プログラミング応用Ⅰ

科目基礎情報

学校 旭川工業高等専門学校 開講年度 平成29年度 (2017年度)
授業科目 プログラミング応用Ⅰ
科目番号 0059 科目区分 専門 / 必修
授業形態 講義 単位の種別と単位数 学修単位: 1
開設学科 機械システム工学科 対象学年 4
開設期 前期 週時間数 前期:2
教科書/教材 数値計算法(三井田・荒井、森北出版)
担当教員 石井 悟

到達目標

1. 工学分野の問題を数値的に扱う手法を説明でき、それらを計算できる。
2. 数値計算の手法を、C言語でプログラミングでき、それらを計算できる。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1(A2,D1,D2)工学分野の問題を数値的に扱う手法を説明でき、それらを導き出すことができる。工学分野の問題を数値的に扱う手法を説明でき、それらを計算することができる工学分野の問題を数値的に扱う手法を説明でき、それらを計算することができない。
評価項目2(A2,D1,D2)数値計算の手法を導き出し、C言語でプログラミングできる。数値計算の手法を、C言語でプログラミングでき、それらを計算できる数値計算の手法を、C言語でプログラミングでき、それらを計算できない。
評価項目3

学科の到達目標項目との関係

学習・教育到達度目標 機械システム工学科の教育目標② 説明 閉じる
学習・教育到達度目標 本科の教育目標③ 説明 閉じる
JABEE A-2 説明 閉じる
JABEE D-1 説明 閉じる
JABEE D-2 説明 閉じる
JABEE基準 (d) 説明 閉じる

教育方法等

概要:
数値計算法の基礎である連立1次方程式の解法、関数補間、数値積分の手法について学ぶ。
授業の進め方・方法:
計算式の導出や、理論的説明は最小限に留め、各テーマ毎に各自で計算プログラムを作成し、計算機による実行処理を行う実習を通して、計算方法や結果の精度に対する理解が深まるようにする。
注意点:
・教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目の割合は、A-2(50%),D-1(30%),D-2(20%)とする。
・総時間数45時間(自学自習15時間)
・自学自習時間(15時間)は、日常の授業(30時間)に対する予習復習、レポート課題の解答作成時間、試験のための学習時間を総合したものとする。
・評価については、合計点数が60点以上で単位修得となる。その場合、各到達目標項目の到達レベルが標準以上であること、教育プログラムの学習・教育到達目標の各項目を満たしたことが認められる。
・予習復習の成果を確認するために、学習ノートの提出を求めることがある。

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
前期
1stQ
1週 1.方程式の解

方程式の解を数値的に求める方法を説明できる。
2週 (1)2分法
2分法を説明できるとともに、計算プログラムをC言語を用いて作成できる。
3週 (2)ニュートン法 ニュートン法を説明できるとともに、計算プログラムをC言語を用いて作成できる。
4週 2.連立1次方程式 連立1次方程式を数値的に説く方法について説明できる。
5週 (1)ガウス・ジョルダン法 ガウス・ジョルダン法を説明できる。
6週    ガウス・ジョルダン法 ガウス・ジョルダン法の計算プログラムを作成できる。
7週 (2)ガウス・ザイデル法
次週、中間試験を実施する
ガウス・ザイデル法を説明できるとともに、これらの計算プログラムを作成できる。
8週 3.関数補間と近似式 離散データ群の補間法である関数補間について説明できる。
2ndQ
9週 (1)ラグランジュの補間法 データ群を補間するグランジュの補間法でを説明できる。また、計算プログラムを作成できる。
10週   ラグランジュの補間法 ラグランジュの補間法の計算プログラムを作成できる。
11週 (2)最小2乗法 実験データのような誤差を含むデータ群の関係を推論する最小2乗法を説明できる。
12週   最小2乗法 最小2乗法の計算プログラムを作成できる。
13週 4.数値積分 (1)台形公式 数値積分について説明できる。台形公式を説明できる。
14週 (2)シンプソンの公式 2次関数近似するシンプソン公式を説明できる。
15週 台形公式、シンプソンの公式 台形公式とシンプソン公式の計算プログラムを作成できる。
16週 前期末試験

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合70250500100
基礎的能力70250500100
専門的能力0000000
分野横断的能力0000000