材料力学Ⅰ

科目基礎情報

学校 木更津工業高等専門学校 開講年度 令和02年度 (2020年度)
授業科目 材料力学Ⅰ
科目番号 0076 科目区分 専門 / 必修
授業形態 授業 単位の種別と単位数 履修単位: 1
開設学科 機械工学科 対象学年 3
開設期 後期 週時間数 2
教科書/教材 深沢泰晴ほか著「材料力学I」パワー社,\3,000+税
担当教員 高橋 美喜男

到達目標

1.部材内の応力やひずみを説明できる
2.主応力とモールの応力円を説明できる
3.圧力容器とねじりにおける応力の計算ができる
4.軸とコイルの応力計算とはりの支点反力を説明できる

ルーブリック

理想的な到達レベルの目安標準的な到達レベルの目安未到達レベルの目安
評価項目1引張り・圧縮・せん断応力とひずみ・応力との関係などを実際の問題に活用できる.引張り・圧縮・せん断応力とひずみ・応力との関係などの問題を解くことができる.引張り・圧縮・せん断応力とひずみ・応力との関係などの問題を解くことができない.
評価項目2ねじり応力とねじれ角の関係などを実際の問題に活用できる.ねじり応力とねじれ角の関係などの問題を解くことができる.ねじり応力とねじれ角の関係などの問題を解くことができない.

学科の到達目標項目との関係

教育方法等

概要:
1.静力学の基礎とSI単位について学習する
2.引張り・圧縮・せん断応力とひずみ・応力との関係など材料力学の基礎について学習する
3.主に丸棒を対象としたねじり応力とねじれ角の関係などについて学習する.
授業の進め方・方法:
1.授業は講義形式で行う
2.授業中に計算問題を演習させ,それに基づいて授業を進めていく
注意点:
1.予習と復習をしっかり行い、わからないところがあれば次週の授業までに理解しておくこと
2.前回の授業がわからないまま次の授業時間を迎えることは厳禁
3.レポートの期限内提出を厳守すること

授業計画

授業内容 週ごとの到達目標
後期
3rdQ
1週 静力学の基礎と力のつり合い 静力学における力のつり合いを説明できる
2週 SI単位について SI単位を説明できる
3週 引張りおよび圧縮応力 引張りおよび圧縮応力を説明できる
4週 せん断応力 せん断応力を説明できる
5週 ひずみと応力の関係 ひずみと応力の関係を説明できる
6週 材料の機械的性質と安全率 材料の機械的性質と安全率を説明できる
7週 後期中間試験 試験実施
8週 答案返却 答案の返却と解説
4thQ
9週 棒の引張りと圧縮 棒の引張りと圧縮を説明できる
10週 自重による応力と変形 自重による応力と変形を説明できる
11週 引張圧縮の不静定問題 引張圧縮の不静定問題を説明できる
12週 熱応力 熱応力を説明できる
13週 丸棒のねじり応力 丸棒に働くねじり応力を説明できる
14週 ねじりの不静定問題 ねじりの不静定問題を説明できる
15週 いろいろな断面形状のねじり 代表的な断面形状のねじり応力を説明できる
16週 後期定期試験 試験実施

モデルコアカリキュラムの学習内容と到達目標

分類分野学習内容学習内容の到達目標到達レベル授業週
基礎的能力数学数学数学無限等比級数等の簡単な級数の収束・発散を調べ、その和を求めることができる。3
簡単な1変数関数の局所的な1次近似式を求めることができる。3
1変数関数のテイラー展開を理解し、基本的な関数のマクローリン展開を求めることができる。3
オイラーの公式を用いて、複素数変数の指数関数の簡単な計算ができる。3
2変数関数の定義域を理解し、不等式やグラフで表すことができる。3
合成関数の偏微分法を利用して、偏導関数を求めることができる。3
簡単な関数について、2次までの偏導関数を求めることができる。3
偏導関数を用いて、基本的な2変数関数の極値を求めることができる。3
2重積分の定義を理解し、簡単な2重積分を累次積分に直して求めることができる。3
極座標に変換することによって2重積分を求めることができる。3
2重積分を用いて、簡単な立体の体積を求めることができる。3

評価割合

試験発表相互評価態度ポートフォリオその他合計
総合評価割合80000020100
基礎的能力0000000
専門的能力80000020100
分野横断的能力0000000