情報処理Ⅰ(1020)

科目基礎情報

学校 八戸工業高等専門学校 開講年度 平成30年度 (2018年度)
授業科目 情報処理Ⅰ(1020)
科目番号 0317 科目区分 専門 / 必修
授業形態 演習 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 産業システム工学科機械システムデザインコース 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 入門ANSI-C/石田晴久ほか/実教出版
担当教員 細越 淳一,黒沢 忠輝

到達目標

Windowsシステムの基本操作が出来ること
eclipseにおけるプログラム開発手順が理解できること
C言語の文法を理解して簡単なプログラム作成ができること

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
Windowsシステムの基本操作Windowsシステムを有効に活用することができる。Windowsシステムの基本操作ができる。Windowsシステムの基本操作ができない
プログラム開発手順プログラム開発手順を有効に活用することができる。プログラム開発手順が理解できる。プログラム開発手順が理解できない
プログラム作成C言語の文法を有効に活用してプログラム作成ができる。C言語の文法を理解して簡単なプログラム作成ができる。C言語の文法を理解して簡単なプログラム作成ができない

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 DP2 説明 閉じる

教育方法等

概要:
【開講学期】冬学期週4時間
UNIXのシステム記述用言語として開発されたC言語は、流れ制御構造を完備し、データ構造もしっかりした構造化プログラミングのし易い本格的なプログラミング言語であり、現在コンピュータの汎用言語として定着している。ここでは演習を通して、C言語によるプログラミングの習得とアルゴリズムの基礎的事項を学ぶ。
授業の進め方・方法:
WindowsパソコンとC言語の統合開発環境ソフトeclipseを用いてプログラミング演習主体の授業を行う。演習問題を解きながらプログラミングの基本パターンを習得し、複雑なプログラムであっても基本パターンの組み合わせで出来ていることを知るようにする。
到達度試験80%、課題など20%として評価を行い、総合評価は100点満点として、60点以上を合格とする。答案は採点後返却し、達成度を伝達する。
注意点:
演習主体の授業なので、キーボードやパソコンの操作に早く習熟することが重要である。
適宜課題を課すのでこれにより自分の理解度を把握すること。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 eclipseの操作、Cプログラムの基礎 プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
2週 eclipseの操作、Cプログラムの基礎 プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
3週 定数、変数、データ型 定数と変数を説明できる。
4週 定数、変数、データ型 整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。
5週 入出力 データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。
6週 演算子 演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。
7週 演算子 算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。
論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。
8週 中間到達度試験
4thQ
9週 分岐 if文、if~else文、switch文 条件判断プログラムを作成できる。
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。
10週 分岐 if文、if~else文、switch文 条件判断プログラムを作成できる。
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。
プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
11週 繰り返し  for文、while文 繰り返し処理プログラムを作成できる。
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
12週 繰り返し  for文、while文 繰り返し処理プログラムを作成できる。
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。
プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
13週 繰り返し do~while文、break文、continue文 繰り返し処理プログラムを作成できる。
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。
14週 繰り返し do~while文、break文、continue文 繰り返し処理プログラムを作成できる。
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。
プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。
15週 到達度試験
16週 答案返却とまとめ

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力工学基礎情報リテラシー情報リテラシー論理演算と進数変換の仕組みを用いて基本的な演算ができる。3後2
コンピュータのハードウェアに関する基礎的な知識を活用できる。3後7
同一の問題に対し、それを解決できる複数のアルゴリズムが存在しうることを知っている。3後2,後11
与えられた基本的な問題を解くための適切なアルゴリズムを構築することができる。3後9,後11
任意のプログラミング言語を用いて、構築したアルゴリズムを実装できる。3後10,後11
専門的能力分野別の専門工学機械系分野情報処理プログラムを実行するための手順を理解し、操作できる。3後10,後12
定数と変数を説明できる。3後1
整数型、実数型、文字型などのデータ型を説明できる。3後3
演算子の種類と優先順位を理解し、適用できる。3後5
算術演算および比較演算のプログラムを作成できる。3後9
データを入力し、結果を出力するプログラムを作成できる。3後4
条件判断プログラムを作成できる。3後7,後9
繰り返し処理プログラムを作成できる。3後10

評価割合

試験課題合計
総合評価割合8020100
基礎的能力000
専門的能力8020100
分野横断的能力000