時事・文化

科目基礎情報

学校 高知工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 時事・文化
科目番号 B4008 科目区分 一般 / 選択
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 SD 基礎教育・一般科目 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 参考図書等は、授業の際に適宜紹介する。
担当教員 佐々木 正寿

到達目標

現代世界の時事問題および文化的事象を幅広く知り、その背景や経緯、影響等を理解するとともに、そうした問題や事象を主体的に受け留めることを目標とする。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1 現代世界におけるさまざまな時事問題に対する知識・理解・考察現代世界におけるさまざまな時事問題に対する深い知識を持ち、その背景・経緯・影響関係等を多角的に理解するとともに、我々のとるへき姿勢について主体的に考察できる。現代世界におけるさまざまな時事問題に対する知識を持ち、その背景・経緯・影響関係等を理解するとともに、我々のとるへき姿勢について考察できる。現代世界におけるさまざまな時事問題に対する知識が曖昧であり、その背景・経緯・影響関係等を理解していない。
評価項目2 現代世界における文化的事象に対する知識・理解・考察現代世界におけるさまざまな文化的事象に対する深い知識を持ち、その背景・経緯・影響関係等を多角的に理解するとともに、我々のとるへき姿勢について主体的に考察できる。現代世界におけるさまざまな文化的事象に対する知識を持ち、その背景・経緯・影響関係等を理解するとともに、我々のとるへき姿勢について考察できる。現代世界におけるさまざまな文化的事象に対する知識が曖昧であり、その背景・経緯・影響関係等を理解していない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

(A) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
現代の国際社会ならびに日本社会にみられる時事問題および文化的事象を具体的に取り上げて、その概要を示したうえで、その背景や経緯、影響関係について考察する。そして、それらを私たちはどのように受け留めるべきかについて議論する。
授業の進め方・方法:
国内外のマスメディアの報道等からテーマとすべき時事問題・文化的事象を選び出し、それに関する資料等を提示したうえで、精神科学的立場から議論する。可能な限り、受講生に発言を求めたい。
注意点:
当該科目は、高等教育機関において開設される科目である以上、たんなる情報取得レベルで済まされてはならない。深い洞察と主体的な姿勢が求められる。
【成績評価の基準・方法】学年成績は、学年末試験の評価(80%)と授業における報告の評価(20%)による。
【事前・事後学習】授業時に報告する者は、事前準備を怠ってはならない。
【履修上の注意】事象に対する考察を深めるためには、さまざまな知識や確かな教養を必要とする。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 当該科目授業の説明、受講上の諸注意、Einleitung(導入) 当該授業について知る。
2週 事象の受け留め方について――現象学的・解釈学的観点から(1) 「事実そのもの」など存在しないということを理解する。世界観の多様性を理解する。
3週 事象の受け留め方について――現象学的・解釈学的観点から(2) 「事実そのもの」など存在しないということを理解する。世界観の多様性を理解する。
4週 時事問題とその考察(1) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
5週 文化的事象とその考察(1) 当該事象の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
6週 時事問題とその考察(2) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
7週 文化的事象とその考察(2) 当該事象の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
8週 時事問題とその考察(3) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
4thQ
9週 文化的事象とその考察(3) 当該事象の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解する。
10週 時事問題とその考察 ――発表(1) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
11週 文化的事象とその考察 ――発表(2) 当該事象の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
12週 時事問題とその考察 ――発表(3) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
13週 文化的事象とその考察 ――発表(4) 当該事象の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
14週 時事問題とその考察 ――発表(5) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
15週 文化的事象とその考察 ――発表(6) 当該問題の概要を知り、その背景や経緯、影響関係を理解したうえで、自分なりの見解を示す。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野世界の資源、産業の分布や動向の概要を説明できる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
公民的分野自己が主体的に参画していく社会について、基本的人権や民主主義などの基本原理を理解し、基礎的な政治・法・経済のしくみを説明できる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
現代社会の考察現代社会の特質や課題に関する適切な主題を設定させ、資料を活用して探究し、その成果を論述したり討論したりするなどの活動を通して、世界の人々が協調し共存できる持続可能な社会の実現について人文・社会科学の観点から展望できる。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
工学基礎技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史情報技術の進展が社会に及ぼす影響、個人情報保護法、著作権などの法律について説明できる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
技術者を目指す者として、諸外国の文化・慣習などを尊重し、それぞれの国や地域に適用される関係法令を守ることの重要性を把握している。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
技術者を目指す者として、平和の構築、異文化理解の推進、自然資源の維持、災害の防止などの課題に力を合わせて取り組んでいくことの重要性を認識している。3後2,後3,後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13
分野横断的能力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。3後4,後5,後6,後7,後8,後9,後10,後11,後12,後13

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80200000100
基礎的能力6010000070
専門的能力0000000
分野横断的能力2010000030