実用英語演習Ⅱ

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和06年度 (2024年度)
授業科目 実用英語演習Ⅱ
科目番号 4M036 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 4
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 English Grip:本多吉彦・Robert Kickling:金星堂:978-4-7647-3856-0
担当教員 熊谷 健

到達目標

・高専でこれまで学習した内容の復習と、基本的な文法項目の定着を計り、大学レベル及び国際的に活躍する技術者に必要とされる英語力の基礎固めの完成を目指す。
・会話表現や文法項目の学習、英文読解や、ライティング能力の向上につながる並べ替えなどを含む総合的な演習問題を行い、「読む・書く・聞く・話す」の4技能の向上を目指す。
・TOEIC テストにも頻繁に出される語彙の習得をすることで、実質的なTOEIC の得点アップも目標とす る。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1基本的な英文法の理解に基づき、リーディング教材の各種問題を解いたり、英文を適切に読み解くことができる。 基本的な英文法の理解に基づき、 リーディング教材の各種問題を解 くことができる。基本的な英文法の理解に基づき、 リーディング教材の各種問題を解 くことができない。
評価項目2音読がスムーズにでき、英語のリ ズム、発音、アクセントを的確に 表現でき、英語を聞いたり話した りする能力に応用できる。シャドーイングを含めた音読がス ムーズにでき、英語のリズム、発 音、アクセントを的確に表現でき る。シャドーイングを含めた音読がス ムーズにできず、英語のリズム、 発音、アクセントを的確に表現で きない。
評価項目3英語力に必要な教養(文化的、社会 的、歴史的背景知識)を得て、英語 の4技能に対応する総合力を獲得 することができる。 英語力に必要な教養を得て、英語 の4技能に対応する総合的な練習 問題を解くことができる。英語力に必要な教養を得ることが できず、英語の4技能に対応する 総合的な練習問題を解くことがで きない。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
・本授業は学生個々人の学習活動に重点を置く。
・英文法の復習と基礎固めをすると共に、TOEIC テスト頻出語彙も学習する。
・一方的な解説にならないよう、個々人の理解度を確認しながら授業を進める。
・英語講読教材に導入されている語彙やむ英語表現を学習するとともに発音練習やリスニングの学習活動を通して、 英語の知識の定着を計る。
授業の進め方・方法:
1.まず始めに、毎回、「今日のポイント」として授業の学習重要ポイントを提示する。
2.文法や語彙、内容を意識しながら、リーディング教材をシャドーイングする。
3.語彙の内部構造(複合と派生)に注意しながら、英単語の綴り、発音、アクセント、意味を確認する。
4.読解問題を解きながら、リーディング教材の内容把握を行う。
5.文法・ライティング問題を解きながら、リーディング教材で扱われている文法事項の確認と定着をはかる。
6.発音・リスニング問題を解きながら、リーディング教材で学んだものの応用力を身に付ける。
注意点:
・本科目は必修の履修単位です。単位振替可能な科目で、振替手続きをしている学生のみ免除科目となります。
・英語力をつけるには、積極的に学習することが不可欠です。予習の段階で丹念に辞書を引き、授業でその学習項目を確認し、分からない部分は積極的に質問して下さい。
・発音やスピーキングの練習においても積極的に声を出して下さい。発音やアクセント、イントネーションも重要ですので、ノートに書くようにして下さい。
・復習は計画的に行い、学習項目の理解と定着を先延ばししないようにして下さい。
・英語学習全体を通して辞書の積極的活用は、体系的な知識形成に大いに役立つので、是非実行して下さい。これらの作業も準備したノートに残すようにして下さい。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 Introduction シラバスの説明:授業紹介、授業目標、教科書の使い
方、評価方法など
2週 Unit 12 Business Profile --- 過去時制。さまざまな動詞の過去形を学ぶ ・過去時制の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
3週 Unit 13 Schedules --- 未来。さまざまな未来表現を学ぶ ・さまざまな未来表現を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
4週 Unit 14 Computers and the Internet --- 現在完了時制・過去完了時制。「完了形」を学ぶ ・現在完了時制・過去完了時制を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
5週 Unit 15 Industry and Manufacturing --- 能動態と受動態。受け身の文を学ぶ ・能動態と受動態を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
6週 Unit 16 Making Arrangements--- 接続詞(2)従属接続詞。従属節の働きを学ぶ ・従属接続詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
7週 Unit 17 Business Culture ---否定文。さまざまな否定表現を学ぶ 学習項目のまとめと復習
8週 中間試験 習熟度の確認
4thQ
9週 中間試験の解答、学習事項の再確認、今後の注意事項 の確認 学習内容理解への傾向と対策の検討
10週 Unit 18 Recruitment --- 疑問文・疑問詞・付加疑問文。 ・疑問文・疑問詞・付加疑問文を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
11週 Unit 19 Entertaining and Socializing --- 関係代名詞・関係副詞。関係詞の種類と使い方を学ぶ ・ 関係代名詞・関係副詞の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
12週 Unit 20 Education --- 後置修飾。さまざまな後置修飾表現を学ぶ ・さまざまな後置修飾表現を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
13週 Unit 21 Banking --- 仮定法。仮定法過去形、仮定法過去完了形、その他の仮定法の表現を学ぶ ・さまざまな仮定法の表現を十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
14週 Unit 22 Health --- 話法。直接話法と間接話法の使い方を学ぶ ・直接話法と間接話法の働きを十分に理解した上で、英文構造が適切に理解できる。
15週 後期期末試験 習熟度の確認
16週 期末試験の解答、学習事項の再確認 学習項目のまとめと復習

