機械設計法Ⅱ(1081)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成31年度 (2019年度)
授業科目 機械設計法Ⅱ(1081)
科目番号 4M37 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 2
教科書/教材 機械設計法/塚田忠夫、吉村靖夫、黒崎茂、柳下福蔵/森北出版
担当教員 村山 和裕

到達目標

各機械要素の原理を理解し、その運動や力学を解析できるようになること。
JISなどの規格に基づいて、各機械要素の設計、選定が行えるようになること。
各機械要素の利害得失を考えることができるようになること。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1各機械要素の原理を理解し、その運動や力学を解析できる各機械要素の原理を理解し、その運動や力学を概ね解析できる各機械要素の原理を理解し、その運動や力学を解析できない.
評価項目2JISなどの規格に基づいて、各機械要素の設計、選定が正しく行える。JISなどの規格に基づいて、各機械要素の設計、選定が概ね行える。JISなどの規格に基づいて、各機械要素の設計、選定が行えない。
評価項目3各機械要素の利害得失を考えることができる.各機械要素の利害得失を概ね考えることができる.各機械要素の利害得失を考えることができない.

学科の到達目標項目との関係

ディプロマポリシー DP3 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】春学期週2時間,夏学期週2時間
機械設計法の講義では、社会や環境との関わりを考えながら製品を設計する視点について理解を深めるとともに、力学などの基礎知識を具体的な機械要素の設計に応用する方法を習得する。
授業の進め方・方法:
3学年に引き続き、ころがり軸受、軸,キー、ベルト、ブレーキの各機械要素の設計法、選定法について学ぶ。そして最後に、信頼性と安全性について触れる。
注意点:
演習時間を多く設けるので、その際は積極的に問題に取り組むこと。黒板に描かれた図はできるだけ丁寧にノートに写すこと。公式の暗記は避けること。電卓持参のこと。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 ころがり軸受(規格、寿命設計法) 転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。
2週 ころがり軸受(寿命設計法) 転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。
3週 ころがり軸受(演習) 転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。
4週 ころがり軸受(演習) 転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。
5週 軸(軸の種類,強度設計法) 軸の種類と用途を理解し、適用できる。軸の強度、変形、危険速度を計算できる。
6週 軸(演習) 軸の種類と用途を理解し、適用できる。軸の強度、変形、危険速度を計算できる。
7週 キー(強度設計法),軸継手 キーの強度を計算できる。軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。
8週 ベルト(ベルトの種類、規格、伝達動力) 巻き掛け伝動要素の種類と用途を理解し、適用できる。平ベルト伝動の伝達動力を計算できる.
2ndQ
9週 ベルト(伝達動力、演習) 平ベルト伝動の伝達動力を計算できる.
10週 ブレーキ(ブレーキの種類、設計法) ブレーキの種類と用途を理解し、適用できる。単ブロックブレーキの力学を計算できる.
11週 ブレーキ(設計法、演習) ブレーキの種類と用途を理解し、適用できる。単ブロックブレーキの力学を計算できる.
12週 信頼性と安全性 信頼性と安全性について説明できる。
13週 信頼性と安全性 信頼性と安全性について説明できる。
14週 信頼性と安全性 信頼性と安全性について説明できる。
15週 到達度試験
16週 答案返却

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
専門的能力分野別の専門工学機械系分野機械設計軸の種類と用途を理解し、適用できる。4前4
軸の強度、変形、危険速度を計算できる。4前5
キーの強度を計算できる。4前7
軸継手の種類と用途を理解し、適用できる。4前8
転がり軸受の構造、種類、寿命を説明できる。4前1
力学周速度、角速度、回転速度の意味を理解し、計算できる。4
すべり摩擦の意味を理解し、摩擦力と摩擦係数の関係を説明できる。4
ねじりを受ける丸棒のせん断ひずみとせん断応力を計算できる。4
丸棒および中空丸棒について、断面二次極モーメントと極断面係数を計算できる。4
軸のねじり剛性の意味を理解し、軸のねじれ角を計算できる。4

評価割合

到達度試験課題等合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000