到達目標
1.原子と原子核、放射線について理解する。原子核の構造と表記法をマスターする。
2.核分裂と核融合、原子炉の原理について理解する。
ルーブリック
| 理想的な到達レベルの目安 | 標準的な到達レベルの目安 | 未到達レベルの目安 |
原子と原子核、放射線、原子核の構造と表記法 | 原子と原子核の成り立ち、放射線について理解し、原子核の崩壊現象を数式を使って正しく予測できる。 | 原子と原子核の成り立ち、放射線について理解している。原子核の構造と表記法を正しく理解している。 | 原子核の崩壊現象が理解できていない。 |
核分裂と核融合、原子炉の原理 | 核分裂と核融合、原子炉の原理について理解し、核反応で生じるエネルギーや、原子炉の冷却に関わる物理量を正しく計算できる。 | 核分裂と核融合、原子炉の原理について理解し、核反応で生じるエネルギーを求めることができる。 | 核反応で生じるエネルギーの計算が正しくできない。 |
学科の到達目標項目との関係
ディプロマポリシー DP4
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ディプロマポリシー DP5
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教育方法等
概要:
この科目は、原子核や放射線の物理的な性質を理解し、原子力発電の概要、核反応、原子炉の原理を講義形式で授業を行うものである。全8週のうち、第5週から第7週の授業は、大学で原子力教育の新しい展開について実践・研究している者が担当する。
授業の進め方・方法:
原子力工学概論A(春学期)では、原子核とその結合エネルギー、放射性同位体や放射線の基礎的事項、および下記項目①を学ぶ。なお、原子力工学概論B(夏学期)では、下記項目②③④を学ぶ。
①原子力発電とその基礎となる、核分裂・核融合、原子炉の原理について学ぶ。
②原子力発電の詳細とその安全対策について学ぶ。
③原子燃料サイクルについて学ぶ。
④放射能と放射線に関する安全対策と規制について学ぶ。
注意点:
原子力工学概論A(春学期)を受講した学生は、引き続き原子力工学概論B(夏学期)も受講することが望ましい。なお、原子力工学概論A(春学期)を受講しない学生は、原子力工学概論B(夏学期)を受講できないので注意すること。
選択者は、原子力に関心を持つ学生であること。また、将来、自分の専門を活かしつつ、原子力に携わることを希望する学生が望ましい。さらに、原子力に関わる卒業研究につなげることが望ましい。
授業計画
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週 |
授業内容 |
週ごとの到達目標 |
前期 |
1stQ |
1週 |
ガイダンス、原子と原子核 |
空間スケール、質量の観点から原子核について理解する。
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2週 |
原子核の構造と表記法 |
原子核の構造を理解し、表記法をマスターする。
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3週 |
原子核の崩壊と放射線、放射能 |
原子核の崩壊現象を理解する。放射線と放射能の違いを理解する。
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4週 |
放射線の計測(放射線測定器の種類と原理) |
放射線の計測の基本原理を理解する。
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5週 |
原子力工学の概要(原子力発電の意義、原子力発電の展望) |
原子力発電の意義、原子力発電の展望について理解する。
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6週 |
核分裂・核融合 |
核分裂と核融合の違いについて理解する。
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7週 |
原子炉の原理 |
原子炉の構造や基本原理を理解する。
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8週 |
まとめ(原子力の物理的な原理) |
原子力の物理的な原理について学んだことをまとめる
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2ndQ |
9週 |
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10週 |
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11週 |
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12週 |
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13週 |
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14週 |
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15週 |
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16週 |
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モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標
分類 | 分野 | 学習内容 | 学習内容の到達目標 | 到達レベル | 授業週 |
評価割合
| 到達度試験など | 合計 |
総合評価割合 | 100 | 100 |
基礎的能力 | 0 | 0 |
専門的能力 | 100 | 100 |
分野横断的能力 | 0 | 0 |