Embedded System

Course Information

College Anan College Year 2022
Course Title Embedded System
Course Code 1793501 Course Category Specialized / Elective
Class Format Lecture Credits School Credit: 1
Department Course of Information Engineering Student Grade 3rd
Term Year-round Classes per Week 前期:1 後期:1
Textbook and/or Teaching Materials
Instructor Okamoto Hiroyuki,Fukumi Junji,Yasuno Emiko

Course Objectives

1.組み込みマイコンの主要な構成と働きを説明できる。
2.組み込みマイコンで動作するプログラム(C言語)を作成する手順を説明できる。
3.組み込みマイコンに内蔵されている主要な周辺回路を用いる方法がわかる。
4.組み込みマイコンを用いてスイッチやLED、モータなどを制御する方法がわかる。

Rubric

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安最低限の到達レベルの目安
到達目標1組み込みマイコンの主要な構成と働きを説明でき、使用できる。組み込みマイコンの主要な構成と働きを説明できる。組み込みマイコンの主要な構成と働きを説明できない。
到達目標2組み込みマイコンで動作するプログラム(C言語)の作成手順を説明でき、マイコンを制御できる。組み込みマイコンで動作するプログラム(C言語)を作成する手順を説明できる。組み込みマイコンで動作するプログラム(C言語)を作成する手順を説明できない。
到達目標3組み込みマイコンに内蔵されている主要な周辺回路を用いる方法がわかり、利用できる。組み込みマイコンに内蔵されている主要な周辺回路を用いる方法がわかる。組み込みマイコンに内蔵されている主要な周辺回路を用いる方法がわからない。
到達目標4組み込みマイコンを用いてスイッチやLED、モータなどを制御する方法がわかり、自在に制御できる。組み込みマイコンを用いてスイッチやLED、モータなどを制御する方法がわかる。組み込みマイコンを用いてスイッチやLED、モータなどを制御する方法がわからない。

Assigned Department Objectives

学習・教育到達度目標 D-4 See Hide

Teaching Method

Outline:
本講義では,組み込み用ワンチップマイコンを対象として、その仕組みや利用方法を理解することを目的とし,「組み込みシステム実習」と連動して授業を実施する。実習ではマイコンプログラムを作成するが,これに用いるC言語は前学年までに学習していないため,最初にC言語の学習を行う。マイコンは,入出力用の機能モジュールをチップに内蔵しているが,その利用は基本的にレジスタアクセスによる。最初のマイコンシステムでは,レジスタを直接アクセスする実習を通して組み込みシステムを把握・理解する。次に,近年見られるようになった,ライブラリが準備され直接レジスタをアクセスすることなく各種機能が利用できるようになっているマイコンシステムについて学習する。
Style:
本講義で実習に必要な基礎的知識やシステムに関する情報を提示・説明し,実習の内容について解説する。まず,組み込みシステムを動作させるために必要なC言語を学習する。その後,ワンチップマイコンを用いた各種機能モジュールの構成や利用方法を学習する。次に,ライブラリが準備されたマイコンシステムについて,その構成や利用方法を学習する。
Notice:
この科目は別に開講される「組み込みシステム実習」の内容と密接に関係しており、授業で学習した内容を実際に確認することで内容をより理解することを目指す。したがって、授業でよくわからなかったことも、あきらめずに実習に取り組むことが大切である。

Characteristics of Class / Division in Learning

Active Learning
Aided by ICT
Applicable to Remote Class
Instructor Professionally Experienced

Course Plan

Theme Goals
1st Semester
1st Quarter
1st C言語(基礎) プログラム記述法,変数宣言,演算子(ビット演算,シフト演算)
2nd データ表現に関する解説と演習 コンピュータにおける記憶データと表現される値との対応が把握できる。
3rd 流れ制御に関する解説と演習 分岐,繰り返しなどの記述ができる。
4th 関数に関する解説と演習 関数の記述法,引数,戻り値などの取り扱いがわかる。
5th 変数とメモリの関係に関する解説と演習 変数とメモリ,アドレス演算子
6th ポインタに関する解説と演習 ポインタ変数,ポインタ変数と配列,ポインタ変数と関数の引数
7th 復習 これまで学んだことを理解してC言語のプログラムを作成できる。
8th 【前期中間試験】
2nd Quarter
9th (答案返却)
PCプログラムからマイコンのプログラムへ
開発環境操作手順が把握できている。
10th ディジタルI/Oの基礎 マイコンのディジタル信号入出力の方法を理解する。
11th ディジタルI/Oの基礎 ディジタル入出力により、スイッチ入力・LED点灯制御法がわかる。
12th カウント・タイマ
パルス波形制御
外部入力・内部クロックによるカウンタの動作・利用方法がわかる。
13th カウント・タイマ
パルス波形制御
カウンタ・タイマを用い、スイッチ押下回数や時間計測法がわかる。
14th A/D変換 A/D変換の基本的な機能,変換手順を理解し,可変抵抗器による電圧変更とその計測ができる。
15th 復習 マイコンによるディジタル入出力,カウンタ・タイマの取り扱い方法がわかる。
16th 【答案返却】 期末試験返却
2nd Semester
3rd Quarter
1st D/A変換 のこぎり波の生成を通し,D/A変換の基本的な機能,変換手順がわかる。
2nd D/A変換 波形の周波数や出力範囲を考慮したプログラムが作成できる。
3rd パルス波形制御 内蔵のタイマ・カウンタを用いたPWM波の発生方法・考え方がわかる。
4th パルス波形制御 PWM波の制御によるRCサーボの角度制御ができる。
5th ステッピングモータ制御 ステッピングモータの基本的な構造を把握し,その制御方法がわかる。
6th 通信によるデータ交換 マイコンとPC間の通信ができる。
7th 復習 D/A変換,PWM,ステッピングモータ制御,通信などについて理解する。
8th 【後期中間試験】
4th Quarter
9th ARMマイコンシステム概説 ARMマイコンシステムの利用法を把握する。
10th ディジタル入出力 LED点灯制御の方法がわかる。
11th ディジタル入出力 スイッチ検出の方法がわかる。
12th タイマ割り込み タイマ割り込みの方法がわかる。
13th PWM PWMによるDCモータの速度調整ができる。
14th LCD制御 LCD表示制御ができる。
15th 復習 ARMマイコンシステムの各種基本プログラム作成方法を把握する。
16th
【答案返却】
期末試験返却

Evaluation Method and Weight (%)

定期試験小テストポートフォリオ発表・取り組み姿勢その他Total
Subtotal8020000100
基礎的能力401000050
専門的能力401000050
分野横断的能力000000