歴史B

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 歴史B
科目番号 0039 科目区分 一般 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 学修単位: 2
開設学科 機械工学科 対象学年 2
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 詳説世界史 改訂版(検定教科書 世B 310)
担当教員 小谷 俊博

到達目標

激動する世界情勢の中で、価値観が揺らぎ確実に道を示してくれる基準や思想なども存在を疑われて久しい。その中で、世界の歴史を学ぶのは大変重要である。過去の人々もまた、生きてきた環境の大きな変化、信じてきた価値観の変容および消滅などを経験してきたのである。そうした人々の営為を知る意味は大きいこうしたことを考えつつ、授業にのぞんでもらいたい。

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1世界の歴史について十分な知識と理解を持ち、積極的に意見を述べることができる世界の歴史について一定の理解があり意見がある世界の歴史について十分理解しておらず、意見もない
評価項目2過去の世界で起きた出来事を多面的に理解し、説明することができる過去の世界で起きた出来事について一定の理解がある過去の歴史の出来事に対する理解や知識がない
評価項目3世界の歴史を学ぶことで得られた教訓やヒントを将来の日本や自分の問題とあわせ考えることができる世界の歴史を学ぶことから得られた教訓やヒントをある程度理解できる世界の歴史を学ぶことから教訓やヒントを得ることができない

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
歴史上の大きな事件、重要な人物の動向をおさえつつ、注目すべき事象を適宜紹介していく。この科目は学修単位科目のため、事前・事後学習を180分以上行うこと。
授業の進め方・方法:
授業資料を参照しつつ、教科書を中心に学習する。
注意点:

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 オリエンテーション 授業の方針を理解する。
2週 前期の復習 帝国主義から第一次世界大戦直前までの流れを理解する。
3週 第一次世界大戦とロシア革命 バルカン半島の危機からネップとソ連の成立までを理解する。
4週 ヴェルサイユ体制下の欧米諸国 ヴェルサイユ体制とワシントン体制からアメリカ合衆国の繁栄までを理解する。
5週 アジア・アフリカ地域の民族運動 第一次世界大戦と東アジアからアフリカの民族運動までを理解する。
6週 世界恐慌とファシズム諸国の侵略 世界恐慌とその影響からファシズム諸国の攻勢と枢軸の形成までを理解する。
7週 第2次世界大戦 ナチス=ドイツの侵略と開戦から対戦の結果までを理解する。
8週 戦後世界秩序の形成とアジア諸地域の独立 戦後世界秩序の形成から東アジア・西アジアの独立までを理解する。
4thQ
9週 米ソ冷戦の激化と西欧・日本の経済復興 朝鮮戦争と軍拡競争の激化からソ連の「雪どけ」と平和共存政策までを理解する。
10週 第三世界の台頭と米・ソの歩み寄り 第三世界の連携から第三世界の開発独裁と南・東南アジアの自立化までを理解する。
11週 石油危機と世界経済の再編 国際経済体制のいきづまりから冷戦の終結までを理解する。
12週 社会主義世界の変容とグローバリゼーションの進展 東欧の民主化から通商の自由化と地域統合の進展までを理解する。
13週 途上国の民主化と独裁政権の動揺 途上国の民主化からアジア社会主義国家の変容までを理解する。
14週 地域紛争の激化と深刻化する貧困 東欧・ロシアの地域紛争から紛争解決・軍縮の試みまでを理解する。
15週 まとめ 授業の内容を振り返り、全体の流れおよび重要なポイントの理解を深める。
16週

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力人文・社会科学社会地理歴史的分野民族、宗教、生活文化の多様性を理解し、異なる文化・社会が共存することの重要性について考察できる。3
帝国主義諸国の抗争を経て二つの世界大戦に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、平和の意義について考察できる。3
第二次世界大戦後の冷戦の展開からその終結に至る日本を含む世界の動向の概要を説明し、そこで生じた諸問題を歴史的に考察できる。3
19世紀後期以降の日本とアジア近隣諸国との関係について、その概要を説明できる。3

評価割合

レポート発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合10000000100
基礎的能力100000100
専門的能力000000
分野横断的能力0000000