3前1,後13,後14,後15
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3前1,後13,後14,後15
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3前1,前6,後13,後14,後15
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,後1,後2,後3,後4,後5,後6,後7,後9,後10,後11,後12,後13,後14,後15
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。2前1,前6,前7,後13

評価割合

試験課題等合計
総合評価割合6040100
基礎的能力6040100
専門的能力000
分野横断的能力000