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文社会科学英語英語聞き手に伝わるよう、句・文における基本的なリズムやイントネーション、音のつながりに配慮して、音読あるいは発話できる。3
明瞭で聞き手に伝わるような発話ができるよう、英語の発音・アクセントの規則を習得して適切に運用できる。3
中学で既習の語彙の定着を図り、高等学校学習指導要領に準じた新出語彙、及び専門教育に必要となる英語専門用語を習得して適切な運用ができる。3
中学で既習の文法や文構造に加え、高等学校学習指導要領に準じた文法や文構造を習得して適切に運用できる。3
英語運用能力の基礎固め日常生活や身近な話題に関して、毎分100語程度の速度ではっきりとした発音で話された内容から必要な情報を聞きとることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を基本的な表現を用いて英語で話すことができる。3
説明や物語などの文章を毎分100語程度の速度で聞き手に伝わるように音読ができる。3
平易な英語で書かれた文章を読み、その概要を把握し必要な情報を読み取ることができる。3
日常生活や身近な話題に関して、自分の意見や感想を整理し、100語程度のまとまりのある文章を英語で書くことができる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、実際の場面で積極的にコミュニケーションを図ることができる。3
実際の場面や目的に応じて、基本的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト)を適切に用いることができる。3
英語運用能力向上のための学習自分の専門分野などの予備知識のある内容や関心のある事柄に関する報告や対話などを毎分120語程度の速度で聞いて、概要を把握し、情報を聞き取ることができる。3
英語でのディスカッション(必要に応じてディベート)を想定して、教室内でのやり取りや教室外での日常的な質問や応答などができる。3
英語でディスカッション(必要に応じてディベート)を行うため、学生自ら準備活動や情報収集を行い、主体的な態度で行動できる。3
母国以外の言語や文化を理解しようとする姿勢をもち、教室内外で英語で円滑なコミュニケーションをとることができる。3
関心のあるトピックについて、200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野のプレゼン等にもつながる平易な英語での口頭発表や、内容に関する簡単な質問や応答などのやりとりができる。3
関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し、必要な情報を読み取ることができる。3
英文資料を、自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう、英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる。3
実際の場面や目的に応じて、効果的なコミュニケーション方略(ジェスチャー、アイコンタクト、代用表現、聞き返しなど)を適切に用いることができる。3

評価割合

定期試験課題など合計
総合評価割合8020100
前期401050
後期401050