国語ⅠA(0200)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 国語ⅠA(0200)
科目番号 1M01 科目区分 一般 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 1
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 ①『古典を読んでみましょう』(ちくま新書)②『日本古典文学読本』(筑摩書房) ③『新精選古典B漢文編』(明治書院) ④『新訂 国語図説 五訂版』(京都書房) ⑤『常用漢字の標準演習 改訂版』(東京書籍)
担当教員 齋 麻子,海野 かおり

到達目標

①自主探究のポスター作成ができる。聴衆に自分の考えを伝えることができる。
②日本古典文学について、基礎知識と文学史的背景をふまえた作品鑑賞ができる。漢文の初歩的な読解ができる。現代文の理解ができる。語彙力を高める。言葉の大切さを理解する。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
自主探究のポスター作成自分の考えを伝えるポスターを他者が理解しやすいように作成することができる。自分の考えを伝えるポスターを作成することができる。自分の考えを伝えるポスターを作成することができない。
聴衆に自分の考えを伝える聴衆が十分に理解できるように配慮しながら自分の考えを伝えることができる。聴衆に自分の考えを伝えることができる。招集に自分の考えを伝えることができない。
日本古典文学についての基礎知識日本古典文学について基礎知識を十分に踏まえて作品鑑賞ができる。日本古典文学につて基礎知識を踏まえた作品鑑賞ができる。日本古典文学について基礎知識をふまえた作品鑑賞ができない。
日本古典文学についての文学史理解日本古典文学について文学史的背景を踏まえた作品鑑賞が十分にできる。日本古典文学について文学史的背景を踏まえた作品鑑賞ができる。日本古典文学について文学史的背景を踏まえた作品鑑賞ができない。
漢文の初歩的な読解漢文の初歩的な読解が十分にできる。漢文の初歩的な読解ができる。漢文の初歩的な読解ができない。
現代文の理解現代文の理解が十分にできる。現代文の理解ができる。現代文の理解ができない。
語彙力自ら進んで語彙力を高めることができる。語彙力を高めることができる。語彙力を高めることができない。
言葉の大切さを理解する。言葉の大切さを十分に理解できる。言葉の大切さを理解できる。言葉の大切さを理解できない。

学科の到達目標項目との関係

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教育方法等

概要:
【開講学期】夏学期週4時間
①自主探究学習のポスター発表に必要なコミュニケーションスキルを身につける。
②基礎的な教養が得られるような代表的な作品を日本文学のさまざまなジャンルから選び、自国の言葉や文化を学習する。また、漢文に関する基礎的な知識と理解を身につける。併せて現代文の読解力を養う。
授業の進め方・方法:
①PCによるポスター作成を行う。また、ポスターを発表するための口頭発表の方法を学ぶ。
②教科書を中心に古典文学作品を鑑賞する。古文の読解を行い、歴史的背景を押さえ、作品理解を深める。漢文の文章について、読み方や解釈のしかたを習得する。併せて現代文の読解を行う。
注意点:
①ポスター作成に関する授業はPC室で実施する。口頭発表に関する授業は教室で実施する。
②定期的に漢字テストを行う。教科書・副教材の他に古語辞典と漢和辞典(電子辞書可)を持参すること。
①②共通…課題等の提出物は確実に提出すること。配布プリントは紛失しないように専用ファイルを準備すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ①ガイダンス・国語とは、自主探究学習とは、古典文学とは 授業の説明を聞いて、課題設定を理解できる。
2週 ②ガイダンス/古典を読んでみましょう 古典文学の世界観を把握できる。
3週 ①発表する内容を決定する ポスターのテーマを決定できる。
4週 ②古典導入/漢字テスト 古典文学作品の世界観を理解できる。
語彙力を向上することができる。
5週 ①ポスターを作る テーマに沿ったポスターを作ることができる。
6週 ②古典文学を読む 古典文学作品の世界観を理解できる。
7週 ①ポスターを作る テーマに沿ったポスターを作ることができる。
8週 ②古典文学を読む/漢字テスト 古典文学作品の世界観を理解できる。
語彙力を向上することができる。
2ndQ
9週 ①発表の練習 他者に自分の考えを伝えることができる。
10週 ②漢文の役割 漢文の基礎的なルールを理解できる。
11週 ①発表会 他者に自分の考えを伝えることができる。
12週 ②漢文・故事/漢字テスト 漢文の基礎的なルールを理解できる。
漢文の世界観を理解できる。
語彙力を向上することができる。
13週 ①振り返り…自主探究へ向けて 自らの発表内容を振り返り、問題点に気づくことができる。
14週 ②漢文・故事 漢文の世界観を理解できる。
15週 到達度試験 古文・漢文の知識を把握できる。
16週 ②(答案返却とまとめ) 古文・漢文の知識を把握できたか、確認できる。

