到達目標
自然環境と人間の生活についての地理的見方、考え方が理解できる。
環境、国際社会など地理的な課題について自分自身との関わりを自覚し、広い視点を持ち、論理的に考えることができる。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
| 自然的環境への高い関心と防災意識を持つことができる。 | プレートテクトニクス、大気の大循環のメカニズムが理解できる | 地震や気象災害、温暖化の被害等について理解できない。 |
| 気候変動に関する英文教科書が読解できる | ケッペンによる各気候区の概念が理解できる | 自然環境と人間活動の関係が理解できない |
| 持続可能な社会に向けて積極的に活動することができる | 地球環境問題と環境保全の考え方が理解できる | 持続可能性、多様性の意味を理解できていない |
| 世界の資源・エネルギーおよび産業について構造的な課題を理解できる | 世界の資源・エネルギーおよび産業について、授業でとりあげた内容を理解できる | 世界の資源・エネルギーおよび産業について、授業でとりあげた内容を理解できない |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP1
説明
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地域志向 〇
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教育方法等
概要:
【開講学期】春~夏学期 週2時間
世界の自然的環境と人間社会との関係、地域内あるいは地域間のさまざまな現象の構造や関係を理解する。
それは自分自身と、地域、国際社会、地球環境とのつながりを考えることでもある。
網羅的な知識より、諸事象の構造や関係性の理解を重視し、また現代の環境問題や国際化・情報化社会に主体的に向き合っていくための原則や基本的考え方を養うことを目標とする。
授業の進め方・方法:
地理Ⅰ(春・夏学期)では主に「自然環境(地形・気候)」、「地球環境問題と持続可能な社会」、「資源、エネルギー」、「産業」についての基礎的な講義を進める。世界の自然環境と産業・経済活動の地理的な捉えかた、考え方について学ぶ。いくつかのテーマについて英語のテキストブック(GCSE Geography)を使用して授業を行う。
注意点:
授業中は板書ノートをしっかりとること。また、学習内容の復習とともに、学習のプロセスとそこから気づいたことを各自よくふりかえり整理しておくことが必要。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
地理的見方・考え方 |
グローバルな社会や地球環境の見方を理解する。
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2週 |
地形と地形形成営力 |
外的営力と内的営力、さらに内的営力の主要学説としてのプレートテクトニクスについての基礎的理解。
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3週 |
気候環境 |
気候の概念、および気候の変化をもたらす基礎的な気象のメカニズムについて理解する。
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4週 |
気候区分(1) |
気候区分の基本としてケッペンの気候区分の考え方について理解する。
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5週 |
気候区分(2) |
ケッペンの気候区分の概要と、地域差をもたらす気候因子との関係を理解する。
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6週 |
地球環境問題(1) |
地球温暖化はじめ主な地球環境問題の原因と対策について説明できる。
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7週 |
地球環境問題(2) |
環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。
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8週 |
環境問題の構図 |
Sustainable Development の概念と、そこに至る国際的な環境問題への取組みや議論の過程を理解する。
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2ndQ |
9週 |
資源とエネルギー |
世界的な資源の分布とエネルギー問題の概要を理解する。
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10週 |
産業(1) |
狩猟・採集、農耕、工業、情報、Society 5.0へと、産業と社会の発達過程について理解する。
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11週 |
産業(2) |
農業の発達~現代の食糧生産・供給産業の問題を理解するとともに、食育、消費者教育の観点から身近な課題に取り組めるようになる。
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12週 |
産業(3) |
世界の工業立地とその変容について理解する。
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13週 |
持続可能な社会へ(1) |
環境、経済、社会を包括する持続可能性とは何か、考えることができる。SDG'sについて理解を深める。
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14週 |
持続可能な社会へ(2) |
持続可能な社会を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。
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15週 |
到達度試験 |
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16週 |
ふりかえりとまとめ |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
基礎的能力 | 自然科学 | ライフサイエンス/アースサイエンス | ライフサイエンス/アースサイエンス | 生態系の構成要素(生産者、消費者、分解者、非生物的環境)とその関係について説明できる。 | 3 | 前8 |
生態ピラミッドについて説明できる。 | 3 | 前8 |
熱帯林の減少と生物多様性の喪失について説明できる。 | 3 | 前6 |
地球温暖化の問題点、原因と対策について説明できる。 | 3 | 前6 |
工学基礎 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 技術者倫理(知的財産、法令順守、持続可能性を含む)および技術史 | 環境問題の現状についての基本的な事項について把握し、科学技術が地球環境や社会に及ぼす影響を説明できる。 | 3 | 前7 |
環境問題を考慮して、技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 前6,前10 |
国際社会における技術者としてふさわしい行動とは何かを説明できる。 | 3 | 前1,前10 |
過疎化、少子化など地方が抱える問題について認識し、地域社会に貢献するために科学技術が果たせる役割について説明できる。 | 3 | |
全ての人々が将来にわたって安心して暮らせる持続可能な開発を実現するために、自らの専門分野から配慮すべきことが何かを説明できる。 | 3 | 前10 |
評価割合
| 試験 | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 100 | 100 |
専門的能力 | 0 | 0 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |