科学技術英語

科目基礎情報

学校 沖縄工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 科学技術英語
科目番号 5004 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械システム工学科 対象学年 5
開設期 通年 週時間数 1
教科書/教材 各担当者が準備した配布資料
担当教員 眞喜志 治,眞喜志 隆,宮田 恵守,比嘉 吉一,山城 光,田口 学,下嶋 賢,武村 史朗,津村 卓也,鳥羽 弘康,政木 清孝,安里 健太郎

到達目標

機械工学分野における図書・論文・プロシーディングス(前刷)など,英文で作成された題材を基に,当該分野に特徴的な専門用語,表現方法,論理展開などの学術論文に現れる明快な英文表現法について理解する.さらに,英文によるアブストラクト(概要)やプレゼン資料作成に必要な英作文能力を身に付ける.
【Ⅲ-B】英語:英語で積極的にコミュニケーションを図ろうとする態度や異文化を理解しようとする姿勢を見につけ,ある程度の的確さ,流暢さ,即応性を持って,社会性のある話題や自らの専門に関する基礎的な情報や考え方などを理解したり伝えたりできる.
【Ⅲ-B:3-1】語彙:中学で既習の語彙の定着を図り,高等学校学習指導要領に準じた進出語彙,及び専門科目に必要となる英語専門用語を習得して適切に運用できる.
【Ⅲ-B:5-5】英語コミュニケーション:関心のあるトピックについて,200語程度の文章をパラグラフライティングなど論理的文章の構成に留意して書くことができる.
【Ⅲ-B:5-7】英語コミュニケーション:関心のあるトピックや自分の専門分野に関する論文やマニュアルなどの概要を把握し,必要な情報を読み取ることができる.
【Ⅲ-B:5-8】英語コミュニケーション:英文資料を,自分の専門分野に関する論文の英文アブストラクトや口頭発表用の資料等の作成にもつながるよう,英文テクニカルライティングにおける基礎的な語彙や表現を使って書くことができる.
【Ⅶ-A】コミュニケーションスキル:日本語と特定の外国語を用いて相手の意見を聞くことができ,効果的な説明方法や手段を用いて,自分の意見を伝え,円滑なコミュニケーションを図ることができる.
【Ⅶ-A:1-1】コミュニケーションスキル:日本語と特定の外国語の文章を読み,その内容を把握できる.
【Ⅶ-A:1-2】コミュニケーションスキル:他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる.

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限必要なレベルの目安(可)
機械工学分野で現れる専門用語を理解し,専門用語を用いた簡単な英文を理解する.(60%)各単元ごとに課すレポートならびにプレゼン資料により評価する.英文課題を参考に,関連した機械工学分野の説明を,専門用語を交えて英文表現ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について理解し,日本語訳ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について断片的に理解できる.
英文図書・論文・前刷などで用いられる図・表などの表記法およびこれらを用いた議論・考察の表現法を理解する.(20%)各単元ごとに課すレポートならびにプレゼン資料により評価する.英文課題を参考に,その他の図・結果の説明を,専門用語を交えて英文表現ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について理解し,日本語訳ができる.英文課題に対して,辞書等による調査により記載事項について断片的に理解できる.
英文によるプレゼン資料が作成でき,それを用いてプレゼンテーションができる.(20%)プレゼン資料とプレゼンテーションにより評価する.右に加えて,他の受講者が理解しやすいプレゼンテーションを実施できる.右に加えて,図表を用いた英文の説明が加筆され,プレゼンテーションができる.辞書等による調査や,英文課題を参考に,英語で平易なプレゼン資料が作成できる.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
授業計画に記載の通り,担当教員によるオムニバス形式で実施する.
授業の進め方・方法:
使用する教材は,機械工学に関連するものを担当教員がそれぞれ準備する.
授業形態,対象分野などの実施内容については,担当教員によって異なるものの,評価基準ならびにその方法については上記へ記載の通り統一した基準により評価する.
注意点:
総合評価:
各単元(3課題)ごとに課すレポートを60%,チーム演習の成果物であるプレゼン資料を20%,プレゼンテーションを20%(相互評価)で評価を行い,60%以上をもって合格とする.

備考:
(各科目個別記述)
・この科目の主たる関連科目は英語(1,2,3年),実用英語(1-5年),科学技術英語(3年)、科学技術英語(4年)および機械工学関連科目の全てである.
(モデルコアカリキュラム)
・ 対応するモデルコアカリキュラム(MCC)の学習到達目標、学習内容およびその到達目標を【】内の記号・番号で示す。
(航空技術者プログラム)
・ 【航】は航空技術者プログラムの対応項目であることを意味する。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 科学技術英語の基礎1-1 シラバス説明,科学技術表現(1)
2週 科学技術英語の基礎1-2
課題:授業の予習・復習
科学技術表現(2)
3週 科学技術英語の基礎1-3
課題:授業の予習・復習
科学技術表現(3)
4週 科学技術英語の基礎1-4 課題発表
5週 英文読解1-1
課題:授業の予習・復習
機械材料・力学に関連する英文読解
6週 英文読解1-2
課題:授業の予習・復習
機械材料・力学に関連する英文読解
7週 英文読解1-3
課題:授業の予習・復習
機械材料・力学に関連する英文読解
8週 英文読解2-1
課題:授業の予習・復習
ロボット工学に関連する英文読解
2ndQ
9週 英文読解2-2
課題:授業の予習・復習
ロボット工学に関連する英文読解
10週 英文読解2-3
課題:授業の予習・復習
ロボット工学に関連する英文読解
11週 英文演習1-1
課題:プレゼンテーション準備
演習の実施方法,評価方法の説明,チーム別プレゼン資料作成・プレゼンテーション準備
12週 英文演習1-2
課題:プレゼンテーション準備
チーム別プレゼン資料作成・プレゼンテーション準備
13週 英文演習1-3
課題:プレゼンテーション準備
チーム別プレゼン資料作成・プレゼンテーション準備
14週 英文演習1-4 最終プレゼンテーション(相互評価),最終報告書作成
15週 英文演習1-5 最終プレゼンテーション(相互評価),最終報告書作成
16週
後期
3rdQ
1週
2週
3週
4週
5週
6週
7週
8週
4thQ
9週
10週
11週
12週
13週
14週
15週
16週

評価割合

試験発表レポート合計
総合評価割合04060100
基礎的能力0103040
専門的能力0102030
分野横断的能力0201030