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学国語国語論理的な文章(論説や評論)の構成や展開を的確にとらえ、要約できる。3前2,前4,前6,前8,前10
論理的な文章(論説や評論)に表された考えに対して、その論拠の妥当性の判断を踏まえて自分の意見を述べることができる。3前4,前6,前8,前10
文学的な文章(小説や随筆)に描かれた人物やものの見方を表現に即して読み取り、自分の意見を述べることができる。3前4,前6,前8,前10
常用漢字の音訓を正しく使える。主な常用漢字が書ける。3前4,前8
類義語・対義語を思考や表現に活用できる。3前4,前8,前10
社会生活で使われている故事成語・慣用句の意味や内容を説明できる。3前10
専門の分野に関する用語を思考や表現に活用できる。3前3,前5,前7,前9,前11,前13
実用的な文章(手紙・メール)を、相手や目的に応じた体裁や語句を用いて作成できる。3前3,前5,前7
報告・論文の目的に応じて、印刷物、インターネットから適切な情報を収集できる。3前3,前5
収集した情報を分析し、目的に応じて整理できる。3前1,前2,前3,前5
報告・論文を、整理した情報を基にして、主張が効果的に伝わるように論理の構成や展開を工夫し、作成することができる。3前3,前5,前7,前9
作成した報告・論文の内容および自分の思いや考えを、的確に口頭発表することができる。3前9,前11
課題に応じ、根拠に基づいて議論できる。3前3,前13
相手の立場や考えを尊重しつつ、議論を通して集団としての思いや考えをまとめることができる。3前9
新たな発想や他者の視点の理解に努め、自分の思いや考えを整理するための手法を実践できる。3前13,前16
分野横断的能力汎用的技能汎用的技能汎用的技能他者とコミュニケーションをとるために日本語や特定の外国語で正しい文章を記述できる。3前1,前3,前5,前7,前8,前9,前11,前13,前15,前16
他者が話す日本語や特定の外国語の内容を把握できる。3前1,前2,前3,前4,前5,前6,前7,前8,前9,前10,前11,前12,前13,前14,前15,前16
日本語や特定の外国語で、会話の目標を理解して会話を成立させることができる。3前1,前3,前5,前7,前9,前11,前13
円滑なコミュニケーションのために図表を用意できる。3前5,前7,前9,前11,前13
円滑なコミュニケーションのための態度をとることができる(相づち、繰り返し、ボディーランゲージなど)。3前9,前11,前13
他者の意見を聞き合意形成することができる。3前1,前3,前9,前13
合意形成のために会話を成立させることができる。3前1,前3,前9,前13
グループワーク、ワークショップ等の特定の合意形成の方法を実践できる。3前1,前3,前9,前13
書籍、インターネット、アンケート等により必要な情報を適切に収集することができる。1前3,前5,前7
収集した情報の取捨選択・整理・分類などにより、活用すべき情報を選択できる。1前3,前5,前7
収集した情報源や引用元などの信頼性・正確性に配慮する必要があることを知っている。2前3,前5,前7
情報発信にあたっては、発信する内容及びその影響範囲について自己責任が発生することを知っている。2前3,前5,前7
情報発信にあたっては、個人情報および著作権への配慮が必要であることを知っている。2前3,前5,前7
目的や対象者に応じて適切なツールや手法を用いて正しく情報発信(プレゼンテーション)できる。2前3,前5,前7,前9,前11,前13
あるべき姿と現状との差異(課題)を認識するための情報収集ができる1前3,前5,前7,前9,前11
複数の情報を整理・構造化できる。1前3,前5,前7,前9,前11
課題の解決は直感や常識にとらわれず、論理的な手順で考えなければならないことを知っている。1前3
グループワーク、ワークショップ等による課題解決への論理的・合理的な思考方法としてブレインストーミングやKJ法、PCM法等の発想法、計画立案手法など任意の方法を用いることができる。1前3
どのような過程で結論を導いたか思考の過程を他者に説明できる。1前5,前7,前9,前11
適切な範囲やレベルで解決策を提案できる。1前5,前7,前9,前11
事実をもとに論理や考察を展開できる。1前5,前7,前9,前11
結論への過程の論理性を言葉、文章、図表などを用いて表現できる。1前5,前7,前9,前11
態度・志向性(人間力)態度・志向性態度・志向性周囲の状況と自身の立場に照らし、必要な行動をとることができる。1前1,前2,前3,前5,前7,前9,前11,前13
自らの考えで責任を持ってものごとに取り組むことができる。1前1,前2,前3,前5,前7,前9,前11,前13
目標の実現に向けて計画ができる。2前3,前5,前7,前9,前11,前13
目標の実現に向けて自らを律して行動できる。2前3,前5,前7,前9,前11,前13
日常の生活における時間管理、健康管理、金銭管理などができる。1前3,前5,前7,前9,前11,前13
社会の一員として、自らの行動、発言、役割を認識して行動できる。2前3,前13
チームで協調・共同することの意義・効果を認識している。2前9
チームで協調・共同するために自身の感情をコントロールし、他者の意見を尊重するためのコミュニケーションをとることができる。2前9
当事者意識をもってチームでの作業・研究を進めることができる。2前9
チームのメンバーとしての役割を把握した行動ができる。2前9
リーダーがとるべき行動や役割をあげることができる。1前9
適切な方向性に沿った協調行動を促すことができる。1前9
リーダーシップを発揮する(させる)ためには情報収集やチーム内での相談が必要であることを知っている1前9
他者のおかれている状況に配慮した行動がとれる。1前9
コミュニケーション能力や主体性等の「社会人として備えるべき能力」の必要性を認識している。1前9
総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力総合的な学習経験と創造的思考力公衆の健康、安全、文化、社会、環境への影響などの多様な観点から課題解決のために配慮すべきことを認識している。1前9

評価割合

試験漢字テスト課題提出等ポスター発表合計
総合評価割合40104010100
基礎的能力40104010100
専門的能力00000
分野横断的能力00000