設計製図

科目基礎情報

学校 群馬工業高等専門学校 開講年度 令和04年度 (2022年度)
授業科目 設計製図
科目番号 2M004 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 3
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 通年 週時間数 前期:4 後期:2
教科書/教材 機械製図:林洋次監修:実教出版
担当教員 高山 雄介,五味 伸之

到達目標

□機械製図の基礎
 ・図面の役割と種類を適用できる
 ・線の種類と用途を説明できる
 ・図面を書くための約束事 (JIS 機械製図 ) を理解している
 ・図面を正しく読め、設計意図を理解できる
□機械要素の製図
 ・いろいろな形状の機械部品を図面に書くことができる
 ・構想図を描きながら構想をねることができる
□CAD製図
 ・CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1図面を書くための約束事 (JIS 機械製図 ) を理解し、説明できる図面を書くための約束事 (JIS 機械製図 ) を理解している図面を書くための約束事 (JIS 機械製図 ) を理解していない
評価項目2図面を正しく読め、設計意図を理解できる図面を正しく読める図面を正しく読めない
評価項目3いろいろな形状の機械部品を加工工程を意識して図面に書くことができるいろいろな形状の機械部品を図面に書くことができるいろいろな形状の機械部品を図面に書くことができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
片口スパナ、両口スパナ、トースカン、プランマブロック等を製図することにより、製図規格を深く理解し、図面に表すことが出来るように実技とともに座学を平行して行う。
授業の進め方・方法:
図面作成を行う実技科目である。
前期は,手書き製図を機械工学科 3F 設計実習室で行う。
後期は, 2D-CAD (Jw-cad)を機械工学科 3F 設計実習室で行う。
注意点:
Jw-cadでは、作製したデータを毎週忘れずに自分のUSBにデータを保存しておくこと。

授業の属性・履修上の区分

アクティブラーニング
ICT 利用
遠隔授業対応
実務経験のある教員による授業

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 両口スパナ(スケッチ) 実際の品物(両口スパナ)をトレースすることができる
2週 片口スパナ① JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
3週 片口スパナ② JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
4週 片口スパナ③ JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
5週 両口スパナ① JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
6週 両口スパナ② JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
7週 両口スパナ③ JIS 機械製図に基づく図面が書ける
曲率の異なる曲線を滑らかにつなぐことができる
8週 前期中間試験
2ndQ
9週 ねじの作図法 ねじの作図が書ける
10週 ねじ製図① ねじを含む組立図が書ける
11週 ねじ製図② ねじを含む組立図が書ける
12週 ねじ製図③ ねじを含む組立図が書ける
13週 断面図示 断面図示の種類を説明できる
14週 寸法公差の基本 寸法公差について説明できる
15週 豆ジャッキ 複雑な形状の品物を図面にできる
16週 前期期末試験
後期
3rdQ
1週 寸法公差・はめあい① 寸法公差・はめあいについて説明できる
2週 寸法公差・はめあい② 寸法公差・はめあいについて説明できる
3週 寸法公差・はめあい③ 寸法公差・はめあいについて説明できる
4週 Jw-cadの操作練習① Jw-cadを正しく操作できる
5週 Jw-cadの操作練習② Jw-cadを正しく操作できる
6週 Jw-cadの操作練習③ Jw-cadを正しく操作できる
7週 Jw-cadの操作練習④ Jw-cadを正しく操作できる
8週 後期中間試験
4thQ
9週 Jw-cadによる部品図の作画① Jw-cadによる部品図を作画できる
10週 Jw-cadによる部品図の作画② Jw-cadによる部品図を作画できる
11週 Jw-cadによる部品図の作画③ Jw-cadによる部品図を作画できる
12週 Jw-cadによる構想図の作画① Jw-cadによる部品図を作画できる
13週 Jw-cadによる構想図の作画② Jw-cadによる部品図を作画できる
14週 Jw-cadによる構想図の作画③ Jw-cadによる部品図を作画できる
15週 期末試験
16週 テスト返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野製図図面の役割と種類を適用できる。4
製図用具を正しく使うことができる。4
線の種類と用途を説明できる。4
物体の投影図を正確にかくことができる。4
製作図の書き方を理解し、製作図を作成することができる。4
公差と表面性状の意味を理解し、図示することができる。4
部品のスケッチ図を書くことができる。4
CADシステムの役割と基本機能を理解し、利用できる。4
ボルト・ナット、軸継手、軸受、歯車などの機械要素の図面を作成できる。4
機械設計標準規格の意義を説明できる。4
標準規格を機械設計に適用できる。4

評価割合

試験課題姿勢合計
総合評価割合404020100
基礎的能力20201050
専門的能力20201050
分野横断的能力0000