地球科学概論

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 地球科学概論
科目番号 4026 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 教員が編集・作成したプリントおよびプレゼンテーション資料、Adobe ReaderまたはPDFを表示し注釈記入できるアプリ
担当教員 木村 和雄

到達目標

①固体地球の特徴および地球表層や内部に見られる地学的事象を理解する。②地学的事象を自然史や災害・資源と関連づけてとらえることができる。 【Ⅱ-E】【Ⅶ-C】【Ⅷ-C】【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要な 到達レベル(可)
固体地球の特徴お よび地球表層や内 部に見られる地学的 事象を理解する(A- 1)。固体地球を構成す る物質や諸現象と人 類との関わりを理解 し、自然環境活用の よき未来像をイメー ジできる。地殻変動や資源形 成の要因となる地球 の内部構造と、地球 を構成する物質につ いて理解できる。地震をはじめとする 地殻変動とそれに伴 う災害について理解 できる。
地学的事象の観察 を通じて自然史や災 害と関連づけてとら えることができる(A- 1)。観察結果や地質図 などの情報を組み合 わせ、沖縄島付近の 自然史をおおまかに 復元出来る。地層・岩石・鉱物の 観察から、それらの 成因・形成環境を推 定することができる。身近に見られる地 層・岩石・鉱物(砂礫 層・石灰岩/砂岩/泥 岩/粘板岩/千枚岩・ 方解石/石英等)を 識別できる。

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
固体地球科学の基礎について、その成果や実社会との関わり・活用例を学ぶ。
授業の進め方・方法:
講義形式を主とするが、野外観察および地図・資料読解、標本観察なども含む。
注意点:
天候・進度との関係から項目の実施順序を入れ替える場合があるので、授業内での指示をよく聞くこと。野外観察(地学巡検)については「安全の手引き」該当頁を熟読のうえ、安全に細心の注意を払って参加すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 固体地球科学への招待 太陽系および固体地球を概観する。
2週 地震災害 地震災害の種類と事例を知る【Ⅷ-D】
3週 地震のメカニズム 地震の発生機構と観測・分析手法について知る【Ⅷ-C】【Ⅷ-D】
4週 地震の再来性 断層の活動パターンを知るための指標を学ぶ【Ⅷ-E】
5週 地球の形状と構造 地球の内部構造とその表面形態の関係を学ぶ【Ⅷ-E】
6週 地殻とリソスフェア 地球表層の物質とその区分・定義について知る。
7週 元素と鉱物 地球を構成する物質の最小単位について知る【Ⅶ-C】【Ⅷ-C】
8週 岩石と砕屑物 岩石の分類、成因と地球表層の物質循環を学ぶ【Ⅶ-C】【Ⅷ-C】
2ndQ
9週 地球史と地質年代 地質年代区分と年代決定法を学ぶ【Ⅷ-C】
10週 野外観察 または地質図の読解 高専周辺の岩石などを現地観察する。または地質図の判読により沖縄島の地史と構造を把握する【Ⅶ-C】【Ⅷ-C】【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】
11週 岩石鉱物資源 主な岩石資源の用途と成因・分布を知る【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】
12週 金属資源 主な金属資源の用途と成因・分布を知る【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】
13週 エネルギー資源 主なエネルギー資源の成因・分布と功罪を学ぶ【Ⅷ-D】【Ⅷ-E】
14週 火山活動 火山災害と火山の発達機構について学ぶ。
15週 プレートテクトニクス 地殻変動と火山活動を体系化する有力説を学ぶ【Ⅷ-E】
16週 期末試験

評価割合

試験レポート相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合603000010100
基礎的能力6030000090
主体的・継続的学修意欲000001010
分野横断的能力0000000